もっとも有名な雑草「ネコジャラシ」
「ネコジャラシ」といえば、夏の終わりからあちこちで目にする誰もが知ってる有名な雑草。
だけど、その正体を知っている人は結構少ない(。-`ω-)
今回はいろいろ面白い「ネコジャラシ」を紹介します。
ネコジャラシの正式名称を知ってる?
ネコジャラシというのは正確な名前ではないんです。植物としての正しい名前は「エノコログサ」 イネ科エノコログサ属(学名:Setaria viridis)の一年草。
エノコログサは漢字で「狗尾草」と書き、字の通り”犬の尾の草”これが”いぬのおのくさ”そして”エノコロクサ”へ変化したといわれている。
実はいろいろあるネコジャラシの種類
同じように見えるエノコログサ(ネコジャラシ)ですがたまに金色の穂を持つエノコログサを見かけたりしませんか?
実はエノコログサには何種類か種類があり、知らずに見ているかもしれない。
- エノコログサ:基本種、よく見るのは大体これ。
- キンエノコログサ:名前の通り毛が黄色。
- コツブキンエノコロ:キンエノコロより小さい。
- アキノエノコログサ:エノコログサより大型で穂の先端が下がる。秋遅くまで見られるのはコレ。
など、どれも見た目は似ているので見分けるのは難しいものもある。まあ、普通に生活していたら区別する必要はないけどね。
比べると結構違う、残念ながら正確な区別はできませんでした(^_^;)
詳しい人教えて!
エノコログサのエリート。穀物になったネコジャラシ
縄文時代よりさらに前の時代。ネコジャラシの中で粒が大きく、脱粒しないものが現れた。古代の人間はそれを作物として栽培を始めた。
それが”粟”
栗(クリ)じゃないですよ(^_^;)
アワと読みます。
あまり単体で口にすることはないけど、”五穀豊穣”や”五穀米”の五穀の中の一つがこの粟(アワ)
五穀とは現代では米・麦・粟・豆・黍(キビ)または稗(ヒエ)のことを呼ぶ。
米が伝わる前に日本に伝わり栽培されていた、日本最古の穀物作物。現在でも主に栄養食品用に栽培される。
元がネコジャラシと思えないほど大型化しており、150㎝ほどにもなる。実もごっそりついてネコジャラシ特有の”ひげ”はない。
でも、時にネコジャラシとの雑種が生まれることもあり、オオエノコロと呼ばれる。大きなネコジャラシのような姿らしい。
ネコジャラシも食べれます!
粟がネコジャラシから作られたのだから、もちろんネコジャラシだって食べられます!
今アニメで放送中、少年ジャンプ連載中の漫画” 『Dr.STONE』 (ドクターストーン)”の作中でもネコジャラシの粉を使って作ったラーメン。ネコジャラシ麺が紹介されている。
ただし、稲などと違い熟した穂は簡単に粒が落ちてしまうので食べられるだけの量を集めるのは結構大変そう(^_^;)
実際に作ってレポートしている人がいるのでご紹介しますね。
ネコジャラシ粉でホントにラーメンを作っている人も発見(゚Д゚)ノ
ラーメンっていうよりソーセージのようだ(^_^;)
どちらもおいしいらしい。これは今度食べてみないといけませんね(≧▽≦)
まとめ
ネコジャラシこと、エノコログサは実は食べることができました。
五穀である粟のもととなった草。雑草ではあるが、もしかしたら利用方法が今後膨らむのかもしれない。
しかし、エノコログサの最も有効な使い道は、猫と戯れる時にじゃらして遊ぶこと!これにつきますよね(*´ω`*)
では、皆さまよい園楽を~(。・ω・)ノ゙
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