夏の間も長~く咲く!種類いろいろ『センニチコウ』品種の違いと育て方

センニチコウ表紙

暑さにも負けず長い期間花を楽しめる花苗。

センニチコウのご紹介(≧▽≦)

花が長持ちする「センニチコウ」の秘密

センニチコウは玉状の花が長期間にわたって咲き続ける、丈夫な花です。

花の持ちはめちゃめちゃよくって、一つの花が1か月以上咲き続けます。

正確には 球体のカサカサした部分は、苞(ほう)と呼ばれる花を守る葉の集まり。

本当の花は その中にあります。

花に見える部分は花弁ではなく葉に近いものなので、本当の花が散った後もそのままとどまり続ける。

そのため長期間にわたって干渉することができるんです(≧▽≦)

さらに切り取ってぶら下げておくだけで簡単に”ドライフラワー”にすることができるのも面白いところ。

色褪せも少なく、たくさん収穫することもできるから、クラフト素材としても優秀。

人気のハーバリウムの素材としてもいいですね(^^♪

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センニチコウは漢字で”千日紅”と書きこれは長期間にわたって花の色がさめにくいことからつけられた名前です。

一年草なのでドライフラワーにしなければ、さすがに1000日は持ちません(^_^;)

百日紅は全く別の植物

漢字だけ見ると同じような名前に『百日紅』があります。

でもこれは、『サルスベリ』のこと。

千日紅とは全く関係ありません。

同じように夏の間長く花を咲かせることからついた名前です。

詳しくは下記の記事も読んでみてください。

夏の花『サルスベリ』名前の由来と面白い特徴ご紹介。かかりやすい病気・剪定の仕方まで

センニチコウはなんの仲間?

センニチコウはヒユ科 センニチコウ属の一年草。

学名:Gomphrena globosa 

春まきの一年草として栽培され、春の終わりくらいから販売されます。

成長すると最大50cmくらいになりますが、お花屋さんでは”わい化剤”で処理をされ小さく育った苗が多く出回っています。

はじめは小さくコンパクトですが、薬が切れる1か月後ごろから急に大きくなる場合があるのでびっくりしないでくださいね(^_^;)

花は5~11月、夏から秋まで長く楽しめます。

一つの花房も長く楽しめるのですが、実は終わった花は下から外れていきます。

下の白くなった部分は花柄が外れた後、だんだんと縦になが~くなっていくので、ほどほどのところで切り戻しましょう。

千日紅の種類

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千日紅は グアテマラからパナマまでの中央アメリカ原産の熱帯の一年生植物 。

なので暑さに強く夏は非常に育てやすい。

ちょっと大きな花の『千日紅』

同じ千日紅の名前で販売される仲間に「ストロベリーフィールド」「ラズベリーフィールド」があります。

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花も株も一回り大きく、雰囲気が違います(゜_゜)

それもそのはずこちらの品種はGomphrena haageana 

日本名ではキバナセンニチコウと呼ばれる違う品種から改良されているんです。

元となったキバナセンニチコウは花付きが悪く、あまり人気がありませんでした。

しかし改良品種のラズベリーフィールド・ストロベリーフィールドが販売されると花付きの良さと豪華さで一気に人気に。

花色の幅はないですが、背も高く育つので花壇の植え込みなどで存在感を示します。

宿根するセンニチコウ『ファイヤーワークス』

宿根センニチコウ ‘ファイヤーワークス’

名前の通り、花火のように咲く先端の黄色がかわいいセンニチコウ。

普通の千日紅(Gomphrena globosa )とは違い、半耐寒性の宿根草なので、暖地であれば越冬して毎年楽しめます。

80㎝ほどの大きな株に育つから、お庭でも存在感がありますよ!

小さなセンニチコウ?千日小坊

草花の苗千日小坊(せんにちこぼう)3号ポット

夏の終わりごろからお花屋さんに並ぶ、千日紅の花をの小さくしたような苗が並びます。

こちらは千日紅ではなく、ヒユ科アルテルナンテラ属ポリゲンスという仲間の園芸品種。

ポリゲンスの名前で販売されることは少なく、千日小坊・千紅花火という名前で販売されます。

大きな違いはなく販売メーカーが違うくらいの認識でいいと思います(^_^;)

ただし、千日紅とは全く別の花なので、そこは理解して栽培しましょう。

千日紅
学名: Gomphrena globosa
一年草
原産: グアテマラからパナマまでの
中央アメリカ
開花期:5~11月
千日小坊(千紅花火)
学名: Alternanthera porrigens
非耐寒性多年草
原産: ペルー、エクアドル
開花期:10~2月 

他の千日紅との大きな違いは開花期。

千日小坊が秋にならないとお店に出てこないのは、短日性(日の長狭が短くなると花を咲かせる修正)だから。

日が短くなったのを感じて花を咲かせるので、夜でも街灯の明かりなどで明るいお庭ではいつまでも花が咲かない場合もあるので注意。

寒さには弱いけど千日小坊は多年草なので冬も防寒してあげれば来年も楽しむことができます。

ただし、おおきくななるとあまりかわいくないのと、秋までは葉っぱだけなので一年草と割り切って楽しんでもいいかもしれないですね(^_^;)

センニチコウの育て方

特に難しいこともなく、初心者でも簡単に栽培できます。

アレンジ、花壇材として楽しみましょう(≧▽≦)

センニチコウの土

丈夫な植物なので、普通のお花用の培養土でOK。自分で混ぜるなら赤玉土と腐葉土7:3にお花用の元肥を混ぜましょう。

センニチコウの肥料

たくさんは必要ないですが、月に1度くらい緩効性の花用肥料を与えましょう。

センニチコウの管理

丈夫なので、地植えだったらほとんど手はかかりません(^_^;)

鉢植えの場合は乾きやすいので、土の表面が乾いたときにはしっかり鉢底から流れるくらい与えます。

センニチコウの病害虫

あまり心配いらないですが、たまにメイガ類の芋虫がついて葉を食害します。

被害が大きくなることは少ないですが、見つけた場合は早めに殺虫剤で退治しましょう。

足元に撒くだけのオルトランDX粒剤やスプレーのベニカXネクストスプレーが簡単です。

まとめ

丈夫で簡単、花がらつみなどもほとんどいらないので、初心者でも簡単な花苗です。

花壇以外にもハーバリウムやドライフラワーなど楽しみ方はいろいろ。苗の値段もお安いのでたくさん育てたいですね(≧▽≦)

夏の暑い時期でも元気に育ってくれる数少ない花の一つ。うまく利用して真夏のお庭を彩りましょう。

では、よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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