令和の象徴『梅』の育て方~花梅~

梅表紙03

今の元号『令和』が万葉集からとられたことを知っていますか?

「令和」は万葉集の梅の花の歌三十二首の序文からとられていますΣ(・ω・ノ)ノ

つまり、『令和』は梅の時代。過去2回「実梅」と「梅の歴史」について記事を書きました。よかったら過去の記事もご覧くださいね(*´ω`*)

花梅と実梅の違い

梅には主に花を楽しむ「花梅」と実の収穫を目的とした「実梅」があります。

基本的にはどちらも同じものなのですが、花梅は花の美しさだけを求めているので、実がついても食用には向きません。

逆に実梅は、実の収穫が主の目的なので花はシンプルなものがほとんどです。

縁起植物「梅」

梅は早春、いち早く鮮やかな花を咲かせることから春の訪れ、命の再生を表す縁起植物として、「松」「竹」とともに松竹梅として利用されます。

12月初めころからお花屋さんでは梅の盆栽が販売され始めます。令和の時代を象徴する花木「花梅」を育てるにはもってこいですね(≧▽≦)

この時期販売される梅は葉が全て落ちた棒だけの状態で販売されます。しかし、枝先をよく見るとぷっくりと膨らんだ赤い芽を見ることができると思います。これが来春に咲く花芽。

つまり、購入時この花芽がたくさんついている木を選べば、来春からたくさんの花を見ることができるんです!
購入時はよく確認して購入してくださいね(≧▽≦)

花梅の種類

花梅には実梅にはない鮮やかな花色の梅があります。主に赤やピンク。中には1本の木に白とピンクが混ざって咲く「咲き分け」と呼ばれる咲き方の花もあります。

色だけではなく八重咲・しだれ咲きなど、変わった咲き方の梅もあります。有名なものをいくつかご紹介します。写真は販売ページへのリンクになっています。ご希望の梅があったらお店に行って見てくださいね(≧▽≦)

鹿児島紅


鹿児島紅

赤花の代表品種「鹿児島紅」 花は濃い紅色の中輪花で八重咲きやや遅咲きです。赤の濃い梅が希望ならおすすめです!

雲龍梅


雲龍梅

枝が竜のように曲がりくねった独特の姿をとる梅の珍品。自由に枝を伸ばせるスペースがあるほうが見事に育ちます。

大盃


大盃

盆栽仕立て紅梅の代表品種。早咲品種で1月から開花することでお正月の飾りなどにも利用される。盆栽仕立てで出回ることが多い人気品種。

冬至梅


冬至梅

こちらは白花の早咲品種。冬至とつくように、温度管理次第では12月に咲かせることも可能。大盃とともに盆栽仕立てで流通することの多い品種。大盃と寄せ植えして「紅白梅」として利用されることもあります。

思いのまま


思いのまま

白とピンクが1本の木に咲く「咲き分け」という咲き方をする珍しい品種。思いのままという割には、思い通りに白ピンクを咲かせることはできないんですけどね(^_^;)

どこに何が咲くかは咲いてのお楽しみ。

しだれ梅

枝が下向きに下がって伸びる。しだれた姿が美しい梅。しだれ梅は中心の枝も下がってしまうので、希望の高さまでは支柱で人工的に枝を立ててあげなくてはいけません。

滝のように咲く花は素晴らしく豪華です(≧▽≦)

梅の品種はこのほかにもたくさんあります。お気に入りの花を探してくださいね!

花梅の育て方

花梅の育て方と実梅の育て方は基本的には同じ。ですが、実梅は実を収穫しやすくするために高さを2m程度に抑えて枝を横に広げる樹形に剪定するのに比べ、花梅は収穫は関係ないので自然にきれいに見える樹形に育てることが違ってきます。

土づくり、肥料や、花を咲かせる剪定などは共通です。

苗の植え付け場所

梅を植える場所の条件は、日当たりがよく、水はけのよい場所。そして、温度が年平均気温が7℃以上の地域で栽培が可能。

花梅なら多少の雪でも花は楽しめますが、実梅の場合マイナス4度以下になると低温障害で実がつかなくなるので注意が必要です(゚Д゚)ノ

実梅をならせるには受粉樹として小梅を植えるのが一般的ですが、花の時期が合うなら花梅の花粉でも実をつけることが可能ですよ。

梅を植える土づくり

苗木の植え付けは、根を広げられる十分な広さの穴を掘り、掘り上げた土に3割ほどバークたい肥を混ぜます。

果樹用の肥料などを直接根に触れない下に入れるか、マグアンプKなどのように根に触れても肥料やけしない緩効性肥料なら掘り上げた土に必要量を混ぜて植え付けます。

梅の苗木はほとんどが接ぎ木で作られています。植え付けの際は接ぎ木部分が地上に出るように植え付けます。

庭植え花梅の剪定

昔から「桜切るバカ、梅切らぬバカ」といい、桜は切り方を間違うと切り口から雑菌が入ることで枝枯れをおこし、梅は枝を切らないと徒長枝ばかりで込み合いすぎて病害虫が発生しやすくなります。

切る時期や切る位置は考える必要がありますが、剪定を行わないとそれこそ大変な姿になってしまいますよ(^_^;)

ここでは簡単にはなを咲かせやすい剪定について解説します。

梅の花芽は長い枝の脇から出る短い枝につく習性があります。長すぎる枝(徒長枝)は1/3くらいを切り戻し、来年花芽の付く短い枝が出る準備を行います。

込み合っている枝、枯れこんでいる枝については元から切って外してしまいましょう。枝が多いと風通しも悪くなりよくありません。

剪定は葉が落ちている冬時期に行うと、花芽もわかるので花を減らさずに剪定することができますよ(≧▽≦)

花梅の肥料

梅の肥料は基本的に年に一回。冬場の寒肥で与えます。実梅や鉢植えで勢いが欲しい場合は花後のお礼肥えを与えますが、与えすぎると無駄に枝が伸び、逆に花が咲きにくくなります。肥料は控えめに与えましょう。

早く花を咲かせたいときは鉢植え栽培で

苗木で販売されている梅は植え付けて約3年。根がしっかり張って株が充実するまで、なかなか花が咲きません(‘Д’)

そんなに待てない!という方は鉢植え栽培がおすすめ。あえて少し小さい鉢で栽培することで早く根を詰まらせて植物に危機感をあおります。

通常なら体が充実して準備万端で花を咲かせるところですが、鉢植えで根がいっぱいになると「これ以上生育できない!死ぬ前に子孫を残さねば!」と通常よりも早く花を咲かせるようになります。

もちろん限界を突破して弱ってしまったら本当に死んでしまうので、その前には植え替えをしてあげてくださいね(^_^;)

まとめ

  • 令和の元となった万葉集の歌は梅の歌の序文からとられている。
  • 花梅と実梅は同じ仲間。だけど花梅の実は食べる果肉が少ない、もしくは美味しくない。
  • 花梅は赤白ピンク、八重、しだれと様々な花がある。

どうでしょうか、梅の花、育ててみたくなったんじゃないですか?

梅は花も素敵ですが、あの香も素晴らしいですよね~(●´ω`●)

ぜひ「令和元年」の記念樹に梅の木を育ててくださいね。

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です