ランタナ「七変化」には毒がある?アレロパシーと雑草化!世界で嫌われるランタナの秘密

ランタナ表紙
ランタナ表紙

夏の花壇を彩る色とりどりの小花(≧▽≦)

『ランタナ』という花を知っていますか?

日差し大好き、次々花咲く夏の花。

何しろ丈夫で、次々に花を咲かせる。

どのくらい丈夫かというと、南アジア、南アフリカ、オーストラリアなどの南の国では有害な雑草として問題になっているくらい丈夫(^_^;)

雑草化するランタナ

日本では今のところ雑草化するほどのことはないようだが、すでに 小笠原諸島、沖縄諸島では栽培環境から逃げ出して『雑草化』している様子があるようだ(◎_◎;)

近年は都市部ではヒートアイランドの影響で冬も暖かく、数年前から神奈川でもランタナの越冬が報告されているという。

地上部は枯れてしまっても、根が残り地際から新しい芽が毎年芽吹いて再生する。

「毎年楽しめてお得(”ω”)」

とも言っていられない。ランタナは花数がすごくたくさん!次々花を咲かせるので、もちろん種もスゴイ数つきます。

花後に緑の玉が塊で付き、次第に黒く熟すと鳥に食べられて周囲に散布される。

なんと世界の侵略的外来種ワースト100に指定されるほどに問題視される植物。

日本ではまだ『雑草化』とされるほどの問題はないが、今後は問題になるかもしれない『 要注意外来生物リスト』 として登録されている。

まだ現在は問題とされることはないけど、越冬の容易な南の地域では種をつけさせすぎないように、花がらを摘んだりして種を飛散させないようにきちんと管理することが重要となってきます(゚Д゚)ノ

ランタナが増えるのが、なんで問題??

お花屋さんで見ると、それほど大きくもなくかわいらしい花姿。

別にたくさん広がってもきれいだし、そんなに問題といわれてもピンとこないと思います(^_^;)

でも、実はランタナには知られざるいろいろな問題があるんです。

ランタナはとてもデカくなる

お花屋さんではポットに植わってかわいらしい姿のランタナですが、その正体は2m近くまで育つ低木(@_@)

園芸店で販売されるのは矮性種が多く、30㎝位に収まるともいわれていますが、種子で繁殖した場合は原種の性質がよみがえり大型化することも考えられます。

ランタナは繁殖力がスゴイ!

ランタナは地下茎でも広がり広範囲を覆います。

根からは周囲にほかの植物が育ちにくくなるアレロパシー物質を分泌し、他の植物を駆逐しながらその土地を独占します。

これにより、地域の自生種が追いやられてしまうこともあるんです(゚Д゚)ノ

さらに、花は自家受粉も行います。

1個体当たり 12,265 個の実をつけるとの報告があるほど繁殖力が強い。 種子の発芽率はすごくいいそうです。

繁殖力が高く大型化する。それだけで厄介な雑草としての素質は十分持ち合わせています(^_^;)

雑草としての問題点はもう十分な気もしますが、問題はまだあるんです。

ランタナにはトゲがある!

園芸品種はトゲが出にくいものが販売されていますが、大型化すると葉そのものがギザギザと鋭くなります(;´Д`)

小さいうちはほとんど気にならないですが、これがひとたび大型化すると、その枝にびっしりと並ぶ小さいとげに気づかされることになります。

海外の大型化したランタナを駆除する際にも、この”とげ”が作業上の問題となているようですね。

ランタナには毒もある!!

あまり知られていないが、ランタナにはランタニン[lantanine]という、そこそこ強い毒を含みます。

有毒部位は種子や葉。

特にまだ青い未熟な果実に多く含まれます。

毒が多いのは果実ですが、葉にも毒成分は含まれていて、誤食すると激しい嘔吐や下痢等を起こします。

日本で誤食した例はないようですが、海外では葉や種子を食べた羊などが死亡する例があるようです。

もちろん人間も例外ではなく、小さいお子さんなどが食べた場合最悪死に至ることもあるようなので十分注意しましょう。

ランタナの実はおままごとなどに使いやすいから注意が必要ですね(゚Д゚)ノ

役にも立つランタナ

さんざん悪口を書き続けてきましたが、人間の栽培の歴史は古く有効に利用される例も多い。

まずは蜜源植物として、花数が多いランタナははちみつを取るのに利用されます。

またインドの一部ではランタナの木材を利用して杖や家具を作るらしい。

ランタナで作られた家具は、日光、雨、そしてシロアリのダメージに強いという。ちょっと見てみたいですね(*’▽’)

ランタナの育て方

こんだけ丈夫なんだから育てる必要もないくらいだが、簡単にまとめてみた。

ランタナはクマツヅラ科ランタナ属(Lantana camara)の常緑低木。寒さに弱く冬に枯れてしまうので、園芸上は一年草として扱われる。

USDA耐寒性ZONEは11a~最低気温5度以上で越冬できる。というかしてしまう(^_^;)

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和名はシチヘンゲ(七変化) 鮮やかな花が咲き咲き包むにつれて色が変わることから名前がついた。

花は中央から咲き、徐々に外側に広がりながら色を変化させていきます。

園芸品種の多くはランタナ カマラ(L. camara)とその園芸品種が利用されます。また、一部「コバノランタナ」の名前でランタナ モンテビレンシス(Lantana montevidensis)も利用されます。

コバノランタナ(ランタナ モンテビレンシスLantana montevidensis)の特徴

コバノランタナは花や、葉がカマラに比べ小さく、低く地面を這うように広がりグランドカバーとしても利用できます。
ただし色幅はカマラに比べて少なく白や青系の色が多い。近年は改良で黄色などの花も作られていますが出荷量は非常に少ないようです。

ランタナの開花期

日本では5~10月といわれていますが、環境が良ければ周年開花します。

耐暑性は強いですが、それでも真夏はやや花が咲きにくくなるようです。

ランタナの土・肥料

土は選ばず、お花の培養土であればたいてい何でも育ちます。雑草化するくらいだからね(^_^;)

肥料はあればあるだけよく育ちますが、やりすぎは問題あり。ほどほどに。
植え付け時の緩効性肥料(マグアンプKなど)と10日に1度液体肥料を与えましょう。

ランタナの水やり

生育旺盛なので夏は結構乾きます(゚Д゚)ノ

特に鉢は水切れに気を付けてしっかりと与えましょう。乾ききってしまった場合は1度あげただけではしっかり吸収できない場合があります。

30分ぐらい時間をおいて2~3回与えるか、水を張ったバケツに30分くらいつけてしっかり水を吸わせましょう。

ランタナの好む日当たり

それはもちろん、ガンガンの日当たり。なんですが、実は半日陰でも育ちます。

ただしその場合は花数が減ってしまうので、基本は日当たりに飾ると考えておいてくださいね(*’▽’)

まとめ

実は恐ろしいランタナ。

今後温暖化が進んだら本州でも雑草化したランタナがはびこることになるかも・・・

今のところはきちんと管理すればそこまで問題化してはないので、普通に楽しんで大丈夫ですよ。
怖がらすかわいがってくださいね(^_^;)

関東以西なら冬に地際10cmくらいを残して切り詰めれば越冬できる地域も多いはず。大きくしすぎないように適時刈込をして管理しましょうね。

種が広がらないように花がらつみも忘れずに。

最近は種の付きにくい園芸種も増えています。種がつかない分花の数が多く、より長く楽しめますよ!

植物の性質をよく理解して真夏のガーデニングを楽しみましょう。

では~よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

追加情報

ランタナの苗見ていたら、ちぎれて落っこちた葉っぱから、かってに根が出てた(;’∀’)

コイツはヤバい繁殖力ですね。

ランタナ「七変化」には毒がある?アレロパシーと雑草化!世界で嫌われるランタナの秘密” に対して1件のコメントがあります。

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