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鉢とは何か(。-`ω-)?

植物を植え付ける入れ物ですね。

まあ、知らない人はいないでしょう。

でも、意外と知られていないことも多いんですよね~(^-^;

今回は知っているようで意外と知らない鉢について、詳しく説明してみますね('ω')ノ

鉢はその素材によって大きく分類されます。

今回は素材ごとの特徴を説明しますね(≧▽≦)

  1. プラ鉢
  2. テラコッタ(素焼き鉢)
  3. 焼き物(釉薬鉢)
  4. 木製鉢
  5. グラスファイバー鉢
  6. 大型コンクリート鉢
  7. 小型コンクリート鉢

1、プラ鉢(プラスチック鉢)

現在、最も多く作られている鉢。

お店で売られている花は、そのほとんどがプラスチックで作られた鉢、通称「プラ鉢」で植えられてます。

100円台の苗がはいっている黒いペラペラのポットも、素材的にはプラ鉢と言えなくもない(´ー`)

特徴はなんといっても安価で軽い

利点をまとめると、

プラ鉢の利点

などなど、比較的丈夫でデザイン・カラーも豊富。使いやすさは一番だよ(^^♪

普通に育てるだけであれば全然問題なし。

逆に、欠点としては、

プラ鉢の欠点

など、、、(;´・ω・)

しかし、欠点とはいっても、通気は用土と冠水のタイミング次第で対応できるし、

捨てるとき処分に困るのはどんな鉢でも同じ。

デザインについては、お値段が高いものであれば、結構カッコイイものもあります。

例えば、八幡化成のエコポットシリーズ。

素材のプラスチックに木の粉を混ぜ込むことで、木の香りと素朴な質感を演出しています。

これもプラスチック(◎_◎;)大樹トレーディングのおもむきカラーポット 。

ぱっと見の見た目は陶器鉢と見分けがつかないですね。

土が入ると結構重いから、軽いってのは大きな利点。軽いは正義Σ(・ω・ノ)ノ!

2、テラコッタ

釉薬を塗っていない素焼きの鉢

国によってさまざまな特徴がある。

粘土の素材にもよるが、基本的に茶色

焼き物なのでずっしりとした重量で高級感がある。

最大の特徴は、鉢の壁面が水や空気を通すということ。

これにより鉢の中が過湿になりにくく、根の健康に良いとされています(≧▽≦)

古くから利用されるだけあって利点は多い。

テラコッタの利点

プラスチックのない、古い時代から利用されきた歴史があり、デザインも豊富。

鉢を含めて”魅せるアレンジ”を作ることができる。

しかし、陶器鉢は意外と欠点も多い(´・ω・`)

テラコッタの欠点

まずは『かなりの重量がある』よく言えば安定感だが移動・植え替えは一苦労となる。

年配の方や、女性が扱う際はかなり苦労するだろう。

そして、『割れる』焼き物なのでぶつけたり落としたりすれば壊れます。

廃棄するにもプラ鉢以上に困難。(>_<)

特に安いテラコッタは、水が凍結する東北以北の地方では、冬に寒さで割れることがある。

これは、鉢の中にしみ込んだ水が凍結する際に膨張して鉢を破壊する「凍て割れ」という症状。

特に型に粘土を張り付けて作るイタリア鉢は凍害による被害を受けやすい。

水をやらないわけにもいかないので、寒い地方で使う鉢を購入する際は耐寒性がある鉢かどうか、お店の人に確認したほうがいい(=゚ω゚)ノ

そして、『値段が高い』

焼き物の鉢は直径30cmを越すと急に価格が上がる

これは大きいものほど焼くのが難しく、配送にも料金がかかるため仕方がない。

壁面から通気があるということは、逆に言えば「苔が生えやすい」ということ。

屋外では味になっていくが室内で使用すると、もうそれは汚れでしかない。

室内で使う場合は、釉薬を塗って焼いた 「釉薬鉢」を使うのがおすすめです。

これだけの欠点があっても、それでも鉢と言えばテラコッタと言われるのは、素敵なデザインの鉢が豊富だからに他ならないです(=゚ω゚)ノ。

3、釉薬鉢

上のテラコッタに似るが、こちらは素焼きの鉢に釉薬を塗ってさらに焼成したもの

テラコッタより一般的に高温で焼くのでより丈夫になっている。

利点としては

釉薬鉢の利点

釉薬によって色を変えられるのでおしゃれなデザインが豊富にそろっているのが、なにより魅力だね(≧▽≦)

欠点としてはテラコッタとほぼ同じ、重いことと、割れるリスクがあること。

素焼きの鉢に、釉薬をかけて焼くという、二度の焼成工程が必要なため、手間がかかっている分高価になってしまう。

釉薬鉢のデメリット

釉薬鉢は、テラコッタの利点であった通気性も、釉薬を塗装したことによりなくなっている。

プラスチックと同じく過湿になることが多い、通常水抜き穴も1個しかないのでプラスチックよりさらに排水性が悪い。

鉢底石や、排水のいい土を使って栽培をするように心がけたい鉢だ。

しかし、室内で使うには、鉢がこけむすこともないのでお勧め。

観葉植物には白や黒のモダンな鉢が使われることも多いですね(^^♪

テラコッタと同じで30cmを越すと急に値段が高くなります(◎_◎;)

4、木製鉢

軽くて丈夫、見た目もカッコイイ。

通気性もそこそこある。

木製鉢の利点

なかなか評価の高い鉢の素材ではあるが、デメリットもそれなりの存在する。

木製鉢の欠点

木製鉢に直接土を入れて使用する場合、寿命はかなり短くなる。

防腐加工してあっても2~3年で腐ってくるだろう(;´・ω・)

使い捨てと割り切れば悪くないかもしれないが、判断の分かれるところだ。

そして、製作に手間がかかるため、値段はそこそこ高かったりします(-ω-)/

どうしても水に触れる鉢底から腐ってくるから、底だけはプラスチックのメッシュに加工してある鉢なんかもあります。

直接植えつけず、鉢カバーとして使えば長く利用することができますよ。

うちでは直接土を入れて使って5年以上たつけど、壊れないでまだ頑張ってます(;^ω^)

捨てるときバラバラにすれば燃えるゴミで捨てられるのも利点と言えるかな。

5、グラスファイバー鉢(繊維強化プラスチック・FRP)

樹脂にガラスの繊維などを練り込んで作られた鉢

利点はプラ鉢より丈夫で高級感があり、デザイン豊富。

陶器に比べれば、結構軽い。

大型の鉢になるほどそのありがたみが生きてきます(^^♪

ファイバー鉢の利点

ファイバー鉢の欠点

欠点は基本的にプラ鉢と同じ。

通気性はなく、穴が小さいものも多いので、加湿になりやすい。

今はまだ問題視されてはいないが、ガラス繊維などを含むため、後々環境問題に発展する可能性もあるかもしれない。

しかし、最近はデザインも豊富で各社力を入れてる商品群なので、今後利用されることは増えていくかも。

大々的に使うのはどうなのだろうと少し心配な点もありますけどね(;´・ω・)

あと、紫外線劣化は結構あります。

耐用年数はおおむね3年くらい(メーカーによって違います)

直射日光下ではさらに消耗が激しい可能性もあります。

家で4年使ったファイバー鉢

6、大型コンクリート鉢

そのものずばり!コンクリート素材の鉢

一昔前は公共施設や駐車場などの仕切りや植え込み用によく見かけたが、最近はFRPにおされ見かけなくなってきている。

利点は何しろ『丈夫』であること!

車がぶつかっても車がへこむほど。

重量もかなり重いので安定感は抜群だ!

コンクリート鉢は大型のものと、小型のもので全く特徴が異なるので、分けて説明しよう(-ω-)/

大型コンクリート鉢の利点

大型コンクリート鉢の欠点

7、小型コンクリート鉢

近年はサボテンなどを植え付けるのに、コンクリートで造られた小型鉢も人気だ。

小型コンクリート鉢の利点

型に流し込んで作るので、大量生産が可能。

焼かないで作ることもできるので、燃料費もいらず安く作り上げることが可能な鉢。

そのため、雑貨メーカーを中心に様々なデザインの鉢が作られています。

ただし、コンクリート鉢はデメリットも多いので、よく理解して利用する必要があります。

小型コンクリート鉢の欠点

コンクリートは塗装がはがれやすい。

値段シールをはがした後

せっかくきれいなデザインも、塗装されているコンクリート鉢の場合、時間とともにはがれていくので覚悟しておく方がいい。

*お店によっては表面に価格シールが貼られている場合もある。
この場合、はがしたとき、表面のデザインが破損する可能性が高い。購入する際にも注意しよう。

コンクリートは堅いイメージがあるかもしれないが、ぶつかれば割れます。

印象としては陶器鉢よりも弱いと思います(^_^;)

そして、最大の欠点は”土が強アルカリ性になる”こと。

コンクリートには大量の石灰が含まれているので、その成分が土に溶けだしてアルカリ性を強くします。

酸性土壌を好む植物には向かないので、使用しないようにしましょう。

このほかにも植え込み鉢は様々。想像力を働かせていろんなもので植物を植えてみよう(^^♪

ではみなさま、よい園楽を~~~ヾ(≧▽≦)ノ

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