プラムとスモモとプルーン何が違うの?

プラム表紙

すもももももももものうち(≧▽≦)

有名な早口言葉ですね。李(スモモ)も桃(モモ)も 桃(モモ)の うち 。

とは言いますが、厳密にはスモモと桃は別の果物。どちらもバラ科サクラ属の植物だが、属の一つ下の分類として「亜属」で区別される。

スモモはスモモ亜属。桃はモモ亜属に分類される。ちなみに桜はサクラ亜属です(*‘ω‘ *)

(しかしこの分類もまだ変更される可能性もあり、スモモ亜属をスモモ属として分けて考える説もある)

このスモモ亜属に「スモモ」も「プラム」も「プルーン」も含まれるわけです(^^♪
ついでに言うと「梅」や「あんず」もこのスモモ亜属の仲間。だからお互いに受粉可能な場合もあります。確かに結構似てますよね!

まあ、桃とスモモが違うのはわかるけど、ではプラムとスモモの違いとは??

プラムとスモモの違い

早速結論ですが、プラムとスモモは同じものですΣ(・ω・ノ)ノ!

正確には日本スモモの英語の名前がプラム。同じもののことです。

日本では古くから栽培されてきた果樹の一つで、弥生時代にはすでに伝わっていたらしい(゚Д゚;)なかなか歴史のある果物ですね。

原生地は中国で、桃よりも酸っぱいのでスモモと呼ばれた。長いこと日本で栽培されていたが、19世紀にアメリカにわたって改良され、再び日本に戻ってきたという経緯があります。

現在、栽培の中心の品種はこの時アメリカの研究開発で生まれた品種や、その品種との交配種が多い。

ではプルーンとプラムの違いは?

プルーンはちょっと違って、ヨーロッパや西アジアに自生しているスピノサスモモから改良されたと考えられています。

同じスモモ亜属(スモモ属)ですが、果実は青くより酸味が強い。生食というよりはドライフルーツや加工品としての利用が多い。

プルーンについては、後日スモモ第2弾としてまとめるのでしばしお待ちを”(-“”-)”

プラムいろいろ

ここではプラム(日本すもも)の代表的な品種を紹介しておきましょう(≧▽≦)

ソルダム

アメリカに渡った”スモモ”が”プラム”として帰ってきた品種。すでに100年以上栽培されているがいまだに人気の高い品種。 果実は短い楕円形で、実の重量は80~150gほど。味は濃厚でいまだに人気の衰えないプラムです。

果実の色は黄緑色に赤が斑状にまじった独特の色合い。果肉は真っ赤で鮮やかな色です。

皮が緑のうちは酸味が残るが、徐々に果実前端が赤くなるので、真っ赤になるまで完熟させると甘みが強くなって美味しい(≧▽≦)

お店では緑のまま早採りしたものが販売されることが多いので、すぐに食べると酸っぱいかも(*_*)

栽培も簡単で、苗もよく販売されています。1本では実付きが悪いので、ビューティ・ハリウッド・サンタローザなどを一緒に植えるといいです。

収穫時期は遅めで7月中旬です。

サンタローザ

ソルダムと同じころアメリカから帰ってきたプラム。製作者は 育種家ルーサー・バーバンク氏 。トマトやジャガイモなどの育種にも功績を残した偉大な育種家です。

果実はまん丸で、果重量100gとやや大きめ。赤黒い果実は切ると果肉は若干赤味を帯びる黄色。 甘味が強く、酸味とのバランスも非常に良い品種です。

栽培も簡単で、苗もよく販売されています。1本でも実付きがいい自家受粉(自分の花粉で実をつける)品種です。ほかのプラムの受粉樹としても利用できます。1本でもなりますが、多品種と一緒に植えるとより実がつきやすくなります。

収穫時期は遅めで7月中旬です。

ビューティー

自家受粉可能なプラム。豊産性なので1本しか植えられない場合はお勧め。 花粉が多く受粉樹として他のプラムに実を着けさせるのにも役立ちます。

果実は淡い黄色。熟すに従い赤みを帯びてきます。果肉は黄色で熟すと鮮紅色となります。

実の大きさは100gほど。6月中旬から収穫可能な早生種です。

大石早生

日本で最も栽培量の多いプラムがこの「大石早生」(≧▽≦)

こちらは福島で育成された国産品種。果実は丸く、大きさは50~70gと小ぶりですが、ジューシーで柔らか。甘酸っぱい美味しい果物です。

実の色は黄緑色~紅色。完熟すると鮮紅色に染まります。果肉は黄色。

収穫は6月下旬~7月上旬。

栽培時は自家受粉しないので、受粉樹としてビューティ・ハリウッド・サンタローザなどを一緒に植えるといいです。

太陽

生産量は大石早生、ソルダムに次いで3番目。こちらも日本で育成された品種。というか、山梨の農園で偶然見つかったらしい(^_^;)

果実は大きく100~150g。濃紅紫色の果実で、割ると果肉は乳白色です。種が果肉から外れやすいのも特徴。

大きく育つのには時間もかかるので収穫時期は遅く、8月中旬以降とプラムの中で最も遅い。

苗木も普通に購入できます。自家不和合なので受粉樹が必要。ビューティ・ハリウッドなどを一緒に植えましょう。

ただし、プラムの中では上級者向き(^_^;)

花は咲いてもなかなか実がとまらないことが多いようです。人工授粉でしっかり花粉をつけましょう。

貴陽(キヨウ)

今までの品種はどれも何十年と栽培されてきたちょっと古い品種。

貴陽は平成8年(1996年)品種登録とかなり新しい品種。

特徴は実の大きさ。なんと200g(゚Д゚)ノ大石早生の3倍以上の大きさです。

中には大玉で300gを越すものもあるとか。もはや桃だね(^_^;)

親は太陽。大きさは親譲りなんですかね。実の色もは濃紅紫色の果実 、淡黄色の果肉。

苗木はなかなか売っていないけど、いちよ販売もされています。受粉樹が必要なので ビューティなどを一緒に植えましょう。

貴陽も太陽と同じく実どまりが悪く上級者向き。貴陽の実は凄く高価で高値で取引されます。だから苗から植えたらたくさん食べれる(≧▽≦)

と、安易に植える方が多いのですが、「値段が高い=栽培が大変」ということです。大きくて美味しいですが家庭菜園にはお勧めしません(^_^;)

ハリウッド

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ハリウッドはなんといっても美しい赤葉が特徴。果実は小さいけどその美しさから、果樹というより庭木として人気の高い品種です。

春の芽吹きが一番赤く、8月ごろから緑に変わり、秋には紅葉して落葉します。

実の大きさは50~60gと小さいですが、自家受粉するので1本で収穫可能。味もジューシーで美味しいです(≧▽≦)

花粉が多く受粉樹としても優秀です。

プラムの品種の選び方

このほかにも最近はたくさんの品種が作られていますが、中には組み合わせの悪いものもあります(;´Д`)

たいていのものはビューティ・ハリウッドがあれば問題ないですが、貴陽とハリウッドはあまり相性が良くないなど、品種ごとの違いもあるのでペアを決める時はよく調べて植えましょう。こちらのサイトで品種の組み合わせについてまとめてあったので参照させていただきました。

ただし、どんなにどんなにしっかり授粉しても実がつくのは50%くらい。それもすべて実になるわけではなく、適度に間引きを行わないと力が分散して小さな身になったり最悪、ほとんどが生理落下(体力が続かなくて実を落としてしまう)につながります。

満開から20~25日ごろになると大豆くらいの大きさに実がふくらむので、大きく育った実を握りこぶし一個分くらいの間隔を取って1個に間引いておきましょう。

プラムを育てよう!

プラムの苗木は比較的手ごろで手に入りやすい。実をつけさせるのも簡単なので家庭果樹にはおすすめです!

( `ー´)ノ「プラム(スモモ)って酸っぱいからあんまり食べてもおいしくなさそう」

そういう方もいますが、それは本当のプラムを知らないから。お店に並ぶプラムは出荷の関係から完熟前に収穫して販売されます。追熟でもそれなりに甘くはなりますが、木についたまま完熟した実に比べたら雲泥の差(゚д゚)!

ギリギリまで完熟させてすぐに食べることができるのは、家庭果樹栽培だけの特権です。

ぜひ、本物のプラムを味わうために頑張って栽培してくださいね。

プラムの育て方

今は年中苗木が出回っているのでいつでも植え付け可能ですが、苗の生育を考えると植え付け適期は11~3月ごろです。

落葉期の植え付けは、土を落として根を広げて植え付けます。葉が出ている時期には根を崩さずそのまま植えつけましょう。

土はそれほど選ばないので、庭土に苦土石灰:約100g、腐葉土もしくはたい肥:20L程度 をしっかり入れて植え付けます。

量は土によって調整してくださいね(≧▽≦)

お庭の土があまりよくない場合や、鉢植えの際は水はけのいい花用培養土などでもOKです。

プラムの肥料

植え付け時は直接根に触れないように周囲に与えます。ゆっくり溶け出す有機質肥料がいいですね(≧▽≦)

その後は、冬場の寒肥と実を収穫した後のお礼肥えを中心に与えます。

肥料の種類によって与える量が変わってくるので、パッケージの使用量をよく読んでくださいね。

プラムは勢いのある木なので、肥料が多すぎると枝ばかりが茂って花が咲かない。実が途中で落ちる。などの影響が出ます。与えすぎに注意しましょう。もし肥料過剰で花が咲かないようならば、1年間は一切の肥料を与えないようにしましょう。お仕置きすることで実がつく場合があります。

プラムの剪定

剪定時期は冬の落葉期と、夏前の6~7月に行います。基本的には上に向かって強く伸びる枝を切るだけで大丈夫です。上に強く伸びる枝は”徒長枝”といって木の形を崩したり、無駄に背が高くなったり、込み合って風通しが悪くなるなどいいことはありません。夏前の剪定なら来年の花芽には影響が少ないので失敗が少ないです。

冬は同じく徒長枝の整理と、細かい枝の先端を少し切り戻すくらいで大丈夫です。

プラムの病害虫

果樹の中では比較的外の少ない植物なので、農薬の使用は最低限でOK。袋掛けも必要ありません。虫よりむしろ取りに狙われるのでネットなどで対策した方がいいかもしれません(゚Д゚;)

たまにプラムの実が白く粉を拭いている姿を「うどん粉病」だと思われる方がいますが、あれはブルームと呼ばれる果実が自ら出した粉で乾燥防止などの効果があります。むしろ、ついている方が鮮度がよくて新鮮ってことなんです。もちろん口に入っても何の問題もありません。

これはブルーベリーやブドウ。キュウリなどにもみられる現象なので覚えておくといいですよ~Σ(・ω・ノ)ノ

プラムとバタンキョ

地方によってはプラム(スモモ)のことをバタンキョ(ハタンキョ)と呼ぶことがあります。漢字で書くと”巴旦杏”

中国では巴旦杏でアーモンドのことなのですが、伝わる過程でなのか間違いか、日本で巴旦杏(バタンキョ)といえばスモモのことを指すことが多い。中でも少しとがったものを挿すといわれているが、これは地域によっても違うらしい。

まあ、ハタンキョ(バタンキョ)=スモモ=プラムだと思って問題ないです(”ω”)ノ

まとめ

スモモとプラムは同じもの、プルーンはちょっと違うもの。という結論になりました。

弥生時代から日本で栽培される果樹なので育てやすさは抜群!それなりに大きくなるので場所は必要だけど、初心者でも育てやすいのでおすすめです!

完熟果実はスモモのイメージがひっくり返るくらい美味しいので、ぜひチャレンジしてくださいね(≧▽≦)

プラムは成長に勢いがあるうちはなかなか花が咲かないので、早く花を咲かせたい場合は成長を制限させる「鉢栽培」がおすすめ。収量は少なくなりますが、早いうちから実を楽しむことができますよ。

ぜひ初心者向け家庭果樹「プラム」にチャレンジしてみてくださいね。

では、よい園楽を~Σ(・ω・ノ)ノ!

プラムとスモモとプルーン何が違うの?” に対して2件のコメントがあります。

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