ショベルとスコップ違いはあるの?
園芸作業には欠かせないスコップ。シャベル(ショベル)なんて呼ばれたりしますよね(≧▽≦)
ところで、この二つのもの何が違うかわかりますか?もしくは同じものなのでしょうか??
今回は園芸道具「ショベルとスコップ」についてご紹介します。
目次(*´▽`*)
ショベルとスコップなにがちがう?
皆さんはどんなイメージをお持ちですか?私はショベルカーのように「ショベルは大きい」「スコップは片手で持てる移植ごて」みたいな認識だったんですけど、実は違うんです(゚Д゚;)
日本産業企画JISによれば、「足をかけることができる部分があるものがショベル、無いものがスコップ」と明確に定義されています。
つまり、大きさは関係なくて、刃の上面が平らなものはすべて「ショベル」ということになりますΣ(・ω・ノ)ノ
上の写真だと左の緑色のものが「スコップ」、右のクリーム色が「ショベル」です。
ちなみに「ショベル」と「シャベル」は同じ英語の ”shovel” の日本語読みだが、JIS規格では「ショベル」と定義されています。
ではスコップは?
ショベルは英語ですが、スコップは実はオランダ語の ”schop”です。
本来全く同じものであるのですが、日本で定義する際に違うものになったようですね(^_^;)
ちなみに日本語でショベルは円匙と書き、「えんし」または「えんぴ」と表記します。”えんぴ”とは自衛隊での呼び名。古くは旧日本軍の時代から呼ばれていた名前で、”円匙”は旧陸軍にとっては必需品でした。
土を掘るめに利用されるのはもちろん。敵兵をぶん殴る・斬りつける・打突するための武器として用いられ、鋼の刃がつけられており白兵戦では最も頼りになる武器であったらしい。
園芸作業におけるスコップ
ここは園芸ブログなので、軍隊の話は置いといて園芸作業に使うスコップについて。
ショベルはその形によって様々な用途があります。
先端の形によって「丸形」と「角型」に分けられ丸スコ(剣スコ)・角スコなどと呼ばれたりもします。角型は土を運んだり、コンクリートを練ったりするのに用いられるので、園芸作業というより土木作業向き。
穴を掘るのに向くのは丸形。特に剣先がとがっている方がよく刺さります。地中の根を切ったりできるように先端に刃の付いたものもあります。
軍隊で使用されていたように十分危険なので刃付きのショベルはお子さんがいたずらしないよう注意しましょうね(^_^;)
丸形スコップの種類
丸形スコップにもいろいろと用途ごとに商品が分かれています。
家庭園芸だとホームショベルと呼ばれる通常のものより一回り小さいサイズのものがあるので、女性の方などはそちらがおすすめ。素材はパイプ柄と木柄があるけど、それほど重さは変わらないです。
木柄は木が腐る場合がありますが、パイプ柄もさびることがある。つまり使った後のお手入れが大切ってことです。
ちょっとお高いですが、オールステンレス製のショベルなら錆に強く長持ちしますよ(≧▽≦)
ショベルを制する者は園芸を制する?
園芸で多く利用するのは大きなショベルというよりも、むしろ移植ごて。
片手で扱える小さなスコップですね。
移植ごての長さは基本30㎝
いつも使う移植ごての長さを覚えておくと便利ですΣ(・ω・ノ)ノ!
基本的に多くの移植ごては30㎝の長狭で作られることが多いです。柄の部分15㎝、先端15㎝。
これを覚えておくと、株間を測る定規がわりや穴の深さを測るのに便利(≧▽≦)
お使いのものによって違う場合があるから、1度測ってみておくといいですね。
移植ごてと土いれは別に用意しよう
移植ごては”移植”するために土を掘ったり、根を切ったりすることが得意な小型シャベル。だから土を運ぶのには向いていないんです。
植え替えの際、培養土をすくって運ぶには土を入れる専用の”土入れ”があると便利です。
多くの土を入れるならスコップ型。小さい鉢やアレンジの苗の隙間に土を入れるなら筒型の土入れをサイズ違いでいくつか用意してあると便利です。
この辺りは100円均一でも売ってるので、一つ持っていると作業がすごく楽ですよ(≧▽≦)
注意点として、土入れは100円均一でもいいと思いますが、移植ごてはよく見ないと素材が柔らかく簡単に曲がってしまったり、ガタガタして使いにくいものもあるので、園芸店やホームセンターのしっかりしたものの方がおすすめです(^_^;)
まとめ
ショベルは足がかけられるもの。スコップはそれ以外のもの。理解できましたか?
土は園芸の基本。その土を扱う道具もガーデナーにとっては大切な相棒です。しっかりした商品と使用後の手入れを行って大切に使ってあげてくださいね。
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙