ガウラの葉に斑点が!これって病気なの?ハクチョウソウの育て方

ガウラ表紙

春から秋まで長く花を咲かせてくれる、丈夫な宿根草ガウラ(≧▽≦)

コンパクトな矮性種から、大型種まで利用の幅もいろいろ。

そんなガウラですが、ふと見ると葉に赤い斑点が!!!

これは病気なのか?どうすればいいんだろう(◎_◎;)

今回はそんなガウラの斑点の対処法をお知らせします。

ガウラの斑点は病気ではない

大事なガウラが斑点だらけに(◎_◎;)

早く薬をかけなくちゃ!!

(-ω-)/ ちょっとお待ちください!それは病気ではありません!

この赤い斑点は病気ではありません。これは植物が寒さから身を守るための防御反応。

簡単に言えば、まだらになった「紅葉」(^_^;)

モミジ以外にも寒さにあたると葉を赤くする植物は多く、ガウラもその一つ。

ただ、きれいに葉が真っ赤にならないから、病気みたいに見えちゃうんですね。寒さが厳しくなるとは全体が赤く染まり、暖かくなると消えていきます。

慌てて薬とかかけなくても大丈夫ですよ。ゆっくり見守ってあげてください。

ガウラってどんな植物?

ガウラはいろいろな名前で呼ばれることがあるので、他の名前で憶えている方もいるかもしれませんね。

代表的なのが『ハクチョウソウ』このハクチョウは「白鳥」ではなく、白い蝶の「白蝶」

ひらひらと風に揺れる花の姿を蝶に見立てた名前ですね(≧▽≦)

また、最近はあまり使われませんが「ヤマモモソウ」(山桃草)の名前もあります。ピンクの花が咲くかららしいけど、ヤマモモの花とは似ても似つかない。普通の桃の花にならピンクの色は似ているんだけどね(^_^;)

ヤマモモの花

ガウラの名前は学名から

花色は主に、白からピンクの品種がほとんど。中には濃いピンクの品種なども出てきて人気。

白花じゃなくても「白蝶草」です(^_^;)

ガウラはアカバナ科ガウラ属。園芸品種はほとんどががうら・リンドハイメリ(Gaura lindheimeri) の交配種。

この属名から、お花屋さんでは「ガウラ」の名前で販売されることが多くなりました。

原産地は北アメリカのルイジアナ州南部とテキサス州に自生している多年草で、冬は株元にロゼット状の葉を残して越冬します。

その性質は丈夫で、耐寒性、耐乾性にも優れ、病害虫も付きにくくノーメンテナンスでも大株に育ちます。

耐寒性を表すUSDAゾーンは6~9。日本でも全国的にひろく栽培可能。

ただし、品種選びを間違うとかなりの大株に育つので、植える場所には注意しましょうね(-ω-)/

ガウラの育て方

基本的には丈夫な花なので、日当たりさえよければたいていの場所でよく育ちます。

一つの花は1~3日くらいで散ってしまう短命ですが、それを補って余りあるほどに次々と花穂を上げてきます!

花期も5月から11月の霜が降りるくらいまで休みなく花を咲かせる優秀さ!

初心者でも安心して育てられるお花です。

ガウラの土

ガウラはそれほど土は選ばないですが、水がとどまるような水はけの悪い場所は苦手です。

むしろ、やや乾燥気味のほうがよく根が張ります。

培養土なら大抵のものでよく育ちます。鉢植えの場合はすぐに根がいっぱいになるので、適時大きい鉢に植え替えを行いましょう。植え替え時期は特に選ばないですが、やはり春か秋に植え替えるのがおすすめです。

ガウラの肥料

やせ地でも育つくらい丈夫なので、地植えであればほとんど不要です。

鉢植えの場合は肥料が切れると花上りが悪くなるので、春の元肥として緩効性肥料(マグアンプKなど)と、生育期には10日に1度、液体肥料を追肥してあげましょう。

ガウラの好む環境

基本的には半日以上の日当たりと、水はけのよい土を好みますが、木漏れ日程度の半日陰でも十分に生育可能です。

しかし、その場合は貧弱に育ったり、花付きが極端に悪くなるので日当たりに植えるに越したことはありません。

耐寒性は強いですが、冬は地上部をマルチングして越冬させた方が春の生育がよくなるのでおススメです。

ガウラの水やり

水やりは、地植えであればほとんど必要のないガウラですが、生育旺盛なので鉢植えでは乾きすぎないようにしっかり与える必要があります。

過剰に乾燥させると、枯れることはなくても株が弱り、回復までに長い時間を必要とします。

乾きすぎる場合は、鉢を一回り大きく植え替えることをお勧めします(-ω-)/

ガウラも病気になります!

赤い斑点は病気ではないですが、「白い斑点」が出たらそれは病気です。

おそらく「うどん粉病」。

株が弱っているときに、風通しが悪く空気が乾燥しているときに発生します。

うどん粉病用の薬もありますが、植え替えて株を元気にする。もっと日当たりのいい場所に移動するなど、環境を変えないと再発する可能性が高いです(-ω-)/

葉が込み合っている中心部にカビが発生する「灰色カビ病」も、同じく環境を変えた方が薬をかけるよりも早く元気になる可能性が高いです。

まとめ

ひらひらとかわいらしい花が人気のガウラ。

品種によって30cm程度の小型種から、150㎝にもなる大型種までいろいろな品種があります。

大型種は4~5月に切り戻しすることで、枝数を増やしコンパクトに花数をたくさん咲かせることも可能です。

毎年株が大きくなり、それに合わせて花数もどんどん増えて存在感を増していきます。

手をかけず、長く花を楽しみたいならガウラはおすすめですよ(≧▽≦)

様々なお庭でご利用ください。

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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