真夏の輝くオレンジ花ノウゼンカズラ(゚∀゚)
真夏の暑さにも負けず光り輝く花を咲かせる「ノウゼンカズラ」
蔓性で3~10mにも伸び、沢山の花を咲かせる。
丈夫なんだけど、最近利用されることは少ないようで少し残念(;´Д`)
目次(*´▽`*)
太陽が当たればどこでも育つ。丈夫なつる性植物
花色は基本、オレンジ。ただし最近は園芸品種で黄色や赤も登場している。
有名なのは宝塚のバラ農家でもある確実園が作出した上のタカラヅカゴールドや赤のルージュタカラヅカ。
非常に強健でだいたいどこでも育つ。ただし日が当たらないと花つきが極端に悪くなるので、日当たりだけは絶対必須(`・ω・´)
吸着根という張り付く根っこでコンクリの壁もよじ登る!
こんなに大きくなるよ!(´゚д゚`)
でも安心して!大きくしたくない場合は冬にバッサリ切ってもOK。春新しく伸びた枝に次々花咲くから、剪定が適当でもノープロブレム。
耐寒性はマイナス5度と書かれているサイトもあるけど、ピンク以外は寒さにもかなり強く、北海道での栽培例もあるから、もっと寒くても大丈夫じゃないかな。丈夫過ぎて困るくらい(;´Д`)
花はきれいだけど、関東より西限定のピンクノウゼンカズラ
近年で回り始めたピンクのノウゼンカズラ(*´ω`*)カワイイ
こいつだけは寒さに弱く、東北以北は越冬が難しい(;´Д`)
おそらくマイナス3~5度が限界。
通常よく見るオレンジ(黄色・赤系)はCampsis (ノウゼンカズラ属)中国原産で平安時代に日本にはいってきた花。
それに対し、ピンクはPodranea(ポドラネア属)南アフリカ原産の別属の仲間。性質が違うのも仕方がない(-_-;)
他にも近縁種は多いので今後園芸向けに導入されるかもそれない。
ピンク花も交配が進めば耐寒性もあがるかも。育種家さん頑張って!
ノウゼンカズラには毒がある??
16世紀編纂の「本草綱目(ほんぞうこうもく)」には“花の露が目に入ると失明する”と記述されています。でもこれは誤り(^_^;)
実際そんな毒はありませんのでご安心を。民間療法として花が利尿剤や通経剤として用いられることはあるようですが、普通に取り扱っても問題なし。
間違って口に入れることもなさそうだし、万が一入っても心配するような問題は起こらないですよ。
変な名前?ノウゼンカズラのひみつ
変わった名前ノウゼンカズラは「凌霄花」とかき、中国名も、“凌霄花”です。
凌霄花は「霄(そら)を凌ぐ花」の意で、高いところに攀じ登ることによる命名。よく分かる(^_^;)
日本名は古名は「ノウセウ」と呼ばれこれにつるの意味であるカズラをつけたものでノウゼンカズラ。漢字は中国のものをそのまま当てはめているようだ。
英語では花の形から「トランペット・ヴァイン」「トランペット・クリーパー」あるいは「トランペット・フラワー」と呼ばれて人気。
海外にはもっと他の仲間も園芸利用されてるみたいだから、そのうち日本にも入ってくるかも。
なかなか歴史のある花だから、場所があれば植えてみましょう。強健で長寿な植物で金沢市には豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に持ちかえったと伝えられる、推定樹齢約400年の大木が残っているらしい(゚∀゚)ちょっと見てみたい!
育てるの簡単!ノウゼンカズラの育て方
注意点
オレンジ、黄色、赤のノウゼンカズラは簡単。ピンクだけは寒さに気を付けて栽培しましょう。
用土
ほとんど選びませんが、お庭植えの場合腐葉土やたい肥を3割くらい混ぜて植えましょう。鉢植えは普通の培養土でOK(≧▽≦)
肥料
ほとんどいらないです。ですが、肥料切れすると葉の色が悪くなり花付きも悪くなるので、春に花の肥料や固形の醗酵油粕を与えましょう。
水やり
地植えは乾燥の激しいとき以外は雨の水でいいけど、鉢植えは夏は1日1~2回かけて乾燥しないように注意しましょう(゚Д゚)ノ
水を切らしても枯れることはないけど、花は全部落ちてしまいます( ;∀;)
剪定
栽培のポイントは『剪定』ほっておくとどこまでもひょろひょろと伸びて花付きも悪くなるので、落葉した後の冬にバッサリと切り詰めます。
太い枝は良い芽を3~4個残して切り詰め、細枝は全部切り落とします。
こうすることで春に勢いのいい枝が伸びてたくさんの花を咲かせます。
花芽は新しく伸びた枝につくのでどこで切っても大丈夫(≧▽≦)
基本的に丈夫なので、植物育てたことなくても大丈夫ですよ~
まとめ
ちょっと興味を持ちましたか?花は1日で落ちるけど、次々と夏の終わりまで咲きつづけます。
花がらは勝手に落ちるので手入れも不要。
種も殆どできないので、ほんと手のかからない花です。
ちょっと派手派手しいため、昔の日本ではあまり利用されなかったが、庭のデザインの幅が広まった現代ではもっと利用されてもいいと思います。
みんなで育ててみませんか?(≧▽≦)