育ちすぎて困る?!生育旺盛!羽衣ジャスミン

ハゴロモジャスミン表紙

ジャスミンと名前がついても、本当はジャスミンじゃない”偽ジャスミン”が多い中、

このハゴロモジャスミンはジャスミンを名乗りながらも、本物のジャスミンです(≧▽≦)

香りのいいかわいらしいジャスミン。羽衣ジャスミンのご紹介です(*'▽')

羽衣ジャスミンってどんな植物?

羽衣ジャスミンはモクセイ科ソケイ属 Jasminum polyanthum の常緑つる性植物。

原産地は中国。

年末から早春にかけて、行灯仕立て(鉢に支柱を立ててぐるぐる巻きにしたもの)で販売されることの多い鉢花です。

羽衣の名前の通りやさしい薄ピンクのつぼみから真っ白い花が株全体を羽衣のように覆います。

丈夫な植物ですが、寒さには弱いので霜にあたると枯れてしまいます(;´Д`)

関東以西の氷点下にならない無霜地帯であれば地植えで越冬可能です。

オーストラリアでは帰化してはびこるほどの勢い!

観賞用として栽培されますが、オーストラリアやニュージーランドでは帰化( その土地になじんで、自生・繁殖するようになること)して大繁殖しています。

本来性質が丈夫で、どんどん広がる性質があるので一度植えつけたら大株に育ちます。

つるは最大3~6mほどに伸び、放置するとほかの植物を覆うほどに育つので、花後にバッサリ剪定しましょう。

むせ返るほどのあまい香り

ジャスミン最大の特徴といえば、あの甘い香り(●´ω`●)

小さい鉢、一鉢でもお部屋いっぱいに甘~い香りが漂います。

素敵ですよね~、一鉢ならば(^_^;) 

地植えにするとそれはそれは大きく育ちます。

それが一斉に咲いたときの香りはかなりくどい(;´Д`)

人によっては”悪臭”ととらえかねません。

地植えにする場合は周囲にも配慮して育てましょうね。

ハゴロモジャスミンはジャスミン茶になるか?

ジャスミン茶といえば、独特な香りが心地よい人気のフレーバーティですよね。

基本的には緑茶の茶葉とジャスミンの花を混ぜて香りを移したもの。

正しい工程としては何度も香りを移すように作業を繰り返す必要があるのですが、ご家庭で簡単に行うなら、緑茶の茶葉の3割ほどの量のジャスミンの花を一緒に混ぜて密封するだけで茶葉に香りが移ります。

生花を使うのでカビの心配があります。定期的にかき回して風通しをして早めに使い切りましょう。

とはいっても、ここで使われるジャスミンは普通は”茉莉花”(アラビアンジャスミン)が普通。

ハゴロモジャスミンも同じソケイ属ではあるけれど普通はお茶にしません(^_^;)

ネット情報ではお茶にしている人もいるようですが、自己責任で利用しましょう。

また、お店で買ったばかりのジャスミンの鉢は農薬が使用されている可能性が大きい。もちろん口に入れることなど想定していませんから、お茶にするにしても1年くらい自宅で栽培した無農薬の花を利用する方がいいと思いますよ。

ハゴロモジャスミンを育てよう!

寒さに気をつければ、丈夫な植物なので栽培は簡単です。

ここからは基本的な管理について紹介していきます(・ω・)ノ

ハゴロモジャスミンの置き場所

半日陰でも耐えますが、日当たりの方がよく育ちます。

冬は日当たりのいい室内で管理。春からは屋外で管理します。

この時、行灯仕立てになっていたら支柱を外し、伸びすぎた枝の剪定と植え替えも行ってしまいましょう。

光が弱いと薄ピンクの花色が白くなってしまいます(;´Д`)

ハゴロモジャスミンの土

土は選ばないので普通の花用培養土か、赤玉6:腐葉土4の一般的な配合でOK。

加湿にならないように表面が乾いてからしたまで流れるくらい水をあげましょう。

ハゴロモジャスミンの肥料

生育旺盛な植物なので、肥料があるとよく育ちます。

冬の寒肥、花後のお礼肥えを中心にお花用の肥料を与えます。

ハゴロモジャスミンの剪定

そのまま伸ばすと3m以上に育つつる植物です。

花後~6月までにバッサリと切り詰めましょう。半分以上切り詰めても大丈夫。

枝数が増えるほど花数も多く豪華に咲きます(≧▽≦)

ハゴロモジャスミンに花が咲かないときは?

ハゴロモジャスミンを育てているけど、いつまでたっても花が咲かない(;´Д`)

という話をたまに聞きます。なぜなのでしょう?

考えられる原因を紹介します。

花芽を切ってしまっている

ハゴロモジャスミンの花は前年の夏~秋にかけて作られます。

花がつくのは枝の先端

この時期の後に剪定をしてしまうと、花芽を切り夫すことになるので、花が咲かない場合があります(''ω'')ノ

寒さに十分当たっていない

ハゴロモジャスミンの花芽の形成には低温が必要です。

ハゴロモジャスミンは3℃前後の低温に30日ほど当たることにより花芽が作られるといわれています。

過保護にするあまり、早くから室内に取り込んでしまうと低温に当たることがないため、花芽が作られない場合があります。

根詰まりしている

ハゴロモジャスミンは成長のいい木です。

鉢花で販売されている時点ですでに根詰まりしている場合がほとんど(^_^;)

そのままの鉢で育てていると次第に元気がなくなり花が咲かないどころか、枯れてしまうこともあります。

花後~春のうちに一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。

まとめ

基本的に丈夫な植物なので、日当たりと寒さに注意すれば栽培は簡単です。

寒さに弱いとはいってもジャスミンの仲間ではかなり耐寒性があるほうなので、育てるのはそれほど難しくありません。

栽培された方の中には、「大きくなりすぎて花の香りで苦情が来た」という話も聞きます(^_^;)

地植えされる場合は周囲の環境にも気をつけましょう。

価格も手ごろでジャスミン初心者にはお勧めですよ(≧▽≦)

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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