植物の栽培限界ZONEを君は知っているか?!

植物は世界中のありとあらゆる場所で生育しています(。-`ω-)

とはいっても、この地球は一年のほとんどを氷で覆われる地域から、常夏の国まで多様な環境。

植物はそれぞれその環境に適応した進化をしてきて今に至るわけですが、中でも大きい要因の一つが「温度」

室内で栽培する分には暖房などの対応も可能だが、屋外栽培の場合は限界があります(-_-;)

植物栽培時の目安として、各地域の年間最低気温の平均値を元に、華氏5Fきざみにクラスを作り、1a~13bまでの26クラスに分類したものが上の図。今回ご紹介するUSDA Plant Hardiness Zone Mapです(≧▽≦)

日本でいう「耐寒性」とは?

 日本でよく使われる耐寒性の指標は「耐寒性あり」「半耐寒性」「耐寒性なし」など。

 ところで「耐寒性あり」って何℃まで耐えれるの????

 実はこれ、決まってないんです(゚Д゚)ノ

大体の目安として、首都圏で路地で越冬できるものを「耐寒性あり」と呼ぶ。くらいのあいまいな規定。

だから、「耐寒性あり」を信じて東北の人が路地植えにしたら枯れてしまう、なんてことが頻繁に起こるんです。

近年関東以西では庭木として人気のシマトネリコやオリーブは東北より北では越冬できない場合も(-_-;)

植物のグループによっても「耐寒性」の意味合いが変わってくることもあります。

観葉植物などは5度くらいまでしか耐えられなくても「耐寒性」を名乗ったりします。なんともあいまい(-_-;)

USDA Hardiness Zone とは?

アメリカではUSDA(アメリカ合衆国農務省:United States Department of Agriculture)が定めている最初に説明したUSDA Hardiness Zoneを使用して、植物の生育限界を知ることができます。

Zoneは華氏5Fきざみにクラスを作り、1a~13bまでの26クラスに分類したもの。華氏っていうのは日本で標準の摂氏(℃)と表記が異なるのでわかりにくいけど、上の図では右に摂氏表記もあるので普通の日本人はそちらを参考にしましょう(^_^;)

でもって、日本では??ということなのですが、株式会社カンボーさんが日本の地域をHardiness Zoneに当てはめてくれている図があったのでご紹介。

摂氏温度で表記されているから安心(*'ω'*)

こう見ると同じ地域でもHardiness Zoneが違っている地域も結構あります。

平地と山地、海沿いなどではやはり温度に差ができるんですね。

「耐寒性」表記なんてあいまいなものよりもよっぽどはっきりわかりやすいのに!

日本の園芸って実はすご~~~く遅れているんです(-_-;)

植物のHardiness Zoneはどうやって調べる??

はっきり言って日本のサイトで植物説明にZoneを使っているものはほとんどありません(-_-;)

どころ見ても、耐寒性あるなしか、せいぜい最低耐寒気温が書かれているくらい。

でも、自分の地域のZoneが分かっていれば冬を越せるかどうかはもっと簡単に判断できる。

その植物のZoneを知りたいときは「植物の学名」+「Zone」で検索してみましょう。

おそらく検索で引っかかるのは海外のサイトばかりで、表記も英語だとは思いますが、植物を確認出来たらZoneの表記を探しましょう。どこかに「Zone:8a」などの表記が見つかるはずです。

これは海外で栽培される場合の説明ですが、学名は世界共通なのでその植物は日本でも同じ特徴を持つことになります。

Zoneを知ればその植物がこの地域で育つかを簡単に調べることができます。

英語表記だからってびっくりしないでください(^_^;)

今回はZoneだけわかれば問題なし。ほかの内容もgoogl翻訳などで簡単に理解することもできるので栽培の参考にしてもいいですね。

学名がわからない場合は、まず日本名で検索。wikiなどで学英を確認して検索すると簡単です。

このZoneでの分類、かなり便利なのですが日本ではあまり利用がないようです(。-`ω-)

日本は縦に長く気候も様々だからもっと普及して、栽培情報に発信に役立ってくれるといいですね。

今後はこのブログでも、植物紹介時にはできるだけ記載するようにしようと思います(*'▽')

皆様もガーデニングライフの手助けに使ってみてくださいね。

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