葉がきれい!花もかわいい!アベリアで花壇を飾ろう
今人気急上昇。
人気の低木”アベリア”を知っていますか?細かい葉が茂り刈り込みにも強く、よく芽吹く。
排ガスなどの公害にも強いので歩道の生け込みに利用されていたりもします。
すごくいい木なんだけど、意外と多くの人が「あべりあ??聞いたことない(?_?)」という、なぜかいまいち人気の無い木(^_^;)
むしろこれからの日本の住宅事情には最適な樹種だと思うので、ここで熱く紹介させていただきます(゚Д゚)ノ
目次(*´▽`*)
アベリアって何の仲間?
アベリアはスイカズラ科ツクバネウツギ属(Abelia) のことだが、園芸的にはその中の交雑品種を指すことが多い。 中国原産の Abelia chinensis(タイワンツクバネウツギの母種)と 中国東部に分布している Abelia uniflora の交雑といわれていて、学名では Abelia × grandifloraと表記され、和名は「ハナゾノツクバネウツギ」と呼ばれる。長い名前だ(;´∀`)別に覚えなくてもいいですよ、
ちなみに、これは長期間花が咲き、ツクバネのような羽をもった種をつける空木(ウツギ)のような木というところからきているのだけど、実際には花後にツクバネのような羽は残るが種ができることはほとんどありません。
園芸品種として1886年にイタリアで作出されて以来、世界各地の生垣樹として利用の多い木なんです。
マイナーだけど丈夫な生垣樹アベリア
日本での利用はなぜか少ないが、アベリアは生垣樹としては超優秀!
アベリアの特徴はなんといってもその丈夫さと開花期の長さ。
病害虫はほぼ皆無といっていいほどに手がかかりません(゚Д゚)ノ
花の時期は6月から10月までとほとんど四季咲き並みに花を咲かせます。開花習性も伸びた枝に次々花をつけるから、剪定の時期を気にすることもなくいつでも刈込が行えます。生育が良いので伸びた枝をどんどん切っていきましょう(≧▽≦)
植え場所も選ばす、耐寒性は Hardiness Zone 6-9.マイナス10度くらいまで耐えられるので北海道から九州までの本全国で栽培が可能です。
半常緑なので、寒い地域では半分くらい葉を落とすこともありますが、春には元気に芽吹くので大丈夫。
半日陰での栽培も可能ですが、花数が減ってしまうので、基本的には日向の生垣として利用する方がいいでしょう(゚Д゚)ノ
通常品種の高さは1~1.5mほど。近年人気の斑入り品種はそこまで大きくならないものがほとんどです。
サツキに代わる新時代の低生垣
今まで低生垣といえば「ツツジかサツキ」でした。
ですが、最近の日本の住宅は「洋風建築」が多くなり、ツツジ類があまりに合わないと倦厭されることが増えてきました。
そこで代わりに人気なのが「斑入りのアベリア」です(≧▽≦)
斑入り種は通常種のアベリアと違い株がこんもりと丸く成長します。通常種は直線的な枝が多く伸びるので上方向に育ち低く仕上げるのは難しいですが、斑入り種は自然に枝が分かれるので玉状やボックス仕立てなど自由な形に作りやすい特徴があります。
斑入りとはいっても性質は通常種と変わりなく丈夫で、花もよく咲きます。サイズ的にちょうどツツジやサツキと同じくらいのスペースに収まるので、入れ替えることでお庭が一気に明るくなります(≧▽≦)
アベリアの品種いろいろ
斑入りのアベリアはいろいろな品種があります。
斑の入り方や、葉の色が変化するものなど、いろいろな人種が栽培されているので生垣以外にもガーデニングのカラーリーフ素材としても利用価値の高い木となっています(≧▽≦)
そんな斑入りアベリアの品種の有名どころを一部紹介。
アベリア・ホープレイズ
斑入りの葉の代表的品種。春は黄緑色の斑入りで新芽を展開し、夏にかけてしだいに白覆輪に変化していきます。冬は全体が赤く紅葉します。
アベリア・レディリバー
ホープレイズに似るがこちらの方が斑が狭い。落ち着きある仕上がりに育ちます。比較的新しい品種です。
アベリア ・フランシスメイスン
新芽が黄色く、のちに緑に。秋はまた黄色く色づくアベリア。最大60㎝ほどまで伸びます。
アベリア・コンフェッティ
新芽はややピンク色を帯びる斑入りアベリアの園芸種。冬は葉がピンクに紅葉ます。60㎝ほどになりますが、刈込で自由に大きさを変えられます。
アベリア・サンライズ
アベリアの中では細かい葉を持ち、明るい黄色い斑がガーデンを明るくします。秋は斑の部分が桃色に色づき魅力的(≧▽≦)。
アベリア・サンシャインデイドリーム
オレンジとグリーンの斑の葉色が綺麗(≧▽≦)。低温期にはシックなサーモンピンクに染ます。ほかの品種に比べ葉が小さいのでより洗練された美しさを見せます。多品種より花付きがいいといわれます。
アベリア・カレイドスコープ
万華鏡の名前の通り、季節で葉色が変化するアベリア。春はブライトイエロー、夏はゴールデンイエロー、低温期はブライトオレンジ、季節ごとに次々変化する葉色を楽しめます。 枝が太く、がっちりとコンパクトな樹形 。寒さにも特に強いです。
アベリアの育て方
丈夫なアベリアはそれほど気を使わなくても簡単に育たられます。その中でもちょっとだけポイントをご紹介。
アベリアの植え付け
真夏真冬を除いていつでも大丈夫。腐葉土などをしっかりすき込んで植え付けましょう。
アベリアの土
基本的に土でも生育しますが、あまりに水はけの悪い場所は土壌改良に腐葉土などをしっかりすき込んで植えましょう。
また、酸性土壌を好むので石灰などは入れてはだめです(゚Д゚)ノ
生垣樹はコンクリートブロックの脇に植えられることが多いですが、コンクリートから染み出す石灰分で土壌がアルカリ性化することがあるのでその場合は酸度未調整のピートモスや鹿沼土を入れて調整しましょう。
アベリアの肥料
与えなくても育ちますが、葉の色が悪くなるので春と秋に固形の油粕などを与えましょう。花用の肥料でもいいですよ(*'▽')
アベリアの水管理
地植えで根付いてしまえば雨だけで十分です。鉢植えや植え付けてすぐの場合は表面が乾いたらしっかり与えます。
アベリアの剪定
新芽が伸びた時期に随時おこなってOK。花は次々咲くので気にせず自由に剪定できます。
まとめ
最近はマンションやオフィスビルの生けこみに利用が増えてきたアベリア。でもまだまだ個人の家で植えてる人は少ないかも。
アレンジから生垣まで様々に使えるアベリア。ぜひ育ててくださいね。
品種紹介の写真は楽天の販売ページにつながっているので、気になる品種があったらクリックしてください(≧▽≦)
では、よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
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