人工衛星の木?タニワタリノキの正体とは?セファランサス”ムーンライトファンタジー”の育て方
この世の中にはたくさんの植物があります。
その中にはちょっと変わった姿の植物も色々あります(=゚ω゚)ノ
今回はそんな”ちょっと変わった植物”人工衛星の木をご紹介します。
目次(*´▽`*)
人工衛星の木っていったいどんな木?
さっそくその不思議な花を見てもらいましょう(≧▽≦)
これが人工衛星の木、こと『谷渡の木(タニワタリノキ)』です。
葉は特徴のない木ですが、まん丸の球体型の花はかなり特徴的。不思議な姿は確かに打ち上げられた人工衛星に見えなくもない?
人工衛星の木(タニワタリ)って何の仲間?
ちょっと変わった姿の植物、人工衛星の木。正しい和名は谷渡の木(タニワタリノキ)で、人工衛星の木というのは園芸的に流通させる際に誰かが勝手につけた名前のようです。
分類上はアカネ科タニワタリノキ属の落葉樹。日本の九州南部や、中国、インドシナ半島にかけて分布しています。
ただし、これは通常園芸店で販売されている「タニワタリノキ」とは別種。学名Adina pilulifera。日本では谷沿いの湿った場所に生えていて4~5mの高木に育つ。耐寒性はない。
園芸店で販売されるタニワタリノキは?
お花屋さんで販売されることのあるタニワタリノキは正しい和名は『アメリカヤマタマガサ』(学名:Cephalanthus occidentalis)
販売名としては属名の セファランサス で呼ばれることも多い。
こちらはアカネ科セファランサス属で見た目は似たような花を咲かせるが、分類としては属が違いいとこのような関係。
おなじ「タニワタリノキ」の名で流通し混同されていることが多いが、セファランサスは北アメリカ原産。耐寒性もあり北海道でも場所を選べば屋外で越冬が可能。USDA耐寒性ZONEは5~9。
日本の本家「タニワタリノキ」はUSDA耐寒性ZONEは7~9なので、東北地方でも寒い地域はちょっと難しいかもしれません(。-`ω-)
セファランサス(人工衛星の木)の育て方
園芸店で販売されているセファランサスは、その中でも若木のうちから花を咲かせやすい園芸品種「ムーンライトファンタジー」であることが多いです。
こちらはサイズも1m程度までと扱いやすく、花付きもいいのでおススメです。
花は6~7月ごろに開花し、かなり特徴的なので花の少ない夏場に目をひくこと間違いなしです(≧▽≦)
セファランサスの用土は?
普通の花用培養土で育ちます。乾燥を嫌うので、乾きすぎる土の場合は夏場の水やりに注意しましょう。
アルカリ性土壌を嫌うのでお庭植えの場合でも石灰は入れなくて大丈夫。特に酸性じゃなきゃダメという訳ではないのでそんなに気にしないで大丈夫です。
日差しが強くて土が乾きすぎる時は、半日陰で管理しましょう。
セファランサスの肥料は?
それほど多く必要とする植物ではないですが、3月ごろ春先の芽出し肥料、5~6月ごろ生育期の追肥を行うといいでしょう。
固形の油かすや、お花用の肥料でいいですよ(≧▽≦)
セファランサスの管理は?
半日陰でも育つが、花付きは悪くなります。基本は日向で育てましょう。
乾燥を嫌うので水やりは重要。特に夏場の乾燥に注意。根詰まりしている場合は根を崩さず、そのまま一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
セファランサスの剪定
花は今年伸びた枝の先端に咲くので、新芽がふく前に剪定すればOK。
新芽の先端に特徴的な花を咲かせます。花後早めに剪定すれば、秋にもう一度花を楽しむこともできますよ(*'ω'*)
新しく伸びる枝に花を咲かせるので、切る位置など気にしないでいいので、希望の大きさになるように適当に切りそろえましょう。
まとめ
一目見たら忘れない。独特な花。秋には紅葉もきれい。
園芸品種のムーンライトファンタジーは小さくてもよく花が咲くから、ミニ盆栽として楽しむのもおすすめです。
花後は種をつけないように枝を切り詰める方が株の負担も少なくていいでしょう。
めったに種はつけないんだけど種には毒があるらしいので、やっぱり花後は切り詰めてしまう方がよさそうですね。
あまり育てている人もいないから、人とは違った植物を探している人はぜひチャレンジしてくださいね。
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙