旅行中の水やりおまかせ!自動水やり装置いろいろ比較。

夏場は特に水が乾く(^_^;)
鉢が小さい植物や、つるの長い植物などは特に水切れとなることが多いです。
家にいていつでも面倒を見ていられるのならばいいけれど、仕事や旅行中となればいつも気にしているという訳にもいかないですよね。
そんな時に便利なのが、自動潅水機や水やり補助グッズです(≧▽≦)
今回はあると便利な自動水やりグッズをご紹介します!
目次(*´▽`*)
自動水やり器
自動水やり器は時間になったら自動で水道から水を流すタイプのものと、乾いた分だけ水を通すタイプがあります。
水道につなぐ方がたくさんの水を供給できますが、水道からの距離が限定されます。容器タイプはどこでも置けますが、供給量は限定的です。
使用する場所に合わせて選んでくださいね(≧▽≦)
それぞれについて詳しくご紹介します。
水道直結、電動タイマー式自動水やり器
水用品といえば「タカギ」
信頼の日本製です(≧▽≦)
こちらは自動潅水のセット。水道に直接タイマー本体をセットして細かいホースをそれぞれの鉢植えに挿しておきます。
蛇口を開放して、時間をセットしたら完了。
指定した時間に自動で水が解放されます。水を流す時間も指定できるので管理している植物によって調整可能です。
水道に直接つながっているから、容器の水切れという心配はありません。
通常は小型の散水ノズルをつないで鉢一つ一つに水を送りますが、ソークホース(水が染み出すホース)やスプリンクラーをつなぐことで花壇や芝生の広い範囲に水を撒くことも可能です。
自動水やりの注意点
設定も簡単、一度設定すれば毎日かってに水を上げてくれるのですが、使う点で注意することがあります。
水のやりすぎに注意
自動水やり器は指定した時間ずっと水を流し続けます。土が乾いているとか、十分水がいきわたったとか関係なしです(^_^;)
なので、場合によっては水があふれたり、鉢底から大量に水がこぼれることもあります。
そのため水道直結型のタイマーは必ず屋外の鉢物に使用するようにしましょう。室内で使うと、旅行から帰ったら部屋が水浸しだったなんてことになりかねませんよΣ(・ω・ノ)ノ

水の不足にも注意
水の不足にも注意が必要です。
小さな鉢植えと、野菜用の大型プランターではあたえる水の量が全然違います。
自動水やりタイマーでは、細いホースに流す水量の調整をすることはできないので、同じように挿しておくだけでは大きい鉢は水が不足する可能性があります。
その場合は鉢の大きさに合わせてノズルを複数挿すようにしましょう。2本刺さっていれば2倍、3本なら3倍の水を供給することになります。
水道から接続するホースの本数は、別売りパーツを使って増強することもできるので、鉢が多くても安心ですよ(≧▽≦)。
自動水やり器は他のメーカーからもいろいろ販売されていますが、使い方はほとんど同じです。
ただし、鉢を増やしたいときなどのため、拡張パーツが充実しているものを選んだ方がいいですねΣ(・ω・ノ)ノ
水やり当番
水の浸透圧を利用して不足した分だけ水を補充します。
使い方は簡単で、本体を土に挿して、ホースを水を入れた容器に沈めるだけ。
電池不要。水道の近くである必要もありません。室内の鉢物などにも利用できます。
ですが、水やり当番は本体の準備がきちんとできていないとうまく水を吸い上げることができません(゚Д゚)ノ
水やり当番の使い方

水やり当番は「陶器」でできた挿入部分と、ふたから伸びるホースでできています。
本体内に水を満タンに満たし土に挿すと、本体内より土の方が乾燥した場合に陶器の壁をすり抜けて水が土に補給されます。
本体内は土に吸収された分の水をホースから補充するという仕組み。
ただしこの時、必ず本体内を水で満たしておくということを忘れずに。
空気が入っていると、うまくホースからの水を吸い上げることができません(゚Д゚)ノ
- 水やり当番のふたを開け、水を張ったバケツに沈めてその中でふたを閉めます。
- 本体を鉢植えに差し込みます。
- ペットボトルやバケツを用意し、ホースの端を水に沈めます。
これで設置は完了なのですが、注意することがあります。
ホースは水の底に届いているか?

先端がしっかりそこについていないと、途中で水が吸えなくなる場合があります。
ホースが螺旋の癖がついてしまっているので、割りばしなどに固定して先端が水の底に沈むようにセットしましょう。
吸水用のバケツと鉢が同じ高さに置かれているか?
本体より高い位置に置くと、乾いていなくても水が一気に流れ込み、水切れになってしまいます。
本体はきちんと土に接しているか?
本体の陶器部分と土の間に隙間があるとうまく水を供給できません。
土の乾燥に対応できるだけ水を吸えるか?
乾燥の激しい鉢や、大きい鉢では水やり当番1個では供給量が不足する場合があります。
その場合は2~3個をおなじ鉢にセットするか、大型のLサイズを使用しましょう。
供給元となるバケツの水もたくさん用意するのをお忘れなく(゚Д゚)ノ
100均の自動水やり器
最近は園芸用品も充実している100円均一。そこでも自動水やり器のようなものが販売されています。
ペットボトルにつなぐような形のものが販売されていますが、これはダメです。

多分今は自動水やりとしての販売はないと思います。上の写真は「ペットボトル水差し」という商品じゃないかな。
株元に水をあたえるためのキャップのようなものです。これを土に突き刺しても自動水やりの代わりにはなりません(゚Д゚)ノ
自動水やりはこんな形の商品。三角の部分に小さい穴が2個空いていて、そこから少しずつ水が流れるという仕組み。
でもこれ、不便ですよ(^_^;)
まず、小さい鉢には向きません。結構深く差さないと500mlのペットボトルを挿して立たせるなんてできません。はっきり言って邪魔(゚Д゚)ノ
水の供給量も乾いているとかほとんど関係なく流れ出します。水量が減ってくれば多少勢いは収まるけど、それでも1日は持たないんじゃないかな。
使ったこともありますが、ドバドバ水が出るか、穴が詰まって全くでないかのどちらかになることが多い。
留守用の水やりにはあまりお勧めいたしません。
水やりお助けグッズ
今までは不足した水をあたえる商品でしたが最後は、土の中の水を乾きにくくする商品をご紹介します(≧▽≦)
アクアゲイン
このアクアゲインは液体の中に高分子ポリマーが溶かし込んであります。
高分子ポリマーとは、簡単に言えば紙おむつの吸水に使われる素材。一つ一つの粒が水をたくさん貯えることができるので、土の中に通常より多くの水分が保持できるようになります。これによって水やりの回数が1/3程度に減らせます。
通常だと土が保持できない余った液体肥料の成分などはどんどん外に流れだしてしまいますが、そういった栄養分も保持されることで肥料効率もよくなります。
サスティ
最後に「サスティ」をご紹介。
これは水やりを楽にする、というより、水やりのタイミングを間違えないようにする商品です。
土によっては表面を見ただけでは土が乾いているのかわからないことも多い。そんな時このサスティを土に挿しておくと、土が濡れているときは窓の中が青くなっています。
この色が白くなっていたら水やりのタイミングです。いちいち土を確認しなくても水やりタイミングがわかりやすいので、初心者の方や水やりをいつも失敗してしまう方におススメですよ(≧▽≦)
まとめ
一口に「自動水やり器」といっても、いろいろなものがあります。
屋外のものはいくらでもしっかりと水を利用できる水道取り付け型がおすすめ。
逆に室内では、鉢ごとに挿して必要な分だけ水を吸うアンプルタイプの自動水やりがおすすめです。
どちらの商品も共通して言えるのは、『旅行に行く前にきちんと実験してから利用すること』
水やりの時間調整や、量。アンプル型は水を供給するバケツの高さによって吸い上げる水の量が全然違ってきます。
きちんと適量の水が供給されるように調整を完了してから旅行に行くようにしましょうね。
上手に利用して、夏の水やりを手抜きしましょう(≧▽≦)
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙