竹と笹は何が違いますか?(´゚д゚`)その3

に続くなんと、第3回。
まだまだ不思議がいっぱいの「竹と笹」のお話スタートです(^O^)/
目次(*´▽`*)
竹といえばパンダの主食ですよね(●´ω`●)
近年は上野動物園にパンダの赤ちゃん「シャンシャン」が誕生したことでも話題になりました。
パンダは笹を主食にしていることで有名ですが、分類上は、食肉目クマ科ジャイアントパンダ属に分類される食肉類。
そう、本来肉食なんです(*_*;
それがなぜ笹を食べるかというと、氷河期にほかに食べ物が無くなった時、パンダは冬でも枯れない笹の葉を食べることで何とか極寒の氷河期を乗り越えることができたのです。
しかし、悲劇はここから始まった……
パンダの悲劇
しかしこのことはある”悲劇”をもたらします。
竹ばかりを食べていたパンダはいつしか、肉を食べてもおいしく感じないように脳内が変化してしまったのです!
だから氷河期が去った今は、本当なら肉を食べたいはずなのに、体は求めていても、頭が受け付けないのです。
もともと肉食だったパンダはなんと、今でも食べた笹の葉をうまく消化することができません(@_@;)
ほとんど分解できずに糞として出てしまうので、すごい量を食べなくてはならない。
何とも悲劇的な運命を背負うことになったのです。
でも、逆に竹があったからこそ、現代の私たちがパンダを見ることができるとも言えます。竹ありがとう(^^♪
ちなみにパンダは中国、とは言ってもチベット地域というごく限られた場所にしか生育していない貴重な動物。
これ以上は本題から離れるのであとは興味のある方はパンダの故郷チベットについても調べてみてくださいネ(^^♪
あれも竹?これも竹??
観葉植物に「富貴竹」やラッキーバンブー、ミリオンバンブーと呼ばれる植物があります。
確かに節っぽい茎に細長い葉は「タケ」っぽく見えなくもないけど(;^ω^)
これは竹と名前はついていますが、竹の仲間ではなくドラセナの仲間。
幸福の木や青年の木と近い仲間の熱帯の樹木になります。
参考リンク→:開店・入学の贈り物におすすめ!ユッカ(青年の木)特徴と育て方
参考リンク→:幸福の木が何で枯れるの?その原因トップ3
そして、さらに竹っぽい観葉植物に「棕櫚竹(シュロチク)」と「観音竹(カンノンチク)」があります。

参考リンク→:棕櫚竹(シュロチク)観音竹(カンノンチク)どっちも竹じゃないって知ってた?
これもすごく竹っぽいけど、こちらはヤシの仲間。
寒さにもある程度強く、丈夫で育てやすいから観葉植物としては人気が高い。
本物の竹のように地下茎から次々新し芽が伸びるのもそっくり。
竹の仲間と信じて飾ってるお宅も多いと思われます(;^ω^)
せっかくなので、本物の竹をいくつか紹介していきましょう!(^^)!
竹は大きく3つのグループに分けられる
竹と笹は違いを説明してきましたが、実はもう1クループ「バンブー」というものがあります。
英語で竹をbambooですが、それとは別の意味で『竹』と『バンブー』は区別されます。
大きな違いとしては、熱帯産であること。
そして地下茎が広がらず地際から株立ち状に育つことが特徴です。
熱帯産なので日本で見られる竹より寒さに弱く、関東より北での屋外栽培はむずかしいものが多いです。
日本で流通する品種も少なく、有名どころでは「蓬莱竹」(ホウライチク)その斑入り種「蘇芳竹」(スホウチク)などがあります。
地下茎が広がらないからお庭うえで管理しやすいですね(^^♪
次は竹の仲間
日本人になじみ深いのはこの仲間。
中でも「孟宗竹(モウソウチク)」は竹の中でも最大に育ち、最大樹高25mにもなる。
前回も紹介したように開花周期が非常に長く67年に一度花を咲かせて一斉に枯れる性質がある。といわれているが確認できているのは2回(;^ω^)
それはそうだ、一生に一度見れるかどうかだものね。
食用タケノコとして利用されるほか、家具やざるの原料としての利用もされる。
日本原産ではなく中国から人の手によって持ち込まれたと考えられている。
今では北海道から沖縄まで日本全国で見られます。
斑入りの金目孟宗竹などは園芸利用もされるが、絶対に庭植えしてはいけない植物の一つだ(*_*;
庭で利用の多いのはこの大名竹や、
幹の黒い「「黒竹」
どちらも竹の幹はそれほど太くならず育てやすい。タケノコを食べることはできないけど、庭木として使用するにはちょうどいい大きさの竹。
他にもちょっと変わった竹としてまるで亀の甲羅のような節をした「亀甲竹(キッコウチク)」などがあります。

庭木として販売されることは稀ですが、実物はかなり不思議な形してますよ(@_@;)

形が面白いから加工品として利用されることもあります(^^♪
笹の仲間
最後は笹の仲間(^^♪
笹は一部品種を除くと、竹も小さく低く広がるので、地面を隠すグランドカバーとしての利用が多い仲間。
中でも、「チゴザサ」は葉に白い斑が入って美しい(*´▽`*)
盆栽の添え物としては葉が細かい「屋久島笹」や「オロシマ笹」が使われます。
他にも「クマザサ」なども有名。
健康食品でクマザサ茶などもあるけど、実際の効果は???科学的には証明されていないようで、民間療法的なもののようですね(;^ω^)
ちなみに「熊笹」は誤りで、正確には冬に葉の縁が白く隈取るところから「隈笹」が正解。
野山ではびこるように、生育旺盛なのでお庭には植えないほうがいいですね(;^ω^)
竹の炭を作ったときの水蒸気は「竹酢液」というのだが・・・
木の炭をとるときの水蒸気を冷やした液を「木酢液」竹の場合は「竹酢液」といい、病害虫の予防やお風呂に入れる健康入浴剤として利用されますが、実際のところ効果は???
まあ、詳しくは以前の記事「不都合な真実・・・木酢液の秘密(-"-)」に書いたので気になった方は参考にしてください。
いやはや、ちょっと調べるつもりがすごい長さになってしまった(;''∀'')
まだまだ話はあるんだけど、今回はひとまずここまで。
また機会があったら続編投稿しますね。では~~!(^^)!
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