食虫植物はどっち?ムシトリスミレとムシトリナデシコ

似たような名前の2つの植物「ムシトリスミレ」と「ムシトリナデシコ」

ともに「ムシトリ」の名がつきますが、食虫植物なのはどちらか一方だけなんです(゚Д゚)ノ

どっちが食虫植物かわかりますか?

虫は捕まえても食さない「ムシトリナデシコ」

正解は食虫植物が「ムシトリスミレ」

じゃあなんで食虫植物でもないのに「ムシトリ」という名がつくのかというと、茎の上部、葉の下に当たる部分に粘液を出す部分があり、ここに虫が捕まることから「ムシトリ」の名前があります。

ムシトリナデシコは正真正銘ナデシコ科の植物でシレネ属にあたります。暑さに弱い1年草で花は5~6月に咲き、丈夫で各地で野生化している姿も見られます。

元は江戸時代に観賞用として持ち込まれたそうです。今も花苗として販売されることもありますよ(*’▽’)

虫を捕まえるのになんで食虫植物ではないのか?

それは「食虫」ではないから。食虫植物は捕まえた虫を酵素で分解し自分の養分にすることが分類の定義とされています。なのでただ捕まえただけではとは呼ばないんです(゚Д゚)ノ

なぜムシトリナデシコは虫を捕まえる?

それならなぜ、粘液まで出して虫を捕まえるのかという疑問があります。

これはアリから花を守るためといわれています。

アリは花に上って蜜を盗むだけで受粉にはあまり貢献しない。なので下から登るアリは花に到達できないよう自己防衛のために発達したと考えられています。

食虫植物”ムシトリスミレ”

ホントの食虫植物”ムシトリスミレ”

いったいどこで虫を捕まえるかといえば大きく開いた葉っぱです。

葉は粘液でべとべとしていて、そこにとまった小さい虫を捕まえます。葉からは同時に消化酵素も分泌されており虫は徐々に消化され花の栄養にされてしまうのです(>_<)

スミレじゃないムシトリスミレ

ムシトリナデシコはナデシコ科でしたが、実はムシトリスミレはスミレ科ではありません。花は似ているようですがかなり縁の遠い仲間になります。

ムシトリスミレは タヌキモ科ムシトリスミレ属 学名:Pinguicula vulgaris に属します。
タヌキモ科はすべての種が食虫植物で、ミミカキグサなどが含まれます。

日本にもムシトリスミレは自生していて、北海道から四国にかけての高山の岩場などに自生している高山植物になります。

なので、夏場の高温に弱く栽培は難しいとされています(。-`ω-)

育てやすいムシトリスミレ販売されています

日本のムシトリスミレは環境保護の観点から出回ることはほとんどなく、山野草として出回るのは園芸種や海外の品種になります。なので比較的育てやすい丈夫なものが多いので、ポイントさえ押さえればそれほど難しいことはありません(*´ω`*)

ムシトリスミレの育て方

ムシトリスミレの好む環境

丈夫で育てやすいとは言っても高山植物です。暑さは苦手。風通しの良い涼しい場所がおすすめです。

北海道にも自生しているように寒さには比較的強く、冬場は”冬芽”と呼ばれる冬眠状態で越冬するので多少凍るくらいは平気です。(熱帯性の品種もあるので注意が必要)しかし完全に凍るのは株を痛めるので栽培管理上は凍らない程度の保護はした方がいいようです。

水は好みますが、水につかりっぱなしでは根腐れします。かわいたらしっかり与えるようにしましょう。

ムシトリスミレの土

食虫植物なので栄養のほうな土は好みません。なのでお花の培養土などはNG。

栄養価のない土が必要です。例えばミズゴケや、鹿沼土小粒、赤玉土小粒またはそれらの配合など。肥料分はいらないです。

ムシトリスミレの植え替え

暑さが苦手なムシトリスミレは2~5月ごろに植え替えが行えます。

株が大きくなりすぎていたらこの時期に株分けで増やすことも可能。

また、”葉差し”で増やすことも可能です。

ムシトリスミレの増やし方

株分けのほか、種で増やすこともできますが、一番簡単なのが”葉差し”です。

元気な葉を軸から外してミズゴケか鹿沼土に挿して乾燥しないよう管理をするだけで根を出させることができます。

葉差しは葉に栄養が満たされている冬12月~3月ごろが成功しやすいです。

品種いろいろムシトリスミレ

日本以外にも北半球中心に80種もあるといわれるムシトリスミレ。

花色もいろいろで白やピンク紫系など、形も様々にあります。

食虫植物でありながら可憐な花を咲かせる。そんな二面性に惹かれるのかもしれませんね(*´ω`*)

そのためか、花言葉も全く違う二つの言葉があてられています。

一つ目が「幸福を告げる」

つややかな葉に可愛らしい花の雰囲気にはあっていますね(*’▽’)

二つ目は「欺きの香り」

まさに食虫植物の特徴を表す言葉にふさわしいですね(^_^;)

とはいえ、ムシトリスミレの花はそんなに強い香りはありません。近づいて嗅いだら香ってるかな?くらい。

ムシトリスミレはどうやって虫を呼ぶ??

よく考えたらなんでだろう?花に香りがあっても葉にとまってくれなきゃ捕まえられない。

たまたま通りがかった虫が、たまたま葉にとまった時捕まえるのでは効率悪すぎる(^_^;)

葉を触ってもモウセンゴケほどべとべともしていない。実際捕まっているのは蚊よりも小さいような虫ばかり。ムシトリスミレは虫取りにおいてはまだ進化途中なのか、それほど本気ではないのだろうか?

にしても、なんで葉に虫がそんなにつくんだろう?

気になったので葉をなめてみた(゚Д゚)ノ。
甘い…ほどではないが嫌な臭みもない。う~ん虫にとっては何か引き付けられるものがあるのかも。それにつられて虫が寄ってきているのかもしれないですね。興味があったら皆さんもなめてみて(≧▽≦)

まとめ

ほかの食虫植物とは若干生育環境の異なるムシトリスミレ。

夏の暑さに気をつければ、一般に流通している品種はそこまで難易度は高くないです。

食虫植物としてみれば、あまり面白くない捕虫タイプですが、花の美しさは一番。比較的花も咲かせやすいです。

きれいでちょっと怪しい食虫植物”ムシトリスミレ”皆さんも育ててくださいね(≧▽≦)

では、よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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