じゃがいも・さといも・さつまいも”いも”いろいろ。

いも表紙

日本で”いも”といったら何を思い浮かべますか?

やっぱりジャガイモ?それともサツマイモ?

サトイモだっている方もいるかもしれないですね。実はメジャーないも以外にもたくさんの”イモ”があるんです(≧▽≦)

今回は古今東西、いろんな”いも”をご紹介します。

分類上の”いも”って何?

「いも」と一言で言ってもその姿はいろいろ。味も栽培方法もいろいろ。上で上げた”いも”は全部全く別のグループ。

では分類上の”いも”って何でしょう?

デジタル大辞泉では、

いも【芋/×薯/×藷】 の解説

植物の地下茎が肥大して、でんぷんなどの養分を蓄えているものの総称。

デジタル大辞泉

とあります。総称なので、同じような機能を備えるものはすべて”いも”と呼ばれるわけです。

じゃがいも

言わずとしれた最も有名ないも。じゃがいもは馬鈴薯とも呼ばれ、馬につける鈴にその形が似ていたからだと言われる。今でも行政でじゃがいもを表記する際は「馬鈴薯」が使用されます。

名前の由来はジャカルタから来たイモ「ジャガタライモ」から変化したというのが有力とされています。

ジャガイモはなんの仲間?

ジャガイモはナス科ナス属の多年草、学名Solanum tuberosum 英語ではもちろんPotato(ポテト)

そうなんです。ジャガイモはナスの仲間なんです。ついでに言えばトマトもピーマンもみ~んなナス科。その証拠にジャガイモの花はナスそっくり。そして実はミニトマトそっくりなんですよ(゚д゚)!

ジャガイモはどうやって作る?

ジャガイモは一般的に3月ごろ寒さが無くなったころに”種いも”を植えて作ります。小さいイモを植えるとそこから芽を伸ばして夏前には土の中にいもが増えるってわけ(≧▽≦)

比較的簡単だから、家庭菜園でも人気の野菜ですね。

さつまいも

秋に美味しい焼き芋といえば、サツマイモ。漢字で書くと「薩摩芋」

江戸時代、薩摩藩で作られていた芋だから「薩摩芋」と呼ばれるようになりました。

やせ地でも作ることが可能で、水はけの良い火山灰土壌の九州の土では特に環境が良かった。現在も国内生産の多くは九州で行われています。

英語では sweet potato

元はPotatoといえばサツマイモだったが、ヨーロッパで甘くないイモ「ジャガイモ」が一般化するに従ってサツマイモは sweet potato と呼ばれるようになりました。

サツマイモはなんの仲間?

ジャガイモはナス科でしたが、サツマイモは何かというと、ヒルガオ科サツマイモ属Ipomoea batatas

ヒルガオ科というのは園芸で利用される朝顔のなかま。

本州での栽培で花が咲くことは殆どないけど、朝顔と同じような可愛らしい花を咲かせます。

サツマイモはどうやって作る?

サツマイモは4~5月ごろ暖かくなってから”サツマイモの切苗”と呼ばれる、つるを切った茎を土に植えて栽培します。

ジャガイモと違ってイモそのものを植えるわけではないんですね(゚Д゚)ノ

さといも

サトイモは後述する「ヤマイモ」に対して、里で作られるイモということで「里芋」と呼ばれるようになりました。原産は東南アジアで、原産地では今も主要な作物として栽培が行われています。

日本では畑で作るのが普通ですが、東南アジアで栽培されるサトイモの仲間は水田で水を張った中で栽培されるのが一般的なんです。実はそっちの方が収量も多いらしい(゚Д゚)ノ

しかし日本は栽培環境としては寒すぎるため一般的には畑での栽培が中心となっています。

サトイモはなんの仲間?

サトイモはサトイモ科サトイモ属で、ジャガイモ・サツマイモとはぜんぜん違う仲間。

サトイモ科は有名なものだと水芭蕉や観葉植物のポトスモンステラなどがあります。

観葉植物には「クワズイモ」という植物がありますが、これは食用のサトイモに対して、毒があって食べられない「食わずイモ」という意味です(^_^;)

ちなみに、サトイモにもクワズイモと同じ毒は含まれています(゚д゚)!

その成分は「シュウ酸カルシウム」サトイモを調理していて手が痒くなったりするのはこれが原因。サトイモのシュウ酸は熱を加えることでほとんど無害に変化しますが、クワズイモは分解されない強力なシュウ酸カルシウムが結晶として残るため、口にすると舌を針で刺されたような痛みで悶絶することになります(^_^;)

サトイモはどうやって作る?

寒さが苦手だから4~5月ごろの暖かい時期に”種いも”を植えて育てます。

親芋(植え付けた種いも)の周りにできる”子芋”を食べるものや、親芋と子芋、両方を食用とするものなど品種によって違います。

こんにゃくいも

コンニャクイモは名前の通り、こんにゃくの原料となるイモです。

おそらくほとんどの人はこんにゃくは知っていても、その原料である「コンニャクイモ」を知っている人は少ないんじゃないかな(^_^;)

それもそのはず。コンニャクイモは他のイモと違って、焼いたり茹でたりするくらいでは到底食べられたものではないからです(゚д゚)!

コンニャクイモはなんの仲間?

実はコンニャクイモはサトイモと同じサトイモ科の植物。サトイモ科コンニャク属Amorphophallus konjac の多年草。

そのままで食べられない原因は、やはり「シュウ酸カルシウム」(゚Д゚)ノ

食用にするにはすりつぶして、煮込んで、固める必要があります。

コンニャクイモはどうやって作る?

コンニャク芋はジャガイモと同じように”種いも”を植えて育てるのですが、種いもを植えてから収穫まで3年もかかります(゚Д゚)ノ

大きく育ったイモの脇にできる”生子(きご)”を5月ごろ植え付けて11月に収穫。低温に弱いので凍らないように春まで保管。また5月に植え付け、という作業を3年続けてイモを大きく育てます。3年玉は30㎝にもなります(≧◇≦)

これをさらに加工しなきゃ食べられないのだから、コンニャクってのはとっても手がかかっているんですね(^_^;)

やまいも

自然薯とも呼ばれる山で育つイモということでヤマイモ(ヤマノイモ)と呼ばれる。すりおろすと粘性が非常に高いのが特徴。

日本に昔から自生するイモで地中深くなが~く伸びるため、天然物の掘り出しは大変で、その分すごく高価になる。現在は栽培された苗が流通します。

ヤマイモはなんの仲間?

ヤマイモはヤマノイモ科ヤマノイモ属Dioscorea japonica のつる性多年草。地下に深く長いイモを作るほか、つるの節に小さなイモ(むかご)をつけ、ムカゴによっても繁殖する。ムカゴは食用にもなります。

ヤマイモはどうやって作る?

ヤマイモはジャガイモと同じように”種いも”を植えることで栽培します。

茎にできる”ムカゴ”を植えて育てることもできますが、1年では食用になるほど大きくはならないので、育った芋を次の年の種いもにして2年がかりで収穫します。

ながいも

ヤマイモと同じようになが~いイモで、すりおろすと粘性があるため混同されることもあるが、こちらは中国を原産とする別種。

山芋は粘りが強く甘みがあるのに対し、長芋は粘りが弱く淡白な味わいです。

ナガイモはなんの仲間?

ナガイモはヤマノイモと同じヤマノイモ科ヤマノイモ属Dioscorea polystachya に分類されるため性質も似ています。

ツル性の多年草であり、つるの節にムカゴがつくのも同じです。ただ芋の形はナガイモのように細長いものだけでなく、イチョウイモのように平たく末広がりの形のものもあります。

ナガイモはどうやって作る?

栽培方法はヤマイモと同じく”種いも”を利用します。もちろんムカゴからも栽培できますよ(≧▽≦)

空に浮かぶイモ「宇宙芋」

ヤマイモの仲間には地中のイモではなく、ムカゴを目的に栽培されるイモもあります。それがこの「宇宙芋(ウチュウイモ)」です。

別名:スペースポテトとも呼ばれ、伸びたつるの節につくムカゴがジャガイモほどに大きく育ちます(゚д゚)!

初めて見るとジャガイモが宙に浮いているようで、不思議な景色です(^_^;)

宇宙芋はその大きなムカゴから育てるのが一般的。春先に園芸店で販売されることもあるけど、一般的ではないから育ててみたい人はネットで探してみましょう(*’▽’)

きくいも

健康野菜ということで一躍脚光を浴びている植物が”キクイモ”

原産は北アメリカで、日本には江戸時代には入ってきていて、当時は家畜の飼料用に利用されていたことから「豚いも」なんて名前で呼ばれていたこともあったとか(^_^;)

それもそのはず、キクイモは繁殖力が非常に強く、今では野生化して日本各地で河原などに帰化しています。

キクイモは何の仲間?

キクイモは名前の通り、菊のような花を咲かせます。

それもそのはず、分類上はキク科ヒマワリ属Helianthus tuberosus に分類される多年草です。

最近注目が高まっているのは、キクイモに含まれる成分”イヌリン”のため。

イヌリンは多糖類の一種で、キクイモは一般的な芋が栄養として”でんぷん”を貯蔵する代わりにこの”イヌリン”を栄養分として貯蔵します。

イヌリンは「天然のインシュリン」と呼ばれ、糖質の吸収を抑える働きから健康食品として注目が集まっています。

キクイモはどうやって作る?

キクイモも”種いも”植え付けることで栽培します。栽培そのものは野生化するくらいなので簡単(^_^;)

ただし、畑の栄養をごっそり持っていくので連作はできないようなので注意しましょう。

まとめ

”おいも”といってもいろんな種類がありますね(≧▽≦)

今回はいもの大まかな区分けについてご紹介しました。大体調べたつもりですが、これ以外にもあるようなら追加していきますね。

それぞれのイモについての詳しい紹介はそれぞれのリンク先でご紹介しています。

まだ記事にリンクがないものも、随時更新していくので少々お待ちください(^_^;)

どれも家庭菜園でも簡単に作れるので、興味を持ったらぜひチャレンジしてくださいね。

では、よい園楽を~(≧▽≦)

じゃがいも・さといも・さつまいも”いも”いろいろ。” に対して1件のコメントがあります。

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