豪華な花ラナンキュラス、球根からの育て方とカビさせないポイント

ラナンキュラス表紙

すごい重ねの八重咲。株に似合わないほどの大輪の花。

色も形も多種多様に揃う花「ラナンキュラス」

お花をよく知っている人なら見慣れた花ですが、よくよく考えてみたら結構不思議だと思いませんか?

意外と知らないラナンキュラスの秘密に迫ってみようと思います。

ラナンキュラスって何の仲間?

ラナンキュラスの和名は「ハナキンポウゲ」

その名の通りキンポウゲ科キンポウゲ属の半耐寒性多年草です。

キンポウゲ属は学名でRanunculus。ラナンキュラスとはキンポウゲ属の属名なんです(≧▽≦)

現在では園芸植物で”ラナンキュラス”といえば、和名ハナキンポウゲ、学名Ranunculus asiaticus のことを指すのが普通になっています。

ラナンキュラスってどういう意味?

よく考えてみるとラナンキュラスって不思議な響きですよね。いったいどういう意味なのでしょうか?

調べてみると、学名は「小さなカエル」という意味の様です。これはラナンキュラスの仲間が湿地に多く生育するかららしい。

確かにキンポウゲ属にはリュウキンカなどの湿地性の種も多くあります。でも、一般的に「ラナンキュラス」と呼ばれているラナンキュラス アジアティカスは水はけのよい土を好むので間違えないようにΣ(・ω・ノ)ノ!

キンポウゲ属には500種もの種が含まれるらしいからそれはいろいろあるよね(^_^;)

花が大きく何十枚もの八重咲の花を見慣れたラナンキュラスですが、原種は花弁数5枚のかわいらしい花で黄色です。

アジアティカスといっても原生地は西アジアからヨーロッパ東南、地中海沿岸まで広がっています。比較的寒さには強いけど暑さに弱い花です。

ラナンキュラスの原種とアネモネの違い

一重のラナンキュラスは見た目がアネモネにそっくり。それもそのはず、アネモネも同じキンポウゲ科。

しかしアネモネはイチリンソウ属なので、グループとしてはちょっと違う。似ているようですがよく見ると違いもあります。

まず花の咲き方。アネモネは1茎に1花なのに対し、ラナンキュラスは何輪もの花を咲かせます。

また、上からの見た目ではわかりにくいですが、アネモネの花は花弁ではなくガク片であるのに対しラナンキュラスは完全に花弁である。これは花を裏側から見るとよくわかって、アネモネにはガクがないが、ラナンキュラスは花弁の下にガクが残ります。

ラナンキュラス一重の花も見直されてきている

今までは「花を大きく、花弁をたくさん豪華に」と改良されてきたラナンキュラスですが、近年シンプルな一重にも注目が集まっています。

宮崎県のラナンキュラス生産者「綾園芸」で開発された一重のラナンキュラス ラックスシリーズは一重ですが花弁につやがあり金属のような光沢感を持つ品種。

さらに通常のラナンキュラスよりも耐寒性が強く地植えでも育てることができるおすすめ品種です。現在は北は群馬県前橋市でも地植えでの越冬が確認されているようです。

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まだちょっとお高いですが、丈夫で手がかからないラナンキュラスです。ぜひチャレンジしてくださいね。

ラナンキュラスを育てよう!

ラナンキュラスは本来の開花期は3~4月ですが、お店には温室で育てられた苗が9月ごろから出回ります。

初めての方はこの苗から始めるのがおすすめです。

寒さに強いとは言っても霜に当たったり強い北風にあたると傷んでしまいます。基本は鉢植えで気温の低い時間帯は室内に取り込んだり、防寒対策を行いましょう。地域によっては地植えも可能ですが、気温が落ち着く10月以降がおすすめです。

ラナンキュラスの土は?

水はけのいい培養土を使用します。酸性土壌を嫌うので、地植えする場合は必ず苦土石灰を100g/㎡施しておきましょう。

ポット苗は根が詰まると下葉が黄色くなって弱るので、早めに一回り大きく植え替えてあげましょう(≧▽≦)

ラナンキュラスの肥料は?

植え付け時に緩効性肥料(ゆっくり溶け出す肥料)と、開花期は定期的に液体肥料を与えます。

2月ごろからは肥料を控えて休眠時には肥料が無くなるようにしたほうが球根が腐敗しにくいようです。

休眠までの間にしっかりと栄養を貯え球根を太らせておきましょう。

ラナンキュラスの水やり

水

水が加湿になると球根が腐ることがあるので、表面が乾いてから水を与えます。しかし水を切らすと葉が黄色くなって株が弱るので与える時はしっかり与えるようにしましょう。

4月ごろになって気温が上がり始めると、黄色い葉が増えてくるので徐々に水の量を減らし、完全に黄色くなったら水やりをストップさせます。

ラナンキュラスの夏越し

日本の夏は湿度・気温が高く地植えの場合は植えっぱなしでは球根が腐ってしまうので基本的には掘り上げて乾燥させた方が失敗は少ないです。

掘り上げた球根は水洗いして乾燥させます。この時球根を殺菌しておくとカビの発生を抑えられます。

球根の消毒にはオーソサイドを500倍に薄めて15分ほど浸漬してから乾燥させます。

夏は紙袋に入れて風通しのいい日陰で保管しましょう(*´ω`*)

ラナンキュラス 中級編 球根から育ててみよう!


ラナンキュラスは秋、チューリップと同じころから球根も販売されます。

しかし、普通に植えただけでは失敗することが多いので、チューリップなどの球根よりやや難易度が高いです(。-`ω-)

ですが、苗よりも安く珍しい花をたくさん育てることができるので、挑戦してみてもいいかもしれませんね(≧▽≦)

夏越しさせてうまくいった球根も同じように植え付けを行ってください。

ラナンキュラスの球根植え付ける時期

ラナンキュラスは早ければ9月ごろから球根が販売されますが、早く植え付けると失敗してしまいます(゚Д゚)ノ

ラナンキュラスの植え付けは、気温が20度を下回ってから植え付けるようにします。暑い時期の植え付けでは球根が腐ることがあります。

ラナンキュラスの植え付け前の下準備

用土は栽培用と同じく、水はけのいい培養土でいいのですが、そのまま球根を植えてはいけません(゚Д゚)ノ

ラナンキュラスは乾燥したまま植えると、急激に水を吸って腐ることがあります。

カラカラの球根はゆっくり給水させてぷくぷくに戻し、発芽を確認してから植えるのがポイントです(≧▽≦)

給水方法はいろいろありますが、ポイントは”低温でゆっくり給水させること”

失敗が少ないのは水を含ませたバーミキュライトに埋めて、冷蔵庫で3日ほど給水させる方法。無菌のバーミキュライトはカビが生えにくく、冷蔵庫に入れるにも土ではないからまだ許容できます(^_^;)

冷蔵庫に入れるのが嫌な場合はできるだけ低温で管理できる場所で管理しましょう。

バーミキュライトは先に水を吸わせてから球根を植えること。植えた後から水を与えると水が多すぎる場合があります。

バーミキュライトはタッパーなどに詰めて球根を埋めます。量は球根が埋まる程度の量があれば十分です。だいたい1~3日でぷっくり膨らんできます。

湿らせたキッチンペーパーで包む方法もありますが、均等に水を吸わせにくいのでバーミキュライトの方がおすすめですよ。

球根がぷっくり膨らんだら、常温に戻して管理します。通常なら2週間程度で発根・発芽が見られるので、確認してから培養土に植え付けを行います。この時黒くなっていたり、カビがあるものはあきらめましょう(>_<)

培養土に植えてからは通常管理で大丈夫です。2~3㎝の深さに植えてあげましょう(*´ω`*)

ラナンキュラス上級編、種から増やしてみよう!

ラナンキュラスは通常は球根から栽培するので種の販売はほとんどありません。しかし、お家の花から種を取って増やすことも可能です。

八重の花は受粉しにくいので人工的に受粉をすることでしっかりした種が取れます。花が茶色くなるまで待って種を取ります。

種まきは秋。ヒガンバナの咲くころに行います。球根より難易度は高いけどたくさんの苗を得られるうえ、いろいろな花が咲く可能性があるのでチャレンジする価値はありますね(*´ω`*)

まとめ

ラナンキュラスは湿地に多いことから”小さいカエル”という意味の名前が付けられましたが、一般的なラナンキュラスは加湿を嫌うので水はけよく植え付けます。

一般的には苗からか球根から栽培します。球根は急に水分を吸収すると腐ることがあるので、低温でゆっくりと給水させてから発芽させます。

切花でも人気のラナンキュラス。花の形も色も様々。特に球根ではいろいろな品種から選ぶこともできるので、苗からの栽培になれたら球根からの栽培にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

豪華な八重咲はいったい何枚の花弁か気になりますよね。実際数えた方の話では190枚!もの花弁があったそうです。品種によって枚数は違うんだろうけどすごいですよね(゚д゚)!お時間のある方は自分で数えてみてください。

冬から早春のお庭を彩る豪華な花ラナンキュラス。ぜひ育ててくださいね(*´ω`*)

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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