枯らさない!岩沙参(イワシャジン)のポイント解説!

秋の山野草の代表。小さな釣り鐘型の紫の小花が風に揺れる姿は、まだ残暑の残る時期にも秋の訪れを感じさせてくれます。

「かわいいから買って帰るんだけど、みるみるうちに葉が茶色く禿げ上がってしまう」(;’∀’)

そんな経験をお持ちの方も多いのでは?今回はそんなイワシャジンについてご紹介!

イワシャジン表紙

高山植物イワシャジン

9月ごろになるころ、お店に並び始める「イワシャジン」だけど、お庭で咲いているのを見ることはないですよね。

それもそのはず、実は山の渓流に沿った岩場に生える高山植物なんです。

帰結に山歩きをすれば川沿いの湿り気のある岩場で良く見かけることができます。かわいいからと山から摘んでこようとしてもまず育たないので絶対にやめましょう(゚Д゚)

イワシャジンは地下に太い塊根があり、掘り上げるのは困難です。それに山の植物の乱獲は絶対にダメです。「私だけ…」という考えが希少植物の絶滅につながりかねません(゚Д゚)ノ

お店のイワシャジンと山のイワシャジンの違い

お店で販売されているイワシャジンと山で見かけるイワシャジン。全く同じものですが性質は若干異なってきます。

お店で販売されている苗は種から人の手によって平地で育てられてきた株。つまり人が育てる環境に慣らされているわけです。対して自然の山にあるイワシャジンは沢沿いの適度な水と乾燥、日当たり、気温とすべてがバランスよくつながった場所にのみ生育します。

成長の過程で環境に対する順化が行われている”お店のイワシャジン”の方が絶対的に育てやすくなっているんです(≧▽≦)

イワシャジンって何の仲間?

イワシャジンンはキキョウ科ツリガネニンジン属( Adenophora takedae )の多年草。

よく見ると確かに小さい桔梗のような花ですよね(*’▽’)

分布は本州の山地。花は9から10月ごろに咲きます。基本は紫ですが、たまに白花もあります。

土の中にある塊根が生薬「シャジン(沙参)」が採れるツリガネニンジン属の植物に似ていることと、渓流に沿った岩場に生えるので 岩沙参 の名前となった。似ている品種や地域ごとの変異も多く、山草コレクターは心くすぐられるところがあるようです(^_^;)

イワシャジンとツリガネニンジンの違い

似た花が多い中、特に聞かれるのが”イワシャジン”と”ツリガネニンジン”の違い。

一枚目がツリガネニンジン、2枚目紫の花がイワシャジン。

色はツリガネニンジンにも紫の濃いものやイワシャジンの白もあるので、色では判断できません。注目ポイントは花の付き方雌しべ

  • ツリガネニンジンは立ち上がった花茎に数段にわたって花が輪生(一か所から3本以上の花を咲かせる)し、めしべは花の外に飛び出します。
  • イワシャジンは一つの茎に多数の花を咲かせる総状花序(一節からは一つの花)雌しべは飛び出しません。

よくよく見れば結構違う(^_^;)

まあ、個体差の変異も大きいけど、このポイントがわかれば見分けられますね。

イワシャジンが枯れてくるんです(;_;)

お家に連れてきたイワシャジンがみるみる枯れていく(ノД`)・゜・。

それは悲しいですよね。イワシャジンが枯れてしまう原因はいくつかあるので、お家のイワシャジンは大丈夫か?チェックしてみましょう。

1、 乾燥させていないか?

イワシャジンは沢に生える植物。常にきれいで冷たい水を欲しがります。土は乾きやすいもので植えられているので、結構頻繁に乾きます。加湿は根を痛めるから、受け皿に水をためるとかはやっちゃダメですが、乾いたらしっかり下から流れるまで水を与えましょう。

2、日差しが強すぎないか?

イワシャジンは明るい場所を好みますが、近年の秋はまだまだ日差しが強いこともしばしば…直射日光が強すぎると葉が焼けたり、枝先が枯れこむことがあります。状況を見て明るい半日陰に取り込むなどの対応をしましょう。

3、暑すぎないか?

イワシャジンの好む環境は自生地のように夏でも涼しい川のそばのような場所。特にベランダなどの”照り返し”&”風通しの悪い場所”は最悪(*_*;

涼しい風が抜けて、水やりの際は鉢の温度を冷やすようにたっぷり与えるようにしましょう。

4、もう休眠します

ちょっと寒くなるころに枯れてきたのなら、それはもう休眠に入る時期です。株元に小さい芽が出てはいませんか?

地上部は冬には枯れるので、枯れた枝は切り取ってしまいましょう。寒さには強くマイナス20度でも大丈夫といわれています(@_@)

地上部は無くても生きているのでカラカラにならないように、冬もたまには水を与えてあげましょう。

あてはまるものはありましたか?

地上部が完全に枯れても諦めないで!株元から小さい芽が再生してくることがあります。半日陰で乾いてからの水やりを継続してみてください(=゚ω゚)ノ

イワシャジンの育て方

なんだか難しいようですが、そんなことはありません。性質はいたって強健。ポイントを押さえれば毎年花を楽しむこともできますよ。

開花中は上の注意点を参考にお花を楽しんでくださいね(*’▽’)

ここからは花後、来年も楽しむための育て方を解説します(=゚ω゚)ノ

花が終わったら…

イワシャジンは2種類の葉を持っています。開花中に見られる細い葉と、栄養を貯えるのに使うスペード型の葉です。

花が終わった後は冬に向け栄養を貯えるスペード型の栄養葉が出てきます。そうしたら、日のよく当たる場所でしっかり栄養を貯えさせましょう。薄い液体肥料などを与えてもいいですが、やりすぎは厳禁です(゚Д゚)ノ

冬の寒さにあたると地上部が枯れるので、軒下などで管理しましょう。寒さは強いけど鉢のなかまでガチガチに凍ってしまうと水が吸えなくて株が弱ってしまうことがあります。

原生地だと土の中まで凍ることは少ないけど、鉢だと土が少ないので寒冷地では完全に凍ってしまうことがあるので注意です。

冬でも生きてるので完全に乾燥させないようにしましょうね。

春になる前に植え替え

秋の休眠時に植え替えをしていなければ、3月上旬の芽出しのころに植え替えします。土は山野草の土や、 桐生砂、硬質赤玉土、硬質鹿沼土の配合土、または鹿沼土小粒単用、火山レキ単用など水はけのよい土がいいです。

地下に塊根ができるので浅鉢よりは深鉢の方がおすすめです。

植え替え時に鉢どこに少量の緩効性肥料(マグアンプKなど)を入れておきましょう。

まとめ

栽培ポイントは

  • 明るい日向(真夏は半日陰)
  • 風通しの良い場所
  • 水はけのよい土
  • 乾燥しないよう水やり

です。

ポイントを押さえて豪華な大株に育てましょう(≧▽≦)

では、よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です