ジャガイモのプランター栽培&用土袋栽培【だれでも簡単】

ジャガイモプランター表紙

前回まで家庭菜園でのジャガイモ栽培について紹介ししましたが、お庭がない方やマンション住まいという方もいらっしゃると思います。

そんな方のために、今回はジャガイモのプランター栽培についてご紹介します(≧▽≦)

品種選び、および畑での栽培は以前の記事をご覧くださいね。



ジャガイモのプランター栽培で用意するもの

さて、ジャガイモを育てるのに必要なものは、実はそう多くはありません。

イモ、土、プランター。基本的にこれだけでOK(≧▽≦)

では必要なものをそろえていきましょう!

ジャガイモの種いも

もっとも大事な種いも選び。ホームセンターや園芸店で1~2月ごろから販売が開始されます。

品種はお好みで構わないと思います。初心者が作りやすいのだと病気に強いキタアカリなどがおすすめですが、栽培方法は違わないのでお気に入りの品種で構わないですよ。

本来は「必ず種いも専用のイモを使ってください(゚Д゚)ノウガー」というところですが、今回は食用の普通のジャガイモでも構いません。

なぜなら、種いも用のイモは1KG単位での販売だから(^_^;)

最近はバラ売りしてくれるお店もありますが、基本は1㎏・3㎏・5㎏など畑栽培用。1㎏でも10苗分くらいはあるから、2個ずつ植えても5個もプランターを用意しなくちゃいけない(;´Д`)

ベランダだったら歩く場所無くなるよ!

そんなわけで、食用のイモを1個植え付け用に使ってもOKです。ただし、芽が出にくいや、収量が少なくなるという心配はあるので、種いもが手に入るならきちんとした種いもを利用した方がいいでしょう。

種いもを購入以して余ったからといって食用にするのはおすすめしません(゚Д゚)ノ農薬が残留している可能性もあるのでご注意を。

ジャガイモの栽培養土

使用する土は野菜用の培養土を使用しましょう。お花用の培養土でもOK。ただし、水はけの悪いベチャッとした土はやめましょう。

加湿な状態が続くと病気やイモが腐ったりします(゚Д゚)ノ

多くの培養土には初期肥料が含まれているので、元肥は入れなくてもOKです。すのこがついたプランターなら鉢底石は無くてもいいですが、基本的には底が見えなくなるくらい鉢底石を入れてから培養土を入れるようにしましょう。

ジャガイモの肥料は必要?

培養土を利用する場合ほとんどの場合初期の元肥は含まれていることがほとんどなので、最初の肥料は不要です(≧▽≦)

元肥が含まれない土であっても最初の芽出しはイモの中の栄養を使って成長するのでなくても大丈夫。

むしろ大切なのは追肥(゚Д゚)ノ

なんですが、培養土を使った栽培の場合、増し土(土寄せ)する土は元肥入りの土を足すのだから基本肥料は必要ありません。

ジャガイモの芽が伸びて育つと、土の中にイモができ始めます。イモは土の表面近くにできるので土寄せを行います。一度に大量に土をかけるのはなく、5㎝くらい2回に分けて行うようにします。

もともとやせ地に育っているジャガイモは、肥料が過剰になると逆にイモができにくくなります。プランター栽培の場合追肥はなしで育てた方がいいでしょう。

ジャガイモを植えるプランターは?

ジャガイモは土の中にたくさんのイモができるので、土の量は多い方がいいです。特に土寄せをして栽培する関係上深くなくてはいけません。

やはり使いやすいのは『野菜用プランター』土の量が30L以上入るものがおすすめですが、深型の鉢なら10号(直径30㎝)以上あればどんな鉢でも大丈夫です。

ジャガイモをプランターに植えよう

必要なものがそろったらさっそく植え付けです。ですが良い芽を出させてスタートダッシュをかけるには1か月前からの準備が必要です。

種イモは浴光催芽を行おう!

ジャガイモは光にあたることで休眠から目覚め、芽を伸ばします。植え付けの1か月くらい前から種いもは光にあてて発芽を促すようにします。

芽が動き出したらジャガイモが親とつながっていた”お尻の部分”を切り取り、切り口を乾燥させます。切り口には草木灰ではなくミリオンをつけることをお勧めしますが、乾燥させて切り口に膜が張れば何もつけなくても大丈夫です。

この時イモが大きいようなら30~50gくらいになるように分けます。

プランターと土の準備

ジャガイモを植える鉢と土を用意します(≧▽≦)

この時大切なのが土の量。ジャガイモは種いもの上に芽と根が伸びて、新しいイモも種いもより上に作られます。つまり普通の植物を植えるようにイモを上に植えてしまうとジャガイモが育つ場所が地上になってしまいます。

あとで土寄せすることを考え、初め種いもを植える時の土の量は鉢の深さの半分以下になるようにします。

横長のプランターなら20㎝以上間をあけて2株。直径30㎝の深鉢などを使う場合は中央に1株を目安に植え付けます。

ジャガイモの芽花き作業

たくさん芽が出たからたくさんジャガイモが収穫できるわけではありません(゚Д゚)ノ

むしろ、力が分散して小さな”クズいも”ばかりになる可能性があります。なので、芽が出て10㎝ほどになったら1~2本を残して元からかき取ります。

まだ根の張りがない状態でイモを芽を引っ張るとイモごと抜けてしまうので、種いもをしっかり押さえて芽だけを外すようにしましょう。

ジャガイモの土寄せ、というか土増し

鉢の深さ中心あたりに植えたイモが15㎝ほどに育ったら株元に土を5㎝ほどの深さで足していきます。

その後さらに半月後くらいに2回目の土増しを行います。その後も地表面にイモが顔を出すようなら日に当たらないように土をかけてください。

日に当たって緑になったイモは”毒”です。絶対に食べてはいけません(゚Д゚)ノ

直径が500円以下の小さなイモも成分に毒を含むので食べないようにしましょう。

ジャガイモの葉が黄色くなったら収穫です

ジャガイモの葉が黄色くなってきたら土を少し掘ってジャガイモの出来を確認しましょう。

良いイモができている要なら土が乾いているときに掘り上げます。土が濡れた状態で掘り上げるといもが腐る可能性があります。

できるだけ乾かした状態で掘り上げ、日の当たらない場所でしっかり乾燥させて保存しましょう。

新じゃがのまま食べるのもいいですが、10~15日ほど保存して追熟させるとでんぷんが糖に変わり甘みとうまみが増すのでこちらもおすすめ(≧▽≦)

保存する際は蛍光灯の光でも緑化してしまうので、新聞紙や遮光ネットの下で保存しましょう(゚Д゚)ノ

用意するのは土だけ?簡単ジャガイモの用土袋栽培

用土袋でそのままジャガイモを育てる栽培方法です。土とイモがあればOKという、お手軽な方法です(≧▽≦)

用土は水はけのよい土なら野菜用でなくてもかいまません。

ただし土の量は最低でも15L、できれば20L以上あるほうがおすすめです。

種いもの準備までは同じ。早速培養土を準備しましょう。

袋はできるだけ光を通さない「黒いパッケージ」のものを使うほうが、イモが光で緑化しないため安心です。

用土袋にはしっかり水抜き穴をあける

そのままでは水が溜まって腐ってしまうので、土をしっかり下に詰めたら下から5㎝位の位置に横から2列に30個くらいの水抜き穴をあけます。

鉛筆やドライバーで開けるのが簡単です(≧▽≦)

穴は下にあけると地面に置いたとき穴がふさがってしまうので必ず横から開けるようにしましょう(゚Д゚)ノ

土寄せ用の土を取り出しておく

土の準備で重要なのが、培養土の中身を半分くらい外に出しておくこと。この取り出した土で土寄せ(土増し)を行います。

あとはプランター栽培と同じ。土の中央に芽の伸びた種いもを埋め込めば完成(≧▽≦)

芽かき、土寄せ(土増し)をして栽培しましょう。

まとめ

ジャガイモはプランターでも簡単に作ることができます。

最近は種いものバラ売りを行っているお店も多いから、できるだけ栽培用の『種いも』を使った栽培がおすすめです。

用土袋を使った栽培は準備するものもほとんどないので、ぜひ挑戦してくださいね(≧▽≦)

用土袋でなく、不織布ポットやビニール製のジャガイモ用ポットなんていうものもあるから、そういったもので作るも面白いですよ(^^♪

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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