ホヤって何?ラブラブハートの正体と育て方
さて質問です。『ホヤ』って何でしょう?
( `ー´)ノ「酒のつまみにいいんだよね~」
というあなたは東北人でしょう(^_^;)
それは水産物の珍味の「ホヤ」宮城が全国生産の80%を占める水産物だそうです。なかなかの珍味で美味しいらしい。
すまん(^_^;)筆者は食べたことないんだ。見た目はアレだけど、はまる人ははまるらしい……
興味のある方はコチラのリンクから購入できます(≧▽≦)
……って、ちが~~う(゚Д゚)ノ
今日、紹介するのはホヤは、ホヤでも『植物のホヤ』です。
目次(*´▽`*)
バレンタインデー・ホワイトデーなどに見かける謎の植物『ラブハート』の正体
お店でこんな鉢植え見たことはないですか?
商品名は『ラブラブジハート』や『ハートホヤ』と書かれていて、いったい何の植物なのか?ここからどのように成長していくのか?さっぱりわからない(^_^;)
多肉植物のような姿ではあるが、これはいったい何なんだ??(;´∀`)??
この植物の本当の名は『ホヤ カーリー』
ラブラブハートはもちろん本当の名前ではありません(゚Д゚)ノ
形からインスピレーションを受けて生産者が勝手につけた名前。
だから『ラブラブハート 育て方』などと検索しても、あまり期待する紹介にたどり着けなかったりします(^_^;)
植物としてはホヤ・カーリー、学名:Hoya kerrii 和名ではシャムサクラランというガガイモ科の植物。
問題はこのハートの姿からどのように育っていくのかということ。
では早速、ラブラブハートこと、ホヤ・カーリーの真の姿を紹介しましょう(゚Д゚)ノ
これがホヤ・カーリーの本来の姿。
お店で売られているのはこの葉を一枚挿し木したものだったんですね。
ラブラブハートが大人になるのは難しい
ハートがいっぱいでかわいらしいホヤ・カーリー。大きく育つのが楽しみですね(^^♪
しか~し!ほとんどのラブラブハートは、大きくなることなく枯れてしまう運命にあるんです(; ・`д・´)
成長点がない株は永遠にそのまま……
かわいらしい鉢に入れられて装飾されたラブラブハート。
水をやらなくても暖かい部屋で管理すれば、1~2ヶ月はその姿のまま楽しむことはできます。
しかし、たいていの場合は、次第に黄色くなって枯れてしまいます(。-`ω-)
中には、付け根からつるが伸びて再生してくることもあるけど、かなり稀。
生死を分けるのは、葉挿しされた株に成長点があるかどうかで決まります。
ラブラブハートを育てるなら植え替えが必須!
お店で売られているラブラブハートこと『ホヤ・カーリー』は倒れないようにのりで固められた砂などで埋められています。
このままではたとえ芽が伸びたとしても、まともに育つことはできません。固まった砂を砕くか、水に浸けて溶かして中のハート型の葉を取り出します。この時、葉の根元がどうなっているかでこの後育つかどうかが大きく分かれます(゚Д゚)ノ
もし掘り出したハート型の葉が赤い線で切られてしまっていたら、、、芽が伸びるのはかなり難しいです(-_-;)
掘り上げた葉に葉柄がついていて、枝も付いているようなら(青い線で切ったような状態なら)新芽が伸びる可能性はグンと高くなります。
植物は葉の付け根に次の枝を伸ばす芽ができやすいので、その部分があるかどうかはかなり重要。
赤い線で切られたものが、全部枯れるわけではないが、うまく根が出ても芽が伸びるにはかなり長い時間が必要となります。
「芽が出るまで2年かかった」という方もいらっしゃいました(^_^;)
どちらにしろ、固められたままでは生育は望めない。
元と同じくらいの鉢でいいので、挿し木用の土か、観葉植物の土などに植えてあげましょう。
うまく育てば夏には新芽が伸びて、つる状の茎が2m以上に育ちます。
つるが2mを越してくれば、夏に花を楽しむこともできます。
育てるつもりなら、葉が一枚のものではなく、株として育っているものを選びましょう。
ホヤの育て方
うまくつるが伸びてきたら、観葉植物として育ててあげよう。
ホヤは基本的に非常に丈夫で、初心者でも簡単に育てられます。葉っぱ一枚でも生きてるくらいだからね(≧▽≦)
簡単な管理方法について紹介するよ。
ホヤの植え替え、鉢と土
つるが伸びてきて、鉢が小さくなったら、5~9月の暖かい時期に一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
土は水はけのいい観葉植物用土などがおすすめ。鉢が大きすぎると水が乾かなくて『根腐れ』の危険があるよ。植物にあった大きさの鉢を選ぼう。
植え替えの際は、あまり根を傷めないように注意が必要。根を損傷するとその後の生育が悪くなる危険がある。
とは言っても難しいことはない。根鉢を崩さず、周りに土を足して植え替えるようにするだけでOKだ。
ホヤの管理、光と置き場所
ホヤは丈夫な植物なので、日が当たらない場所でも育てることはできます。
しかし、あまりに暗い場所では貧弱に育ち、花付きも悪くなります。
真夏の直射日光を避けて、できるだけ明るい場所で管理してあげましょう。
春から秋は屋外でもいいが、寒さは苦手、5度以下の温度で枯れてしまいます(;゚Д゚)
冬は室内管理が基本です。
ホヤの栽培、水やりと肥料
葉に水分を貯える多肉植物のような機能があるため、水は控えめで大丈夫。
土の加湿を嫌うので、乾燥気味に管理しましょう。
基本の水管理として、春~秋の生育期は、土が乾いたらしっかりと水をかけます。
冬は生育が劣るので、さらに乾燥気味に管理。
乾いていると思ってから数日後に与えるくらいでちょうどいいです。
ただし、空気中の湿度は高い方がいいので、霧吹きなどをかけてあげるのは効果的です。葉面散布用活力剤などもおすすめ。
肥料はほとんど必要としませんが、生育期の春~秋にゆっくり効く緩効性肥料を1~2ヶ月に1度、鉢の縁においてあげるといいでしょう。
もしくは10日に1度薄めの液体肥料を定期的に与えるのも効果的です。
ホヤの開花
上手に育てて、つるが1mを超えると初夏から秋にかけて、かわいい花をつけます。
一度咲いたら、毎年同じ場所から咲くようになるので頑張って育てましょう(≧▽≦)
つるは基本的に伸ばしたままで育てます。短く切ると花が咲かなくなってしまうことがあるよ。
伸びすぎて乱れる場合は、花後に伸びすぎている枝だけを切るようにしましょう。切りすぎると花が咲かなくなってしまいますよ。
まとめ
かわいらしいラブラブハートは、数か月で枯れてしまうものだと、初めから理解して育てましょう。
万が一新芽が出てきたら、それはラッキーなんです(≧▽≦)
最近は雑貨屋さんなどで販売されることもあるから、販売しているお店の店員さんもあまりわかっていないことも多い。
この後どう育つのか知らないけど、なんだかかわいいという理由だけで販売していることも多いです(^_^;)
生産者さんも、成長点の無い苗を販売するのはどうかと思いますネ。
お店では根元が堅められているので確認できない。
育つかどうかわからない状態で販売しなければならないのはお客様にも失礼です。
まさか「これ、ほとんど枯れるんです」といって販売するわけにもいかないですよね(-_-;)
この形の苗の仕立てはやめた方がいい!もしくは切花アレンジとしての位置づけで販売するべきだと思います!
今後改善されるといいですね(。-`ω-)
一定期間楽しむ『インテリア』としての購入なら、手はかからないし、病害虫の心配もないで、1月以上は楽しめるのでおススメです。
いろいろな鉢に入れて飾ってみてくださいね。
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
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