「梅(ウメ)」と「木瓜(ボケ)」の違い。見分け方。

ボケ表紙

植物にはいろいろな名前がありますが、中にはなんでこんな名前なのかと不思議に思うものも多くあります。

そんな不思議な名前シリーズの植物。今回紹介するのは「ボケ」です(≧▽≦)

なぜ?ボケ?

「ボケ」というと、今では老人の痴ほう症や、お笑いのボケを思い浮かべますよね。

なんでこんな名前になったんでしょう(^_^;)

こんなにきれいな花なのに、なぜボケ?

実はこの花の名前「ぼけ」は痴ほう症の「惚け(ボケ)」とは何の関係もないらしい(。-`ω-)

ボケは漢字では「木瓜」と書く。もとは「もけ」「ぼっくわ」と呼ばれていたものが時代によって変化し、縮まっていまの「ボケ」になったと考えられています。

たまたまとは言え、何とも不憫な名前のような気がしますね(^_^;)

花は素晴らしく美しい!早春の花「ボケ」

梅や桜に隠れてあまりメジャーではないですが、ボケは早春に美しい花を咲かせます。

花の形は梅に似ているが梅よりもコロンとした花形をしている。ボケは雄しべが短く黄色い。対して梅は花びらが盃型まで開いて雄しべの方が花びらより前に出ます。雄しべの色も白とよく見比べれば結構違うんだけど、よくイラストで描かれる梅の形はどちらかというとボケに似てるから混乱してしまうかもしれないですね(^_^;)

とはいえ、品種によっても違うし、比べないとわからないという方のためにとっておきの見分け方。

枝に”トゲ”があるのがボケです(≧▽≦)

下の写真枝の左側にトゲがあるのが見えますね。これでばっちりです。

ボケってどんな植物?

ボケは漢字で木瓜。これは字のまんま。まるでウリのような実がなる木だから。

分類としては 中国原産のバラ科ボケ属の落葉低木(学名: Chaenomeles speciosa)。低木とはいっても2m程度には育ちます。通常ボケといったら、こちらの木立のボケを挿しますが、日本にも木瓜の仲間は自生しています。

日本古来のボケは「クサボケ」といって花も実も小ぶりで枝は地を這うように広がり、こちらは高さ50㎝ほどにしかなりません。

ボケとりんごとカリン

花は春に咲いて、実は9~10月ごろに実ります。

​木瓜の実って、なんだかリンゴに似てますよね?それもそのはず、木瓜はバラ科の落葉樹。近い仲間にリンゴやカリンがあります(*’▽’)

以前はカリンはボケ属に入れられていたようですが、今は独立したカリン属となっているようです。

カリンやリンゴの仲間なのでボケの実も食べることができます

とはいってもそのままでは渋みが強いので、普通は果実酒やジャムにして利用します。

薬にもなる木瓜の実

食用、というより薬効が強いので果実酒として家庭薬として使われることが多いです。

薬効は、腸整作用、筋肉痛や筋肉痙攣、脚気、嘔吐、下痢、浮腫、胃痙攣、労回復、不眠症、低血圧症、冷え症、血行不良、慢性リウマチなど。

結構何にでも効果があるみたいですね(^_^;)

育てやすいのは盆栽

ボケといえば手ごろに買えて、育てやすい盆栽が人気。

花後に2,3芽を残して剪定。落葉後花芽のない長い枝を詰めることでコンパクトに栽培できます(*’▽’)

6月ごろの枝は切ってはダメ!

6月ごろからは枝も長く伸びだしますが、この時は枝を切ってはダメです(゚Д゚)ノ

ここで切ると、さらに若い枝が伸びだし花が咲きにくくなります。夏の間は伸びるままに伸ばし、秋に花芽が確認出来てから花芽を残して余分な枝を切り詰めるようにしましょう。

木瓜の植え替え

植え替えは1~2年に一度、10~11月ごろ古い土を落として植え替えましょう。土は赤玉+鹿沼+少し腐葉土くらい。

丈夫な木なので盆栽初心者にもおすすめ。

早春に咲く花はかわいいですよ~(*’▽’)

木瓜の花いろいろ

平安初期から日本で栽培されてきたボケですが、園芸植物としての歴史は浅く大正時代にブームが起こり昭和にかけて多くの品種が作出されてきました。

現在では盆栽として多くの品種が手に入るのでいろいろな花を集めても楽しいですね(≧▽≦)

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まとめ

梅と木瓜の花の違いはコロンとした花形と黄色の目立つ短い雄しべ。そして枝にはトゲがあるのが木瓜の特徴でした。

でも実際は木の姿を見れば明らかに違うので、見間違うことは少ないはず。木瓜はそこまで大きくはならないです(^_^;)。

ボケは簡保薬としても使われますが、植物名で木瓜と書いたらボケですが、漢方薬で木瓜と書くと「モッカ」とよんでカリンを指すようです。ボケの漢方薬名は「皺皮木瓜(しわかわもっか)」になるそうです。なんで違うんですかね?

木瓜は花盆栽としても育てやすく人気です。ぜひチャレンジしてくださいね。

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

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