奇跡のハーブ「ボルトジンユ」とは何者か??

糖尿病予防に効果が有る。血糖値を下げる効果が期待できる!など、雑誌やテレビなどでもちょいちょい取り上げられるハーブ。

その名も「ボルトジンユ」または「ポルトジンユ」と呼ぶ場合もあるらしい。

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ボルトジンユ(3.5号)

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沖縄では雑草並みに繁殖している草らしいのだが、いかんせん耐寒性が弱い。

本州では冬は室内に取り込まなくてはいけないようだが、世の健康志向に乗っていろいろな生産者が栽培を始めているようで、一時期は品薄だったものの現在はそれなりに手に入れるのは簡単そうです。

なにせ、沖縄では雑草ばりに増える植物。その気になれば繁殖なんてかんたんなのでしょう。

「健康」「病気に効果」の言葉は現代人にとって何よりも効果的な広告となります。

*しかしちょっと問題が・・・

健康志向はいい。しかし、このボルトジンユという草。実は正体がよくわからない(´・ω・`)

もともと沖縄でお茶として飲まれていたらしいのだが、同じような草で「マンジェリコン」と呼ばれるものも存在する。

ネット検索では ボルトジンユ=マンジェリコン という表記も見受けられるが、実際には違うもの。だと思う・・・

マンジェリコンとはブラジルでは「バジル」を指す。

沖縄でボルトジンユと呼ばれているものがどちらなのかは分からない、もしくはどっちもそう呼ばれているのかもしれない。

というのも、誰も正確な答えを出せていないからだ。

 

↑こちらのお店などなんだかわからないからか、全部書き込んである(*_*)

私の感じでは

プレクトランサスの仲間がボトルジンユ、バジルの仲間がマンジェリコンなんではないかな?と思うのですが残念ながら答えは不明。

 

上のリンクのお店ではOcimum bacilicum と学名表記されているのだけど、この学名って普通の「スイートバジル」なんだよね(´・ω・`)

少なくともスイートバジルではないと思いますよ。

*結局お前は何者なんだ?

http://amitostigma.hatenablog.com/entry/2016/05/13/203246

こちらのサイトで考察されている内容では

plectranthus ornatus

plectranthus neochilus

あたりではないか?とのことでした。

プレクトランサス属ですから、同じシソ科でもちょっとグループが違う。

マンジェリコンはブラジルで「バジル」のことなのだから、きっと メボウキ(バジル)属の植物なのだろうと考えられる。

そこで、おそらくマンジェリコンと呼ばれていた植物は

ocimum gratissimum

ではないかと考えました。

https://okinawa-itadakimasu.com/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%B3%E8%8C%B6/

こちらの生産地での花は間違いなくバジル。

ocimum gratissimumはアフリカンバジルと呼ばれ(日本のアフリカンブルーバジルとは関係ないようです)健康茶としてりようがあるようです。

更にこれらがひっちゃかめっちゃかになって、流通過程で勝手にラベルを付け、バジルという言葉だけでスイートバジルの学名を付けた。そんなところじゃないでしょうか。

*そんなことはどうでもいい!結局血糖値を下げる効果があるの?無いの?

いちばん重要なのはここ。

お店の能書きなんかは、学名さえ正しくないのに信じられない。なんでも分かるインターネットでももう無理なのだろうか?

しかしさすがGoogle。ありましたよ!

アフリカンバジルの葉抽出物の血糖降下作用の論文

Effects of aqueous leaves extract of Ocimum gratissimum on blood glucose levels of streptozocininduced diabetic wistar rats

翻訳によると葉の抽出物質でラットの血糖降下作用を確認とあります。

こちらのお茶は効果の裏付けが取れました。まあ、ocimum gratissimum=マンジェリコンなのか確認できていませんが・・・

問題はプレクトランサスにも同じ効果があるのか?ということ。

(おそらく)プレクトランサスの仲間のボルトジンユのお茶を頑張って飲んでも、効果がなければ意味がない。飲んだことはないけどそうとうまずいらしいし、効果がなかったら泣くよね(*_*;

同じようにプレクトランサスの学名で論文検索・・・

すると・・・・・・・・無い!!

見つからないんですよ!エッセンシャルオイルとしての抗菌作用みたいなものは見つかるのだけど、

plectranthus ornatus

plectranthus neochilusの血糖降下作用がない!!

これはもしかすると、沖縄でなんだかごっちゃになって、効果のないまま情報だけが独り歩きしているってことでしょうか?

もちろん、すべての論文をチェックしたわけではないし、ボトルジンユ=プレクトランサスの仲間ってのも仮説だから間違っている可能性もある。

しかし、お店などでも表記のあるplectranthus ornatusの効果を説明できる証拠は見つからなかったのは事実(;´・ω・)

*プレクトランサスにも血糖降下作用のある品種はあるんです

いろいろ調べていたらプレクトランサスにも、マンジェリコンと同じ血糖降下作用のある品種を見つけました(*´▽`*)

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アロマティカス。キューバンオレガノなどとも呼ばれるこの植物。

香が良くて、触れると柑橘系のいい香りが漂います。葉はぷっくりとした多肉質でかわいらしい。

肉魚料理の風味付けや、ハーブティとしての利用も多い。

http://ameblo.jp/shomomomo/entry-11415911138.html

こちらで美味しいハーブティの入れ方を説明しています。

このアロマティカス学名はPlectranthus Amboinicusと言います。

これで検索すると、出るわ出るわ(;^ω^)血糖値降下の実証論文。

Antihyperglycemic and Antihyperlipidemic Activity of Plectranthus Amboinicus on Normal and Alloxan-Induced Diabetic Rats

プレクトランサスアンボイニクスの葉のエタノール抽出物は血糖降下および膵臓組織およびインスリン分泌効果の機能の回復を介して媒介される抗高脂血症効果を有することを実証しました。

などなど、いくらでも出てきました(;^ω^)

*結論「ボルトジンユのお茶」は飲まなくていい

わざわざ正体のわからない謎のハーブをお茶にして、おいしくもないのにありがたがって飲むよりも、

アロマティカスを育てて、よい香りを楽しみ、美味しいお茶や、料理に使うほうが確実に「糖尿病予防」になるってことですね。

注意:この記事の内容は管理人がインターネット上の情報から推測しまとめたものです。参考にした論文にはリンクを張って参照できるようにしてあります。

当方、あまり英語が得意ではないので翻訳内容に間違いがある場合もあります。論文そのものの信憑性まで確認したわけではないので内容には責任は持てません。ご利用の際は自己責任でお願いします。

いまのところボルトジンユにしてもマンジェリコンにしても、しそ科の植物で毒があるものは聞いたことがないので、美味しくないだけで健康被害は出ていないようですが、何物でも飲みすぎは体に毒です。ほどほどにしましょう。

もし、ボルトジンユ、マンジェリコンの正確な情報をお持ちの方がいたら、ぜひ詳しく教えてくださいネ。

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