名前を知れば植物がわかる?植物命名法、基本のキ

植物名前

植物の名前にはいろいろな意味が込められています。

知らない植物であってもその名前からある程度その植物の生態を知ることができるんです(≧▽≦)

学名やカタカナの英名でも意味はあるんだけど、今回は特にわかりやすい『和名』について説明します。

大きさを表す名前

植物の名前でもっとももわかりやすいのは大きさを表した名前。

園芸品種では”ミニ”や、”小型”などがつけば小さい植物だということはわかります。

でも、植物の名前にはそのほかにも小さい植物を表す名前があります(`・ω・´)

”姫”

一般のものに対しても使用するように、小さくかわいらしいものを表します。

モンステラの中でも小型の「姫モンステラ」や、シャラノキの花が小さい「ヒメシャラ」など。


山野草であつかわれる品種には特にいろいろありますね(*’▽’)

北日本で神棚に備えるサカキ、ヒサカキも「姫サカキ」の意味なので、たくさん目にすることがあります。

”八房”

多数の実が房状をなすもののことを”八房”といいます。

八房とはいっても、八個に分かれているという意味ではなく「たくさん」という意味。

日本では昔から数の多いものを”8”で表します。八百屋さんも八百の品物を売ってるのではなくたくさんの商品があるという意味。

”八房”がつくのはコンパクトに育つ盆栽で使われる品種によく使われる名称。

同じ品種の中で、枝葉が小さく詰まって育つ品種を八房と呼びます(`・ω・´)


産地を表す名前

これはそのまま、その植物がどこの出身かを表してくれるもの。”蝦夷(エゾ)”とつけば北海道。”屋久島”とつけば屋久島に生えている植物。

地域差がある山野草などは、もっと細かい地域名で呼ばれるものも多い。

地域名の付いた植物で有名なのだと「ニッコウキズゲ」なんかが有名ですね(≧▽≦)


”山”

地域名でなくても、”山”とつけば園芸品種ではなく、山地に自生する品種であることがわかります。


”島”

”島”とつく植物は、沖縄や南方のものが多い。

つまり、寒さに弱い植物であることがうかがえます。同じ仲間でも”島”とついた場合は冬の寒さに注意して育てたほうがいいです。

有名なものでは「シマトネリコ」普通のトネリコは落葉樹ですが、シマトネリコは寒さに弱く北日本では防寒しないと屋外での冬越しは難しい場合があります。

そのほかの地域を表す名前

今では一般名になったものも、もとは地域名を表すものだった名前も多い。

例えばジャガイモ。これはジャカルタのいもという意味で「ジャガタライモ」から変化した名前。サツマイモは薩摩で作られていたいもという意味。

だけど注意してほしい。園芸名は時に間違ったまま定着する場合もある。

トルコギキョウやアフリカンマリーゴールド、ロシアンオリーブなど。本当の産地とは関係のない地名が付いた花も多いので、特に外国の名称がついた植物の産地はうのみにしないほうがいいかもしれない(^_^;)

動物の名前がついた植物

植物には動物の名前がついたものも多くあります。

実はその動物の種類によっても、それがどんな植物なのかを探る手掛かりになります(゚Д゚)ノ

共通して言えるのは動物名前がついた植物はあまりいい意味では使われないこと。

特に獣の類は悪い意味でつけられることが多いような気がします(^_^;)

”犬”

雑草で見かけるオオイヌノフグリは、実が”犬の陰嚢”に似ているということでついた名前だが、そうではなく「イヌ○○」のように、一般種の名前の前に”犬”をつけて呼ばれる植物。

これは「元となる植物に比べて役に立たない品種」という意味でつけられる。

犬は昔から人間御パートナーではあったが、「犬死(いぬじに)」など日本語では無駄なことを表すことに用いられることが多い。植物でもその意味で利用されるんです(゚Д゚)ノ

例えば「サンショウ」と「イヌザンショウ」

イヌザンショウは香りが弱く、香辛料として役に立たない。

「イヌビワ」と「ビワ」

果樹として食べられるビワと、食用にならないイヌビワ。まあ、イヌビワはビワの仲間じゃなくゴムの木の仲間なんだけどね(^_^;)

など、イヌがつく植物は、役に立たない、偽物という意味が持たされているんです。ちょっとかわいそうですね。

”狐”

”人をだます”というイメージのある狐。人間に危害を加える意味があるためか、キツネの名前がつく植物は「人をだますような植物」であることが多い。

キツネノカミソリやキツネノボタンは毒草。キツネアザミはアザミのようだが、実はアザミではない。人をだますような姿をしています。

このほかにも、動物の名前をもつものは多い。

動物は役立たずだけど、鳥はその姿を、「美しいもの」としてとらえて名づけられていることが多いです。

まとめ

植物名につけることで、その植物の持つ特徴を上手に表している名前。

小さいものを表す「姫」や「八房」

自然のものを表す「山」

南方の植物であることを表す「島」

役立たず・偽物を表す「犬」

これを知っているだけで、植物の特徴が推測できるようになります。

身近な植物で、その名がどんなものか調べるのも面白いですね。

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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