足元に木くずがあったら、テッポウムシの被害!カミキリムシの退治と予防。木の治療。

カミキリムシ表紙

お庭の木の足元に木くずの山ができていることがあります。

その症状をほおっておくと、その木は弱り続けて、最後は枯れてしまうかもしれません(゚Д゚)ノ

いったい木の中では何が起こっているのでしょうか?

木の内側を食害する!害虫の正体は「テッポウムシ」

足元に木くずが落ちている場合、それはテッポウムシが幹の中を食害し、糞を外に捨てている痕跡かもしれません(゚Д゚)ノ

テッポウムシとは?

『テッポウムシ』という名前は聞いたことがなくても「カミキリムシ」なら聞いたことがあるのではないでしょうか。

とくに有名なのは写真のゴマダラカミキリ。

長い触覚とまだら模様が特徴で、捕まえると「キーキー」鳴きながら暴れます(^_^;)

カミキリムシは「髪切り虫」の意味だが「噛み切り虫」ともいわれ、その鋭い顎でかまれると出血することもあるほど強力!

捕まえる時は注意しましょう(>_<)

木くずを出しているのはこのカミキリムシの幼虫です。

春、成虫が卵を産み付ける

成虫は5~9月の間活動し、樹木の枝の中に卵を産み付けます。成虫も木の皮や葉を食害するので見つけたら捕殺するようにしましょう(゚Д゚)ノ

体が大きく派手な模様なので見つけるのは結構簡単。動きも早くないので捕まえるのは簡単。

ただし、捕まえると激しい鳴き声を立てて暴れるのでかみつかれないように注意しましょう。かたい殻に覆われているうえ、体が大きいので殺虫剤をかけたくらいでは死にません(^_^;)

確実に捕まえて退治しましょう!

1~2年間幼虫は幹の中を食べて成長する

幹の中に産み付けられた卵は、内側から木を食害しながら成長します。

幼虫は糞を幹の外に出すので、それが木くずとなって株元に積もります。

できるだけ早い時期に見つけないと幹の中を食べつくされて枯れてしまうこともあります(゚Д゚)ノ

直径1㎝ほどの大穴をあけて成虫が外に出る

幹の中で1~2年を過ごし、成虫になると幹に大きな穴をあけて外に出ます。

ここまで気づかないと幹の中は大きな空洞になってしまっているので、木が枯れてしまったり、枯れなくても強い風で折れてしまうほどもろくなってしまいます。

大きな穴の場合、すでに中に虫はいないと思われますが、支えをする・穴を防ぐなど木を保護してあげましょう。

テッポウムシの被害を見つけたらどうしたらいい?

お庭の木の足元に木くずが落ちていたら、その木にはテッポウムシが入り込んでいる可能性が高い。

木くずが落ちている場所の上のどこかにテッポウムシが糞を捨てる穴があるはずです。

穴は小さいので見つけるのは大変かもしれませんが、傷が落ちている以上、必ず穴があるはずなのでじっくり探しましょう(`・ω・´)

とはいっても、大きな木の下から上まで全部見る必要はありません。テッポウムシはたいてい地面から20~30cm程度の低い位置にあります。じっくり探しましょう。

幹の中のテッポウムシを退治する

退治の方法は大きく二つ。針金で刺すか、薬で退治するかです。

針金で刺し殺す

穴を見つけたら細めの針金などを挿入し、中の虫を刺し殺します。

ただ、うまく針金が穴の中に入るかわからないうえ、退治したかも確認できないので後述する薬剤散布と併せて行うことがおすすめです。

殺虫剤で退治する

穴の中にスミチオンなどの殺虫剤を流し込みます。穴の中に薬を入れるのは大変なので、注射器などで液を注入します。

注射器を用意するのが大変な時はテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)専用のスプレー剤もありますよ(≧▽≦)


住友化学園芸「キンチョールE」の使い方

テッポウムシ専用キンチョールEにはテッポウムシの穴に差し込める細いノズルがついています。

このノズルは先端に前方だけではなく上下にも液剤の噴出口があり、差し込んでボタンを押すだけでテッポウムシの穴の中に薬を満たすことができます!

このノズルは付け替え式。スプレーヘッドを外して、セットのロングノズルにかえることですぐに使えます。

ちなみに、通常ノズルでスプレーすれば普通の殺虫剤としても利用可能です(=゚ω゚)ノ

テッポウムシの穴の処理・木の治療

虫が入ってしまった穴は、虫さえ退治すればほっておいてもいいが、中に水が入って腐ったり、アリが住み着いてしまうと面倒です。虫を退治したらふさいでおきましょう。

小さい穴ならば癒合剤(カルスメイトトップジM)でふさいでおきます。

成虫が出た後のような大きな穴の場合は、癒合剤だけではふさぎきれない場合があります。

その場合はテッポウムシの穴塞ぎ専用の「テッポーダン」でふさいでおきましょう。


テッポウムシの被害にあわないために。予防法あれこれ

虫が入ってしまったら仕方がないが、もちろん入らないように予防できるのが一番。

テッポウムシ(カミキリムシ)の被害にあわないための予防法をご紹介します。

予防1:木を丈夫に育てるのが大切

テッポウムシの被害を予防する最大の予防法は「木を健康に育てること」

カミキリムシに卵を産み付けられても、木はそのまま食べられるのを待つわけではありません。

傷をつけられた木は樹液や”やに”を出して虫の動きを止めて被害が起こらないように対応します。しかし、木が健康でない場合はこの免疫作用がうまく働かず被害が大きくなってしまいます。

弱っている木ほど被害を受けやすいといわれています。土づくり・肥料などで木の健康管理を行うことで被害を最小限に抑えることができるんです。

予防2:木の足元を見通しよくする

カミキリムシが最も無防備になるのは卵を産み付けしているときです。

あの目立つ姿ですから、隠れる場所がない場合じっと動かずに卵を産み付けるのは大変です。

木の周りに背の高い木さが生い茂っている場合、簡単に隠れることができるのでカミキリムシは安心して卵を産み付けることができてしまいます。

木の足元をきれいにしておくことは、最も簡単な予防法です。

予防3:テッポウムシ予防樹脂フィルムでコーティングする

テッポウムシは地際から30cm程度までの間に卵を産み付けます

この部分を保護することで卵が産み付けられるのを防ぎます。


この商品は刷毛で剤を幹に塗るだけで樹脂のコーティングが完成し、カミキリムシが卵を産み付けるのを防いでくれます(≧▽≦)

この樹脂は約1年間は幹を保護します。弾力性があるので幹が太っても成長を妨げることはありません。

カミキリムシが卵を産み付けないようにネットやアルミ箔をはる方法も紹介されていますが、それよりもしっかりと長い期間保護が続きます。

テッポウムシの被害にあいやすい樹種

テッポウムシは木の柔らかい”もみじ”や”イチジク”などで被害が多い。

それ以外にもエゴノキ、クリ、ミカン、ぶどう・バラなど多くの樹木で被害が報告されています。

一度はいられた木は繰り返し狙われることが多いので特に注意しましょう。

なんでテッポウムシって呼ばれるの?

テッポウムシという名前は虫の入った薪を火にくべると、爆発音がするためや、食害の跡が銃痕のように見えるためなどといわれています。

厄介な害虫であるテッポウムシですが、世界各地で食用とし利用される大切な食料だったりもします。う~ん、いろいろなものを食べてきましたが、幼虫はちょっと食べたくないかなぁ(>_<)

まとめ

木の足元に”木くず”が落ちていたら要注意!その木の中にはカミキリムシの幼虫『テッポウムシ』がいて、今この時も木の中を食害しているかもしれません!

中に入られてしまったら退治も大変。できるだけ卵を産み付けられないよう予防に努めましょう。

これから虫の多くなる季節。しっかりお庭の植物を守ってあげましょう!

では、皆様よい園楽を~(。・ω・)ノ゙

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です