お盆に飾るお花のルール。お墓にはどんな花を持っていけばいい?

お盆表紙
お盆表紙

8月といえば、夏休み!

ですが、その中でもさらに重要なイベントがあります。

それが『お盆』

お盆は単に夏休みなわけではなく、祖先の霊を供養する、日本人にとっては大切な行事なんです。

ところで、お墓参りに持っていく花束、どういったものがいいのか知っていますか??

そもそも”お盆”とは?何の日(?_?)

祖先をまつる仏教の祭事で、7月15日もしくは8月15日ごろに行われます。

日付が二つあるのは旧暦の7月15日は今の暦で言うと8月15日ごろに相当するから。

どっちにやるかは地域によって、もしくは家の風習によって変わってきます(-.-)
どっちが正しいとも言えません。

現代は、「お盆は、年に一度祖先の霊が家に帰ってくる期間」とされています。

祖先が迷わず自分の家に来られるように迎え火を焚いてお迎えし、戻ってきた祖先の霊の供養をするのがしきたり。

決してレジャーや海外旅行に出かける連休ではありません(゚д゚)!

ご先祖様が帰ってきても、だれもお迎えしてくれる家族がいないんじゃ悲しいよ(*_*;

お盆”は実は略称。

正式な名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。

あまり聞きなじまない感じがするかもしれませんが、それもそのはず元は外国語。

「盂蘭盆会」とはインド、サンスクリット語の「ウランバーナullambana」(倒懸)逆さづりのこと、が語源と言われています。

この逆さに吊り上げられた苦しみを取り除く儀式がウランバーナ。

仏教とともに伝わった言葉と祭りが、日本の祖先をまつる風習と混ざってできたのが今の「お盆」ということらしい。

ほかにもイランで行われる「ウラヴァン(霊魂)」の祭りが原点という研究もある。

まあ、どっちにしろ語源は外国からということだ(-.-)

お盆にまつわる植物

お盆には様々な花を飾る。これは地域によってさまざまだが、全国的に見ると

ミソハギ

オミナエシ

参考リンク→:紫式部に愛された花「オミナエシ」~秋の七草5~

キキョウ

参考リンク→:朝貌(あさがお)の花は現代で言う桔梗(キキョウ)小さく育てる育て方~秋の七草7~

ハス

参考リンク→:蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)どっちかわかる?誰でもわかる見分け方と育て方

などが飾られる。

盆のころに花をつける野生の花を集めて備えていたのがもともとだが、近年は栽培花を組んだ「お供え束ね花」を使うことが多い。

お墓参りの時期になれば、花屋さんだけではなくスーパーやコンビニでも仏様用の花束を置きだす地域も多い。

お墓に備える束ね花、仏花は何がいい??

初めてお墓参りに行くとき、困るのがお供えのお花。

これは初盆かどうかによっても少し違うが、初盆の際は白を基調とした落ち着いた花色のものを使用するのが一般的。

通常のお盆のお墓参りなら、赤や黄色の色が入ったお供え束ね花で構わないです。

ただし、地域によりルールが異なる場合があるので、自分の地域のお花屋さんや年配の方に訪ねて準備するのがおすすめです。

花の種類は「絶対これ!」という決まりはないが、避けたほうがいい花材はあります。

例えばバラ

​参考リンク→:夏にバラの葉が黄色くなるのは、病気だけとは限らない?黄変の原因5選

花びらがバラバラ散るし、棘がある。

この棘がある花は基本お供えには使用しません(゚д゚)!

どんなにバラが好きでも、そこはちょっと我慢しましょう。

ほかにも、香りの強い花や毒のある花は避ける。ともいわれますが、ユリは定番だし(結構香りが強い花の代表)わざわざ毒草を入れるような人もいないだろうから、あまり気にしなくてもいいと思う(-.-)

一般的には奇数3本・5本・7本のいずれかで組み合わせ、白赤黄色と色を取り合わせるのが基本。

4・9は死や苦に通じるので避けるのが一般的。色はあくまで基本なので、個人が好きだった色などあればそれは構わないですよ(^^♪

先にも書きましたが、亡くなって初めての盆は、家に飾る花は白を基本にしたほうが無難です。

お墓は多少にぎやかでもいいと思いますよ(^^♪

​見本としてはこんな感じ。基本に大菊を使うことで豪華さが出ます。

写真の束だと6本(大菊が2色入っている)ですが、4・9ではないのでまあ、OK。これにユリやグラジオラスを足して7本にしてもいいですね(^^♪

​​値段的には上の写真で1000円前後。

スーパーで売っている398円などの束は、全体的に安い花を使っているので、見る人が見れば一発でわかります(''Д'')

見栄を張ってバカでかくする必要もないですが、お供えするなら祖先に恥ずかしくない花を飾りたいものですね(#^.^#)

束ね花・仏花についてもう少し詳しく・・・

​花の種類は上に書いた通りそれほどこだわらなくてもいい。

束の組み方のポイントはすべての花が「前を向いて」揃うこと

基本的に裏側は見ないので、表に花がそろうように組み立てるのが必須。

少ない本数でも組み方で豪華に見えますよ(#^.^#)

種類は何でもいいといったが、基本的には「菊」は必ず入る。(なくてもいいけど、だいたい入ってます)

豪華で花もちがよく、なによりじょうぶ。

​あと、赤色としてカーネーションやケイトウが使われます。

​​黄色はやっぱり菊。ちょっと高いけどオンシジウムなどの蘭類でも

​​青い色にはリンドウ。

参考リンク→:リンドウが咲かない!その理由を解説します

​グラジオラスは色も豊富で人気。

​同じ菊でもスプレーマムや小菊は色も豊富で花数も多いから、ボリューム出すには便利ですね(^^♪

これだけ入ると豪華です(*´ω`*)

何より大切なのはご先祖様を敬う気持ち( *-艸-)

是非今年は自分で組んだお花をもってお墓参りしてみては?ご先祖様もきっと喜びますよ(#^.^#)

お墓参りにの際は除草剤もいっしょに持っていくと便利。

最近は長期間雑草を抑える使いやすい液体タイプ除草剤もいろいろ販売されています。

参考リンク→:除草剤の種類使い分け/選び方、液体・粒剤どっちがいいの?徹底比較

きれいなお花で、心を込め花供養を行いましょう。

それでは、みなさま、よい園楽を~~~~~(≧▽≦)

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