小学校1年生夏休みの宿題「あさがおの観察」を成功させる方法
目次(*´▽`*)
夏休み、あさがおの観察をはじめよう
どこの学校でも行われる「あさがおの観察日記」
夏休みになると子供たちが自分の背丈ほどに育った鉢を家に持って帰ってきます。
多くの学校では夏休み中は家で観察日記をつけて、夏休み明けに学校に持って戻ることになっていることでしょう。
しかし小学生の子供がまともに育てられるはずもなく、あさがおが元気に育つかどうかは、ほとんど”お母さんの腕”にかかっているといっても過言ではありません(^-^;
子供よりも親が悩む。あさがおの観察
子供たちは気楽なもので、むしろ親の方が枯らさないようにしなくちゃと気を使います(*_*)
普段からハナを育てているならともかく、花を育てるなんてそれこそ小学校以来(^_^;)
なんてお母さんもたくさんいるはず。
そこで、そんなお母さんたちのためにグリーンアドバイザーの筆者が”あさがおの育て方”攻略法をお教えします!
ポイントを押さえればあさがおは簡単に育つ!
筆者の子供が持ち帰ったあさがおは、筆者が少し手を貸してあげたことで夏休みが終わってもひたすら花を咲かせ続け、最終的に300個以上の種をつけたと子供が自慢げに話していました(^_^;)
本来あさがおは 丈夫な植物。だから小学校の教材に利用されるんです。
それが枯れてしまう。うまく育たないというのはなにか問題があるからです。
一つずつ確認してみましょう(=゚ω゚)ノ
虫はついていないか?
あさがおは虫はつきにくいですが、全くですつかないということもありません。まずじっくり観察して虫がいないか確認します。チェックポイントは枝の先端。ここにはたまにアブラムシがつきます。 べとべとしたゴマくらいの大きさの虫がいればそれがアブラムシ。
アブラムシはお花用の殺虫剤ならほとんどのもので退治できるので、ハンドスプレーを一つ用意して虫がいなくなるまで1~2週間ごとに散布しましょう。
もう一つ虫がつくとすれば、ハダニ。
こちらは非常に小さいので虫を見つけるのは困難。葉の色が白く抜けたように色が薄くなっている。葉の裏に細かいクモの巣状の網が張っていたらハダニの可能性が高いです。
ハダニは普通の殺虫剤が効かないので、ハダニ用殺虫剤を用意しましょう。
どちらの虫も風通しの悪い場所に置かれていると発生が多くなります。基本は日当たりのいい屋外で管理しましょう(*'▽')
水は切れていないか?
小学校の「あさがおセット」で使用される鉢は、土の容量が少ないことが多い。さらに強い水やりで土の量が減っていることもしばしば。
あさがおは水が切れると葉を垂らしてしんなりします。水をかければ回復はしますが、ひどく水を切ったり、水切れを繰り返すと植物にダメージが蓄積され弱っていきます。
旅行などで水をあげられない場合は、簡易自動潅水装置を利用するいいでしょう。
差しておくだけで必要な分水を吸い上げる簡単な給水装置が便利です(*'▽')
土は足りているか?
上でも書いたが、土の量が減ると水が切れやすくなります。
また言い方をかえれば、土の量は根が利用できるスペースとも言えます。植物は根がどれだけはれたかで株の成長が決まります。
特につる性の植物は地上部と同じだけ根が伸びるので、土の量が少ないと必然的に地上部も弱ってしまいます(。-`ω-)
減った土の補充には市販の”お花用の培養土”で大丈夫。
できれば100円均一などではなくきちんとしたお花屋さんの培養土を使ってください。
さらに、乾燥防止にたい肥などでマルチングを行うのがおすすめ。よりおすすめなのが「自然快気」などの活力剤マルチング材。
土壌の乾燥を防ぎ、さらに土に活力を与えます。
肥料は与えているか?
夏休みに持って帰ってくる頃には肥料が切れていることが多いです。
花を咲かせるためにはリン酸分の多い花用の肥料などを与えておきましょう。追肥は液肥を薄めに1週間に一回与えることで元気に育ちます。
やりすぎは逆効果ですよ。容量を守って与えましょうね(≧▽≦)
日当たりに置いてあるか?
あさがおは太陽が大好き。室内や日の弱い場所に置くとひょろひょろと貧弱なつるになってしまいます。
できるだけ日の当たる場所において管理しましょう。
これらを注意すればおそらく夏中元気に花を咲かせてくれるはずですよ(≧▽≦)
あさがおの秘密
あさがおの観察日記。ただ花を描くだけじゃない。一味違う、あさがおの観察ポイントをご案内(≧▽≦)
花の咲く時間を調べる
あさがおはいつ咲くか知っていますか?
それはもちろん”朝”ですよね。じゃあ、早起きして何時から咲くか調べてみましょう!
とはいえ、これは結構難しい(。-`ω-)
実はあさがおは日が出た時間ではなく、日没からの時間で約9時間後に開花するといわれているんです。なので早いときは3~4時頃から開花になります(^_^;)
それを観察するというのも大変なので、開花を観察するために時間を調整してみるのはどうでしょうか?
日か沈んでからも電灯の明かりを当てておくと開花時間をコントロールできるんです(゚Д゚)ノ
夜10時まで明るくしておけば、次の日朝7時ごろから開花させることができるはず。実際に咲くかどうかは実験してみよう(≧▽≦)
あさがおがどこで光を感じているか調べる
では、あさがおはどこで光を感じているのでしょう?
実は蕾そのものが光を浴びて開花のタイミングを計っています。
なので蕾を切って水に差しても暗くなって約9時間で花が開きます。
逆に明るいままだといつまでも開かないんです(゚Д゚)ノ
まとめ
あさがお面白いですよね!ぜひお子さんとあさがおで楽しんで下さい。
あさがおに蕾をつけるには”夜の時間が9時間以上にならなくてはいけない短日植物です。街灯などで夜も明るい場所では花が咲きにくいので注意しましょう。
また、万が一枯れてしまったとき、お花屋さんで代わりのあさがおを購入する際も注意が必要。
学校で育てるのは日本あさがおです。お花屋さんでは「西洋あさがお」や「ノアサガオ(琉球あさがお・宿根あさがお)」もただ”あさがお”として販売されていることがあります。
似ていても性質が全く違うのでご注意くださいね(^_^;)
あさがおの種類はこちらも参考にしてくださいね。
では、よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
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