ベランダでも簡単栽培。家庭菜園で『長ネギ』を育てよう!

家庭菜園で野菜を育てたい!

でも、お庭はないし、初心者で植物なんて育てたこともない。

野菜作りって、やっぱり難しそう・・・

そんな方でも大丈夫!すごく簡単な野菜がありますよ!

初心者でも簡単、ベランダでも育つその野菜とは?

家庭菜園の定番といえば、初心者にはミニトマト!

・・・っておそらく普通の人は言うと思います。

しかし、あえて言おう。私がおすすめする初心者野菜は

長ネギ(;^ω^)

畑で作らないと難しいイメージがある長ネギですが、実はプランターでも栽培は簡単なんです。

もちろん上の写真みたいな立派なものは難しいけど、家で食べるには十分なネギが収穫できますよ(^^♪

長ネギってどんな植物?

ネギはユリ科のネギ属。

学名: Allium fistulosum。(分類法によってはヒガンバナ科に分類されることもあります)

中国西部~中央アジアが原産の多年草で、東アジアを中心に野菜として利用される。

日本では5世紀ごろから食べられている歴史の古い野菜。

逆に、海外での利用は少なく、英語では Welsh onionとよばれる。

語源はドイツ語で「外国のネギ」の意味。(ほかにもgreen onion  / leekなども使われます)

英語圏では玉ねぎのほうが一般的な野菜ですね('ω')ノ

参考リンク→:玉ねぎの失敗しない育て方。なんで大きくならないの?秋冬の家庭菜園に簡単野菜

関西は『青ネギ』関東は『白ネギ』の不思議

日本全国で栽培される長ネギですが、不思議なことに、関東と関西ではその姿が異なります

関東より東では、成長に従って土をかぶせて軟白化させた『白ネギ』(根深ネギ)が主流。

逆に関西では緑の葉の部分を使用する『青ネギ』(葉ネギ)のほうが好まれます。

色の違いは栽培環境の違い

ネギの原産地である中国にも、白い部分を食べる『白ネギ』と葉の部分を食べる『青ネギ』は存在する。

その区分けは、栽培環境の違い

関西は花崗岩質の土壌で、深く根が張りにくい。

しかし、気候は温暖なため葉を大きく茂らせることができた。

対して、関東は関東ローム層。やわらかい土壌のため深く根を張ることが可能。

土も柔らかく、寄せて白い部分を増やす栽培方法がとりやすかったということもある。

関東は冬になると強い風で背の高い葉は折れてしまう危険も多い。

こういった環境要因から、関西では『青ネギ』・関東では『白ネギ』の栽培が盛んになり、地域の料理に利用が増えていったというわけだ。

葉ネギ用品種を埋めても白い部分は対して大きくならないし、白ネギ品種の葉を育てても大しておいしくないので、どの部分を食べたいのかで品種選びを間違えないようにしよう。

ネギを育てよう!

ねぎ苗 【下仁田ネギ 1束(約25~30本)】 [ 葱苗 販売 野菜苗 家庭菜園 ]

種からでもいいけど、それはやっぱり大変だから特に初心者は『ネギの苗』を用意しましょう٩( ''ω'' )و

3月ごろの早春から30~50本束で500~600円くらいで買えます。

つまり一苗10~30円。かなりリーズナブル(^^♪

苗から育てるネギが簡単なのは、『植える→伸びる→収穫』だけでいいから。

面倒な剪定や支柱を立てるなどの作業も不要。初心者でも安心です。

通常の栽培だと、大きく溝を掘った畑にネギ苗を植えて、成長するにしたがって土を盛り上げて「軟白化」(日に当てずに白く育てる)をして栽培します。

関西で主流の葉ネギの場合は、日に当てて青く育てるだけだからもっと楽。植えたら基本はほったらかしでも大丈夫です(;´∀`)

ただ今回は、畑ではなくプランターでの栽培。

通常なら土をかけて軟白化するところを、秘密の裏技で簡単に軟白化しちゃいます。

ネギをプランターに植えてみよう

今回は関東流。白ネギのプランターでの育て方。

畑の場合は、深く耕し土を盛り上げていかなければならない。

プランターで育てる場合も、深い野菜用のプランターを用意しなくてはいけないのだろうか?

答えは『否』

わざわざ野菜用プランターなんか用意する必要ないですよ。

​こんなのいらない。ふつ~の横長プランターでOK。

​こんなので大丈夫です。

用土は野菜用培養土を用意しましょう。なければお花用でもOKだけど、水はけのいい土を用意しましょうね。ネギは過失が苦手です(;´∀`)

ネギ専用の肥料もありますが、なければ野菜用の肥料でOk。元肥としてしっかり与えます。

ネギの苗はプランター一つに10苗くらい植えられます。

そんなに太くならないし、間引いていけばいいから無理すればもっと植えても大丈夫。

50本束だったらプランター5個にもなっちゃうからね(;´・ω・)

植わったらあとは普通に日に当てて、乾いたら水をあげるだけ。

このままじゃ青ネギになっちゃうよ(゚д゚)!!

そうです。

日に当たる部分は緑のまま。これでは関東で主流の白ネギにはならない

本来なら土寄せして日を遮るべきだが、プランターではそうもいかない。ではどうするか?

​↑こうする!!

ネギが伸びて来たら、土寄せの代わりに新聞紙で覆って日を遮ります(≧▽≦)

生長して、また伸びて来たら新聞を広げて影に部分を増やしていく。

こうすることでプランターでも簡単に白ネギが作れます。

大きなプランターでなくても栽培できるから、ベランダなどどこでも栽培できる。

土に植わっているから長持ち!必要な時必要な分だけ抜いて使えるんです。

埋まっているのも足元だけだから収穫も簡単!

ネギは比較的病害虫も少ないから無農薬栽培もできます(^^♪

収穫は夏以降になるけど、別に小さいうちに使っても問題ないから年中収穫可能。

ネギは連作障害も少ないから土のリサイクルもできます。どうですか?簡単そうでしょ?

お店ではネギ苗の販売期間は短いけどネット通販だと5月末の今でも購入できます。挑戦したい方は早めにゲットしてね(^^♪

クリックで楽天の通販で買えますよ(≧▽≦)。

注意、栽培は雨の当たらない軒下で

この栽培方法、太陽の光を遮るのに新聞紙を使っているので、雨にあたると取れてしまいます(;´∀`)

基本的には雨の当たらない軒下か、ベランダにおいて栽培しましょう。

最後にクイズです

植物の葉っぱには「表と裏」がありますが、ネギは筒状の形をしていますよね?

さてここで問題。ネギの葉っぱは、どこが表で、どこが裏?(; ・`д・´)

わかるかな~~~(。´・ω・)?

答えは↓

答えは

見えている部分すべて裏!(゚д゚)!

ネギの葉は普通の葉が丸まって、筒状に癒合したつくり。

つまり「見えている外側が葉の裏側」で、筒の内側が「葉の表」ということになります(´゚д゚`)

しかし、それも正しくはなく、最新の研究では『ネギの葉は内側も全部裏』つまり表はない「単面葉」である。という研究結果が発表されています。

参考リンク→:裏しかない葉「単面葉」の形作りの仕組みを解明

ネギなど一部の植物は構造的に、は全体の作りが、葉の裏の構造だけになっているそうです。

この成長に不思議を理解できれば、もっと光合成効率のいい葉をもつ作物の育種などに利用できるのでは、と期待されています。

全く考えたこともなかったけど、どうしてそんな姿になったのか、ほんと不思議ですね。

ベランダで一鉢育てるとお料理に便利ですよ。

では、皆さん良い園楽を~~!


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