松の腹巻、冬の風物詩「こもまき」の真実

日本の冬は寒い(。-`ω-)

もちろん植物だって寒い。だから寒くなると「腹巻き」をする植物があります。

寒がりな植物、それは「松」です。

おなか壊したら大変ですからね(-_-;)・・・・・・もちろんウソですよ(^_^;)

この姿は「こもまき」と呼ばれる冬の病害虫予防の作業なんです。

冬の間に害虫を一網打尽!

 

もちろん、おなかを冷やすと風邪をひくから、というわけではない。

松につく害虫は冬の寒い時期、地面の中や落ち葉の下で寒さをしのぐ。

そこで、冬の寒い時期、虫たちに暖かい寝床を用意してあげるわけです。

そこにまんまと潜り込んできた虫たちを、暖かくなる前に”こも”ごと燃やして一網打尽にしてしまおう(゚Д゚)ノ

という作戦です。

こもまきは江戸時代から大名庭園で行われてきたとされる害虫駆除法。

枝折れを防ぐための「雪つり」と併せて冬の庭園の風物詩となっています。

 

「こもまき」ってホントに効果あるの?

こう聞くと、なかなか効果のありそうな作戦だけど、実は近年の研究ではあまり効果がないのでは?という、疑問符がついています(。-`ω-)

今も多くの松の木で見られる「こも巻き」だけど、2002年から2005年の研究で、こもの中で越冬している虫は、益虫55%に対し、害虫はわずか4%!むしろ逆効果であることが明らかになっています。

2008年3月23日 (日)マツの「こも巻き」効果に?、捕まるのは益虫ばかり

どこでもやっているのかと思ったら、皇居外苑や京都御苑は30年以上前にやめたらしい(^_^;)

確かに、お金払って効果がないんじゃ無駄ではある。

でも、見方を変えると、この作業は造園業者の大事な冬前の仕事でもある。

合理化も必要だが、日本の冬の風景が失われるのも少し寂しい(*_*;

 そこで思ったのだけど、逆転の発想。

 害虫はほとんどいなくて、益虫が55%もいるなら、それはもう「害虫退治」ではなく、「益虫保護」じゃないだろうか?

 今までは虫が出てくる前に焼き殺していたものを、虫が外に出るのを待って外す。

 益虫に冬の住処を与えるという考え方で続けてもらうのも方法じゃないかな(^_^;)

 ぜひとも、こも巻きをして虫を一網打尽にしたとき、益虫を保護したとき、何もしないの3種で研究してもらい、結果によっては「新たなこも巻き」として広めていったらどうだろう。

 近年は「マツカレハ」による被害が広がっている。

 日本の松原風景を守るためにも、効果的な防除の研究を進めてもらいたいものです(`・ω・´)

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