ハーデンベルギア(こまちふじ)の育て方、楽しみ方。
早春のまだ寒い時期に、お花屋さんで見かけるかわいらしい藤のような花。
藤と同じマメ科のつる植物「ハーデンベルギア」
ずっとハーデンベル キ アだと思っていたら、どうやらハーデンベル ギ アが正解らしい(^^;
すごくきれいでかわいらしいのにいまいち人気がない。
そんな「ハーデンベルギア」の魅力をご紹介します(*´▽`*)
ハーデンベルギアとは何者だ?
マメ科 Fabaceae ハーデンベルギア属 Hardenbergia のつる性木本。
原産地はオーストラリアで3種が自生する。
日本で栽培されるのはほとんどがそのうちの一つ、ビオラセア種で日本でハーデンベルギアといえば、この種を指すとみて間違いない。
マメ科なのでよく見れば、確かに一つ一つの花はエンドウ豆などと同じ豆状花。
それが連なる姿はまさに小さな藤。
そんな姿から日本では「小町藤」(コマチフジ)とも呼ばれるが、お花屋さんでこの名を見たことはない(。´・ω・)?
開花期は3~5月だがお花屋さんに並ぶのは少し前の3月はじめくらいまで。
早春、というより冬の花というイメージの方が強いかもしれない。
出身がオーストラリアの割には寒さに強く海外の出展などでは-3度まで耐えるという表記もある、だけど氷点下になると株が傷むこともあるようだ。
環境・地域にもよるけど東北以北は鉢植えの方が安心です。
逆に関東以南では地植えで大木になっているお宅もある。
開花期や伸び方が似ているのでモッコウバラと絡めてもいいですね(*´▽`*)
育ててみようハーデンベルギア
オーストラリアなど南半球の植物に特徴的な「過湿を嫌う」のはハーデンベルギアも同じ。
用土は水はけのよいものがおすすめ。
通常の培養土だと水持ちが良すぎる場合もあるから、鹿沼土や川砂を少し混ぜるといい。
自家製ブレンドなら赤玉小粒5:腐葉土3:川砂2くらい。
マメ科の植物なので、基本的に根はあまりいじらないほうがいいです。
根粒菌という菌が根に住み着いていて空気中から窒素分を作ってくれるんです(@_@;)
だから、肥料もすくなめでOK。
そして、南半球植物のもう一つの特徴、リン酸肥料の過剰施肥は嫌うというものがあります。
マグアンプKに代表される花用肥料はリン酸が過剰に配合されているのでオーストラリア産の植物にはNG。
窒素同様に控えめの肥料を与えましょう。
液体ではなく微粉のハイポネックスは、カリ分が高く、窒素とリン酸は少なめなのでオーストラリア原産植物におススメです。
伸びすぎたら剪定をしよう!
ほおっておくと3mも4mも伸びるハーデンベルギア(;´・ω・)
花後に剪定してサイズを整えましょう。
刈り込んでもよく芽吹くので伸ばすつもりがなければ1/3くらい切ってしまって大丈夫。
ただし!7月には来年の花の準備に入るので7月以降は剪定しないように注意です(@_@;)
刈り込んだ枝は挿し木を行うことで増やすこともできますよ!(^^)!
挿し木用の土を使って挑戦してみよう!
結構販売期間の短い花。
見つけたときはぜひ早めにゲットしてくださいネ(^^♪
では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙