台風被害!何で街路樹が倒れるの?

今年も大型台風の被害が多発しています。まずは現在も被害の続く被害地域の皆さんの早い回復をお祈りします(__)

台風で倒れる街路樹

台風上陸のニュースが流れるたびに必ず画面に映し出される”倒れた街路樹”

5m以上もありそうな大きな木が根本から抜けて倒れていたり、根本から折れていたりと台風の風の強さを表現するにはもってこいの場面です。

だけどよく考えてみると不思議じゃないですか?

なんで台風のたびに街路樹が倒れるのでしょう?もちろん他の場所でも倒れていることもあります。がけ崩れなどで土ごと崩れてしまっては大きな木であってもそれは倒れてしまうでしょう。でも街路樹が倒れる場合、多くが根っこごと抜けて倒れることが多く、その根は木の大きさに比べ驚くほど小さい事がほとんどです。

樹木の根の張り方

ではここで樹木の根の成長を見てみましょう。

背が高い木は根も相当深いところまで伸びているのだろうと考える人が多いですが、そんな事はありません。10mを超える大木でも根の深さはせいぜい1~2m。これは地面を掘ってみればわかりますが、深くなればなるほど土は固く根を伸ばすことが困難になります。

さらに頑張って根を伸ばしたところで、そこには水も栄養もほとんどない。そんなところに根を伸ばすくらいなら、表層の栄養豊富な地面に広く横に伸ばしたほうが得。

そこで木は大きくなるにつれて横に根を広げていきます。根は浅くとも根の横張は3m以上になることも珍しくありません。

アスファルトのしたってどうなってるの?

木の話は置いといて、今度は道路のアスファルトの話。

日本の道路はほとんどがアスファルト舗装された道です。街路樹はそのアスファルトに囲まれているわけですが、アスファルトの下ってどうなってると思いますか?

アスファルトそのものが数センチの厚みなのは、道路工事等で目にするのでわかると思います。しかし、道路は単に平らな地面にアスファルトを敷いただけじゃないんです。

アスファルトの下地は交通量やその場所の硬さによって厚みは変わってくるが、厚いところでは1m以上も下地材を埋めて道路が凸凹にならないように工事が行われています。

この下地は砂利やアスファルトの混合剤。植物の根が伸びれるようなものではありません。

街路樹が根を伸ばせる場所は・・・・・・

街路樹が植えられている場所はほとんどが1mx1mにも満たないマスの中。周囲はアスファルトの工事で根を伸ばすのは難しい環境。下には伸ばせない、しかし周囲も囲われている。

もちろん樹木も生きるため横に根を張り、周囲の枠を持ち上げようと頑張る木もあります。しかし多くの街路樹は限られた環境でほそぼそと成長を続けています。

街路樹は道路の脇に植えられるので排気ガスの影響で株にも大きい負担がかかります。

一生懸命広げた梢も電線に引っかかるとバッサリ刈り取られる。

こんな弱った状況で強い風が吹いたとしたら……どうなるのか想像できますよね。

今後も増える街路樹の倒木

高度成長期に日本に張り巡らされた道路。それと同時に植え付けられた街路樹は長年の厳しい環境に限界を迎えています。今後も台風や大風が吹くたび日本のあちこちで街路樹の倒木は続くと考えられます。

見た目で倒れるかどうか見極めることはできないので、台風の際はむやみに外に出ないようにするしかないかもしれません。

街路樹が倒れたら保証はどうなるか?

街路樹が倒れて自動車が潰された!家に倒れてきた木で窓が割れた!

そんな事が起こるかもしれません。その時修理代は誰が出してくれるのか?

誰も保証してくれません(◎_◎;)

法律上でも 、自然災害による賠償義務は原則としてありません。 なので街路樹が倒れて何かが壊れても基本は保証はないと思ったほうがいいです。

もちろん、前々から根本が腐ってて何度も市役所にお願いしていた、などの条件では話が違いますが、街路樹が倒れるかどうかは自治体でも予測できません。

自治体でも街路樹の点検は行われていますが、危険そうな木を見つけたら管轄する自治体に連絡するなりの対策をおこなうようにしましょう。

あらかじめ火災保険に加入しておくのもおすすめ。必ず自然災害による保証もつけましょう。

倒木しそうな気の見分け方

そうはいっても何が危険なのかは素人目にはわからないもの。そこでここでは比較的わかりやすい倒木の危険性のある街路樹の見分け方をご説明します(゚Д゚)ノ

根上がり

街路樹が植えこんである桝に収まりきらず、根が周囲のアスファルトを盛り上げている状態。結構よく見かけるが、あまりにひどいものは場合によっては地面の下に根が伸びれないため表面を多く広がっている可能性がある。すぐに倒木することはないが、危険はあるので注意しておきましょう。それ以前に歩きにくいよね(^_^;)

ベッコウタケ

街路樹の根元に発生するキノコ。木の根元付近に黄色いキノコを発生させます。

このキノコを見たら要注意!

見た目が健全に見えても幹の内部はキノコの菌で腐っています!倒伏の危険が最も高いと言えます。このキノコを見かけたら早急に自治体に連絡して対策してもらいましょう。

街路樹の倒木対策

もちろんこういった問題に何も対策していないわけではありません。現在「 根系誘導耐圧基盤 」という新たな舗装工法が用いられる工事が増えています。

簡単に言えば今までアスファルトの下に根が入り込まないようにしたいたものを、アスファルトの下にも根が伸びてのびのび木が成長できるような土壌を作る方法です。

参考:東邦レオ株式会社様

これにより倒木を減らせると考えられていますが、まだまだ利用地域は少ないのが現状です(。-`ω-)

まとめ

  • 現在の街路樹は台風などの強い風で倒れる危険のある木も多く存在している。
  • 自然災害の被害は保証されない場合もあるので、火災保険などの対策も考えておきましょう。
  • 街路樹の状態をチェックして危険な木を見つけたら早めに自治体に連絡しましょう。

台風被害が多く報道されています。天気予報をよく確認して自分の安全は自分で守れるよう備えましょうね(゚Д゚)ノ

では、よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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