超栽培難易度の高い草。それでも育てずにいられない!!白玉星草★
目次(*´▽`*)
白玉がコロコロかわいい”シラタマホシクサ”
お花屋さんで見つけたら思わず目を奪われる可愛らしい花(*´ω`*)
細い茎に白い球上の花がたくさん咲く姿はほんわかと和みを感じさせます。
この植物、一体何かというと「シラタマホシクサ」といいます。
見たまま”白玉”状の花が咲く”ホシクサ属”の花なんです。
星のような花が可愛い!!
お店に並ぶ期間は極わずか!見つけたらゲット!
シラタマホシクサ。漢字はそのまま”白玉干草”
ホシクサ科 ホシクサ属、学名:Eriocaulon nudicuspe)の一年草。
実はシラタマホシクサは日本の固有種で東海地方の一部地域の湿地などに生える。
可愛らしい姿から人気が高い植物だけど、意外とお店に並んでいる期間は短い。
出荷期間が短い、というのもあるんだけど、お店で管理するのが難しいというのもある(^_^;)
シラタマホシクサは「湿地性の植物」常に湿っていないとだんだん弱る。更に「水は弱酸性」を好むというところが厄介。
通常の水道水は弱アルカリ性が多い。だから水やりすればするほど弱っていくらしい・・・困ったものだ。
原生地では絶滅危惧種
昔は雑草のようによく生えていたシラタマホシクサも今では絶滅が心配される。それは開発による湿地の減少。
昔の日本はいたるところに湿地があったががそのままでは土地としての価値がない、そのため湿地の埋め立てがすすみ、生育地を失ったシラタマホシクサは絶滅に向かってしまってる(。-`ω-)
先に書いたとおり弱酸性の水が流れ込む場所でしか生育できないため、自然環境内にその生育地は限られる。
現在残っている数えるほどしかない自生地・・・ 総個体数は約8,000 程度しか残っていないといわれ、現存する自生地でも年々個体数の減少が心配されている。
ホシクサ科にはほかにも仲間がいるが度の品種も生育環境悪化により絶滅の危機に襲われている(。-`ω-)
シラタマホシクサの育て方
自生は絶滅が心配されるが、園芸では栽培されることが多いシラタマホシクサ。
お花屋さんには山野草として8月末ごろから10月ごろまで少量でまわります。
でも、購入してもほとんどの方が失敗してしまう(;´・ω・)
その原因は上に書いた通り、水道水(゚д゚)!
水道の水は弱アルカリ性のため次第に弱って枯れてしまうんです。地下水、というわけにもいかないので、おすすめは雨水。
バケツなどに雨水をためておいて、水やりにはその水を利用すれば日本の雨は「酸性雨」で弱酸性を示すので生育に良いようです。
そしてもう一つ重要な成分が”鉄分”。これがないと種が発芽できないらしい必須の成分。
これは簡単。シラタマホシクサに限らず植物の生育を助ける活力剤メネデール。これの主成分は鉄(二加鉄イオン)。雨水1リットルにキャップ一杯を入れればOK。
用土は生産者のほうでは鹿沼土で植えられていることが多いけど、赤玉+ピートモスやミズゴケでも大丈夫なようですよ(^^♪
あとは湿地の植物なので水を切らさないように管理すればOK。置き場所は日当たりがいいです。
種から育てるシラタマホシクサ
シラタマホシクサは一年草なので、種をつけたら最終的には枯れてしまいます。
来年も楽しむためには種から育てる必要があります(゚Д゚)ノ
種まきの適期は収穫してすぐ10~11月。種は細かく、あまり乾燥させると発芽しなくなるので早めに撒きましょう。
栽培用の土と同じ赤玉+ピートモスか、ミズゴケを用意。しっかり水を吸わせた用土に種をまきます。
あとは春まで乾燥させないようにメネデールを溶かした雨水を与える。 暑さ寒さには強いが凍ってしまうと水が吸えなくなるので凍らない程度の場所で管理した方がいいでしょう。
うまく育てば4月ごろには小さな芽が出てくるはずです(≧▽≦)
難易度は高いけどぜひチャレンジしてくださいね。
まとめ
シラタマホシクサの茎に注目(@_@)
よくよく見ると稜(茎にできた角張り)が緩やかにねじれていることに気づくはず。
だからシラタマホシクサの茎を優しくつまんだ状態で下に引っ張ると、花がくるくるまわる可愛い姿を見ることができます!(^^)!
だからどうってことはないんだけど(;´∀`)けっこうかわいいから機会があったらやってみてくださいネ。
ポイントは酸性の水と、鉄分。難易度が高い分育った時の感激は最高です(≧▽≦)
では~よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
鹿沼土小粒単用で普通に育ちますよ 水道水関係ありません 肥料は好む方で8月後半までに立派に育てて大きな頭花を出させないと正常な種子が得られません 種は水苔床に撒きますと容易に発芽しますよ