ストロベリーポットでイチゴを植えよう!植え方のコツ5選
皆さんこんな形をした鉢を見たことありますか??
この変わった形の鉢の名は”ストロベリーポット”といいます。
名前の通り、イチゴを育てる専用の鉢なんです(゚Д゚)ノ
でも何でこんな形をしているんでしょうか??
今回はちょっと変わったイチゴ専用の鉢、”ストロベリーポット”をご紹介します!!
目次(*´▽`*)
ストロベリーポットはなんでこんな形をしているのか?
見れば見るほどに不思議な形(^_^;)
ストロベリーポットのこの不思議な形には理由があるんです!
イチゴってやつは実が地面につくとそこから腐ってしまうことがあります。そのため畑で育てる場合でも実が土に直接当たらないように敷き藁をしいて防ぐように育てるのが一般的。
いちごの生産者もイチゴの実が地面につかないように、最近は高床式のベット栽培が主流。イチゴの摘み放題なんかに行くとイチゴが通路にこぼれるように鈴なりになっていますよね(≧▽≦)
あれは収穫しやすいだけでなく、実が痛むことも防いでいるんです。
ストロベリーポットは1鉢でいくつもの苗の実を地面につけないように育てられるように開発されたイチゴ専用ポットなんです!
実用性は低い?ストロベリーポット
素晴らしい仕組みのように見えるこの鉢ですが、実際はちょっと植えにくいし、プランターで作ったほうが育てやすいんですよね(^_^;)
実用性というよりも、観賞用の意味合いが強い鉢だと言えます。
ポケットからイチゴが溢れるように咲く姿はやっぱり可愛いですよね!
たくさんの収穫を目指す、というより飾って楽しむ栽培用途にご利用ください。
ストロベリーポットの植え方
では早速イチゴを植え付けていきましょう(≧▽≦)
- 鉢底石を入れて、ポケットの下まで培養土を入れます。
- ポケットから苗を植え付けて次のポケットまで土を足していきます。
- 次の段のポケットにも同じように苗を植えて土を足します。
- 最後に一番上にも苗を植えれば完成です!
こう見ると簡単そうですが、実際植え付けてみると構造的にうまく植えられないこともしばしば・・・・・・
特殊な形をしているストロベリーポットは植え方にもちょっとした”コツ”がいります。
ストロベリーポットの植え方のコツ5選
重要なポイントを5つ紹介します(≧▽≦)
- 水はけよく植える
- イチゴの向きに注意
- ポケットの土がこぼれないようにする
- イチゴのクラウンは埋めないで
- ポケットの乾燥に注意
では、内容について詳しく見ていきましょう(''ω'')ノ
1、水はけよく植える
ストロベリーポットは縦に大きいものが多く、中にびっしり土を入れてしまうと水はけが悪くなる場合があります。
そこで、水が抜けるようにひと工夫しましょう。
鉢底には穴からこぼれないようにネットをしいて、鉢底石をさらりと並べます。
そこに小さな”素焼き鉢”を逆さにしておきます。
これで水が溜まりやすい底に空間が生まれるので、水はけがよくなります。
鉢底ネットを筒にして中に鉢底石を詰めた筒を埋め込んで水の通り道を作ってもいいです。
この時は鉢の大きさの半分くらいの高さのものを用意しましょう。
2、イチゴの向きに注意
イチゴの実がつく方向は苗の時点で決まっています!
これを間違えると、きれいにポケットの外側にイチゴが実ってくれないんです。
イチゴは親から伸びたランナーの反対側に実をつけます。
植え付ける時に、ポケットの外に花が咲くように方向を確認して植え付けましょう。
一番上に植える株も、ポケットの間に花が来るように調整して植え付けます。
3、ポケットの土がこぼれないようにする
ストロベリーポットのポケットは穴が大きく、そのままだとポケットの土が、内側の方にこぼれてきてしまいます。
どうしても苗が植えにくかった場合、ここでも活躍するのが鉢底ネット。
ポケットの穴から土がこぼれないように、苗を植え付けたら内側からネットで支えておくと植えやすいよ(≧▽≦)
4、イチゴのクラウンは埋めないで
イチゴは株元の芽の部分は、形が王冠のようなので”クラウン”と呼ばれています。
イチゴの苗はこのクラウンが土に埋まってしまうと生育が悪くなってしまいます。必ず土の上に出るように植え付けましょう。
3番の鉢底ネットの壁を作っていないと、水やりのたびに鉢の中の土が崩れてクラウンを埋めてしまいます。注意しましょう。
5、ポケットの乾燥に注意
ストロベリーポットはポケットが横に飛び出した形をしているので、上から水をかけても横のポケットまで水がいかないまま底から流れてしまいます。
水やりは上からだけでなく、それぞれのポケットにも与えるようにしましょう。
あまり乾燥が激しいようなら、水苔でマルチングして乾燥を防いであげましょう。このときもクラウンを埋めないように注意しましょうね。
ちょっと面白い使い方。ストロベリーポットでイチゴを増やそう!
ストロベリーポットで収穫を楽しんだら、来年のために苗の更新を行いましょう。
イチゴの苗は多年草なので、そのままで来年も花を咲かせますが、2年目の株は老化しているので実付きも悪く、病気にもかかりやすくなります。
来年もいい実を収穫するためには1年で苗を抜いて新しい株に更新します。
ストロベリーポットでの株の更新
まずはポケットの中のイチゴ苗は抜き取って処分します。
ポケットの中の土を抜いて、新しい培養土に入れ替えます。
一番上の苗だけはそのままにして肥料を与えて子株(ランナー)を伸ばします。
伸びたランナーの先につく子株を新しい用土を入れたポケットに誘引し、動かないようにUピンで止めます。このとき苗の向きを間違えないようにしましょう。
子株からは更に孫株をつけるランナーが伸びてきます。
この株をまた他のポケットに誘引し、このあとも同じように、すべてのポケットに子株を誘引します。
子株の葉が十分に育ったらランナーを切り離して独り立ちさせます。
子株が独り立ちしたら一番上の親株も抜いて、土を作り直して新しい株を植えます。
あとは昨年と同じように育てていきましょう。
ちょっと面白い使い方。ストロベリーポットでイチゴ以外の植物を育てよう!
ストロベリーポットはイチゴ専用と決まっているわけではありません。
横に広がるお花をポケットに入れれば、一風変わったアレンジが出来上がります。
いろいろな花を植えて楽しんでみましょう(^^)/
いろいろあるぞ、ストロベリーポットのバリエーション
ストロベリーポットといってもいろいろな形があります。
大きさによってポケットの数も違ってきます。(現在は完売してしまっているものが多いが、画像クリックで販売店のサイトを見ることができます)
積み重ねることでストロベリーポットのようなポケットを作ることができるプラスチック製の鉢もあります。
この鉢は一段ごとに分解できるので植え付けしやすい。自分の好みの高さまで積み重ねて楽しむことができます。
まとめ
見た目が凄くインパクトのある”ストロベリーポット”でのイチゴ栽培。是非チャレンジしてくださいね。
一番いいイチゴ苗の植え付け適期は”秋”です。
秋に植えた苗は冬を越して春になるとたくさんの実をつけてくれますよ。
四季なりのイチゴなら春からスタートしても大丈夫。
女峰などの春なりイチゴの場合は実がつくのは来年の春になってしまうのでご注意ください(^_^;)
植え付けはちょっと手間だけど、たわわに実った姿はめちゃくちゃ可愛いですよ。
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙
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